今年もお世話になったアキアジタックル。もう来年まで使わない予定なのでロッドはボナンザ塗布、リールはラインを外し押し入れの奥へ。

 

 

 

 

その数日後。

 

兄「今週末釣りいくべ」

 

な「おk」

 

兄「日本海、太平洋ともちょっと波風厳しそうだしオホーツクだな」

 

な「(コマイやカレイなら釣れるか。)おk」

 

兄「なんか友達の話によるとまだアキアジ釣れる場所あるらしい」

 

な「道具片付けたのに…orz」

 

 

また押し入れから道具引っ張り出すハメにw

まぁどうせアキアジは片手間だろうから持ってくルアーは最小限にしよう。

 

 

 

 

そして土曜の早朝、現地到着。

とりあえずイソメつけて遠投。

 

 

 

 

 

生命反応全くない。

 

 

 

やらかしたか(;´Д`)

 

兄貴が友達に電話してみると、ここから100km程離れた場所で釣りしてるとの事。2人で来てて、なんと1本ずつアキアジゲットしたと。

 

 

兄「どうする?」

 

な「なんかココで続けてもダメだよなぁ。」

 

兄「行くか?いや、行くべ!」

 

な「そだな。」

 

兄「なんか警察がどうのこうのって言ってるけど今日は大丈夫らしい。」

 

な「!?なんだソレ」

 

兄「河口規制が掛かってる訳じゃないんだけど、なんか立ち入り禁止の場所らしい」

 

な「大丈夫なんかソレ?(((( ;゚д゚))))」

 

兄「大丈夫なんじゃね?」

 

 

一抹の不安を抱えながら移動し、合流したのが大体正午頃。

場所は伏せますが、防波堤に「立入禁止」の文字がありますが、30人程の人がその上からウキルアーをキャストしております。

しかもボッコボコ釣れている(゚∀゚)o彡゜

 

どうやら数年前までは普通に釣りしても問題ない場所だったらしいのですが、釣り人のマナーや漁師とのトラブル多発で立ち入り禁止になってしまった場所だそう。

こんなにいい場所なのに・・・('A`)

 

ただ、地元の方曰く、もうこの時期は漁師さんもあまりこの場所は使わないから大丈夫。警察がたまに取り締まり?に来るのですぐ逃げれるように道具は最低限だけ出すようにしたらいいよ と教えてくれました。

 

空いている場所に入れて頂き、兄貴と並んでキャスト開始。

程なく兄貴にヒット!

タモ入れして魚を外すと

「魚の処理頼むわ( ゚Д゚)」

 

と釣りを続ける兄貴。( ノД`)

血抜きして、俺ももう一度キャスト開始しようとしたら

 

兄「あ、また来たわ」

 

おいぃ( ノД`)

 

俺釣りする暇ないやんけ!( ノД`)

 

またしても血抜きして、クーラーに魚入れて・・・・

やっと釣り出来る!

 

兄「お、また釣れた♪」

 

 

 

な「バラしてしまえ!!(# ゚Д゚)」

 

ホントにバラしてましたw

 

 

 

その後、日没近くなってやっとないつにも小さなオスが1本来ました。多分全体で50本以上は釣れてたと思います。

 

日没後はそのままその場所で車中泊。

翌朝のゴールデンタイムが過ぎたら帰ろうという事になり早めの就寝。

 

いやはや、地元の方々がひっきりなしに場所取りに来ます。

釣れてるって情報が回ったんでしょう。

 

 

翌朝は日の出前の真っ暗なうちからキャスト開始。

昨日とは打って変わってあんまり釣れません。

 

陽が昇り、思いっきり遠投した所で

 

コツコツ…コツコツ…コツコツコツコツググググググ・・・!

 

 

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

 

 

あー、結構ブナった♂だな。リリースしよう。

 

 

ん?

これだけブナってて鼻先短い?アゴもしゃくれてない・・・

♀ですやん( ;∀;)

 

やったーイクラちゃんゲットぉ♪

身はトバにしよっと♪

 

 

そしてそのすぐ後。

遠投するとまたアタリがあったものの、アワセまで待ちきれずスッポ抜け。

よし、今日は遠投パターンだな!

 

 

と思った矢先、何か遠くで聞こえてきます。

 

 

 

パトカーだ!

