9/25は待ちに待った(というより去年既に予約入れていたw)、毎年恒例の枝幸沖でのアキアジの跳ね打ちです。

事前の船頭情報では、試しに30分程流しただけで二人で15本近く釣れたとの事。

刺し網での水揚げもすこぶる好調との事で期待に胸が膨らみ続けます。

 

そして今年は珍しく、繁忙期を越え仕事がひと段落したという事で兄貴も初参戦。

ルアーでのサケ釣りは初めてとの事なので色々レクチャーします。

 

兄「竿はサクラマスので大丈夫だべ?ルアーウエイトMAX40gだし」

な「まあイケるんじゃね?」

 

兄「ラインは?」

な「場合によってはゴリ巻きも必要なのでPE2.0号あると安心」

兄「そんな太くなきゃダメか!?」

な「デカいのが掛かって熨されそうになってもオマツリしたらヤバイからドラグで往なせないかもしれんから」

兄「ほー。」

 

兄「ルアーは?2~3個あればいいのか?」

な「例えば周りが〇〇色でボッコボコ釣れてるのに、その色が無かったら悔しい思いするかもしれんど?まあ、買いだしたらキリがないから行きつけの釣具屋で相談してみるといいかも」

 

兄「ウキはどうしたらいい?」

な「俺はメインラインPE2.0号にフロロカーボン7号を2~3メートルほどSCノットで繋いでる。ウキ止めは止めゴムを短く切ってこうやって3つぐらい反転させて通すと止まる」

兄「なるほど!」

 

兄「しかし俺、無茶苦茶乗り物酔いするから釣りにならんかもしれんw」

な「アネロンニスキャップ買っとけ。最強だ。眠くなるけどw」

 

なんてやり取りを2週間程前からしておりました。

 

そして予定の3日程前、Bさんより℡。

 

B「ないつさん」

な「'`ィ (゚д゚)/」

B「船頭から℡来て、波あるからもしかしたら船はダメかもしれないって」

な「ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!」

B「まあ、天気予報だとこれから凪いでくるからギリギリまでわからないけどってさ。」

な「了解です」

 

予定の前日

 

B「ないつさん」

な「'`ィ (゚д゚)/」

B「いやー、凪いできてはいるけど明日になってみないと分からないってさ。どっちにしても船がダメだったら丘からやるから俺は行くけどね」

な「俺たちもそうしますわ。」

B「20時頃にこっち出発して向かって仮眠してるから」

な「了解です。俺もそれぐらいに向かうかと思います」

B「ok、んじゃーねー」

 

そして迎えた当日。

普段の2割増しの速度で仕事を進め、残業することなく退勤。

「早い時間に現場に着くと興奮して眠れなくなるから仮眠してから出たい」と兄貴が言うので深夜0時半頃に出発。

 

士別剣淵まで一気に高速で向い、名寄~美深を経て枝幸入り。

道の駅に着いたのは5時前頃でした。

途中、暗闇の中に見える海には白波が見えます。

うーん、コレは微妙すぎるな・・・

 

出港が予定では7時過ぎになるとの事なので、港で仮眠したり海の様子を眺めたりしているとBさんと合流。

もし出航できるとなると船酔い必至なので兄貴は酔い止めを服用。俺も念のため服用。

 

他の乗船予定のメンバーも続々と集まってきた時にBさんへ船頭より℡。

 

結果は「×」。

 

まあ、小さい船だから仕方ない。鮭より命大事だし( ノД`)

 

さて、これからどうしようか?Bさん達は「問牧」へ行くとの事。

俺は・・・

 

兄「南側の方が風向き見ても波落ち着いてるかもな」

という事でまずは風烈布へ。

 

・・・結構飛沫が上がっています。釣れてるムードもなさげ。

 

ダメか。んじゃ音標。

 

・・・ココも同じ。河口右岸はモロに波を被ってます。

 

どうすっかなー。

音標の漁港で丁度水揚げしてたのでしばらく眺めて考えます。

 

ここから更に南下?うーん・・・

俺たちも問牧方面行ってみるか、と今度は北上。

 

・・・酔い止めの影響で眠気がw

 

とりあえず問牧に到着しますが外側の護岸は時折波がテトラを越えてます。

釣り人は皆、川の流れ出しのある方の護岸のテトラに集中しているため止別状態になってます。

 

入れなくはないけど・・・(;^ω^)

 

 