 

蜘蛛の子を散らすように回りで釣りをしていた人たちが逃げ出します。

 

俺と兄貴、更に兄貴の友達も道具を片付け現場を離れます。

 

 

 

パトカー「この場所は車両進入禁止です。漁業者以外の車両は直ちに移動してください」

 

 

しかしちょっと離れた場所で釣りを続行している人もいます。

暫くするとパトカーが撤収。基準は何なんだ?

 

とりあえず30分程様子を見ていると、さっきの釣り場にどんどん車が戻っていきます。

 

な「どうする?」

 

兄「もう大丈夫なんじゃね?」

 

兄友「多分もう大丈夫だと思うよ。」

 

とりあえず戻ろうか。

釣り場に戻り、しばらく様子を見ますが釣れてる様子は無い。

ゴムボートが3艘、小型の漁船が1艘ウキルアーを岸に向かってキャストしています。

 

兄友「俺達昨日から結構釣ったし、移動して片付けて帰るわ。なんか釣れなさそうだし。」

 

兄「おk、俺はもう少し釣りたいなぁ。魚はどうでもいいんだけど、あの引きがタマラン。まあちょっと様子見ようか」

 

 

5分ほど眺めていますが、釣れなくなったなぁ。

兄貴はテクテク歩いて車から離れていきました。

 

直後

 

兄友「ないつさん!」

 

えっ?

 

兄友「パトカー来てる!」

 

 

やばい!

道具出してないから即移動できる・・・けど兄貴いない!

何処だ・・・いた!

 

な「兄貴!パトカー来てるって」

兄「お、分かった!」

 

サッと車に乗り込みますが時すでに遅し。

退路にパトカーを停められ、助手席から降りてきた警官が

 

 

警「ゴルァ!お前ら全員動くな!何回言えば分かるんだ!もう許さんからな!くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!」

 

 

警官、ガチギレです(((( ;゚д゚))))コエー

 

ソロソロ~っと逃げようかと思いましたが車の前で両手を広げ警官が立ちはだかります。

 

 

警「全員免許証用意しとけ!」

 

運転していた警官が一人ずつ車両№と免許証から身分をメモしていきます。

 

まー、しゃーない。

5人程聴取されて、ないつの番。

愛車の№をメモされ、免許証を確認&メモ

 

警「ないつさん でいいですか?」

な「ハィ(´・ω・`)」

警「〇〇市から?」

な「ハィ(´・ω・`)」

警「分かるでしょ?何回目さ!?」

な「初めてです(´・ω・`)」

警「初めて?」

な「ハィ(´・ω・`)」

警「ね、ココ大きく書いてあるしょ?立ち入り禁止だから!」

な「ハィ(´・ω・`)スイマセン」

警「もうダメだよ!」

な「ハィ(´・ω・`) で、質問あるんですけど」

警「はい?」

な「あっちの方で釣りしてた人いっぱいいますけど、あっちはいいんですか??」

警「あっちは車両進入禁止なんです。釣りは禁止ではないの。」

な「んじゃ外に車置いて釣りするのは?」

警「問題ないです。」

な「ココは??」

警「ココは【立入禁止】だから、車は勿論、人も入っちゃダメ」

な「わかりました、スイマセン。」

 

 

な「(  ̄- ̄)・・・トオイメ」

 

兄「帰るか( ᐛ )」

 

な「せやな」

 

 

 

 

 

まぁこの時期にアキアジ2本釣れただけで十分すぎる釣果でしょう。

めっちゃ怒られたけど( ノД`) 

オッカナカッター( ノД`)

 

 

イクラは全然粒も硬くなく、噛まなくても舌で潰れる程度でした。

また娘と嫁に殆ど食われるんだろうな・・・

 

 

 

※今回の内容で場所が何処か分かる方もいるかもしれません。

この時期でも釣れる場所というのは間違いないですが、あくまでも警察が介入するレベルの立入禁止場所です。

「自己責任」という言葉で片付けてしまうのは簡単ですが、一度こうして立入禁止になってしまうと今後解除されることは無いだろうし、今後は更に厳しい取り締まりをされる可能性があります。

どうしてもこの場所で釣りをしたいならゴムボートで出るしかないですが・・・

 

元々の話を辿ると釣り人と漁師とのトラブルが発端となっているらしいので、ないつはこの場所にはもう行きません。

凄い良い場所なのになぁ、勿体ない。