あ、そうだ。先月娘と来た港行ってみよう。

カラフトマス釣れてたのは港内だったから波も大丈夫だべ。

 

到着すると、1級ポイントと思われる場所にはやはり人がいます。

時折船揚げ場の斜路付近での跳ねもあります。

 

ここなら何とか釣りになりそう ということで釣り座をセット。

俺はウキルアーで、兄貴はフカセで始めます。

 

・・・・

 

釣れないなー。

魚は跳ねてるんだからいないって事はないんだろうけど。

 

ルアーローテしたりタナを変えたり色々試しますが無反応。

退屈な時間だけが過ぎていきます。

 

しばらくすると小型船が戻ってきて釣り座のすぐ横に係留されました。

船頭ともう一人の2名が乗ってた船ですが、5本程鮭を下ろしました。

 

いいなぁ。沖に出ればやっぱ釣れてるんだなぁ。船乗りたかったなぁ。

 

遠い目をしながら竿を振り続けていると、船頭が話しかけてきました。

 

船「ココでやっても釣れねーどぅ。アキアジ」

な「でも結構跳ねてるんで」

船「港さ入ったアキアジの跳ねるヤツは食わねえんだ。外海ならヤル気あるからルアー投げれば食ってくるけどな」

な「そうなんですか」

船「あれだ、あっちの人並んでるとこあるべ、あっちの岸際回遊すっからあっちの方が釣れるど。あれ、あの人とあの人の間さ入ればいいんだ。空いてねえって言われたらお前の港でねえって言ってやれ!w」

な「ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、」

 

兄「外海で釣ってきたんですか?」

船「んやぁ、ここの防波堤のすぐ裏だ。外海行かなくてもそこも釣れるんだど」

兄「へー。」

船「そっちから歩いて行っても行けるんだけどな。行くんなら食い物やら持って腰据えてやる感じの方がいいど。結構歩かんきゃならんからな」

兄「なるほど」

船「絶対ココよりもあっちのあの人とあの人の間の方がいいど。ホラ釣れたべ?」

な「いーなー('A`)」

船「まあ頑張れや。」

な&兄「'`ィ (゚д゚)/」

 

 

さて、どうするか。

ココにいても仕方なさそうなので、とりあえず違う場所に行ってみようかと船頭が言ったのと反対側の港の最奥まで行ってみます。

 

 

見るとすぐ足元に鮭が20匹ほど群れで泳いでいます。

大分黒い魚体ですが。

 

ルアーを流したりフカセで誘ってみたりしますが完全に無視されます(ノ∀`)

1匹ぐらい間違って捕食スイッチ入らないかな?と狙い続けますが状況変わらず。

 

ふと見ると兄貴はテクテクと遠くへ歩いていきました。

ないつは酔い止めによる眠気の為、どんどん動きたくなくなってきました。

時折Bさんから「問牧おいで!」と電話が来ますが、この状態でテトラ乗ったら海へ落ちる自信しかないw

 

ウトウトしていると電話。

またBさんかと思ったら兄貴。

 

兄「どうよー」

な「眠気MAX。状況変わらず」

兄「そっかー。ココいいぞ。釣れてる」

な「うん??」

兄「っていうか釣れた んだけどタモお前持ってるから上げれなくてバレた」

な「!?!? 場所ドコよ!?」

兄「さっき漁師が言ってたトコ。ず~っと歩いてくれば分かる。」

な「おk!向かうわ」

 

 

多分こっちかな?と竿とタモと両手に持ち、バッカンを肩から下げて右往左往。

あ、ココだ。他にも人いるんだ。

えっと兄貴は・・・居た。って竿ブチ曲げてます( ゚Д゚)

急いで駆け寄りタモ入れし無事♂ゲット。

見ると隣の人達も中々のペースで釣り上げてます。

マジか、ココいいじゃん!即準備し参戦。

はよこいアキアジ!

 

兄「お、また来たわ( ・´ー・`)」

 

マジかよ( ノД`)  

なんか物凄い勢いでラインが出されてます。

竿もバットから綺麗に弧を描いてます。

 

兄「なんだコレ?スレ掛かりかもしれんな。重すぎる」

な「かもな。」

 

何度もラインを出されながらも寄ってきたのは銀ピカのオス。

ルアーもちゃんと口に掛かってます。

 

超デカいwwwwww

 

兄「いやー、またオスかぁ。しかしでけぇなw」

な「体高もすげぇなw」

 

その後は日没が近くなり、キャップライトを持ってきていないので安全の為車へ撤収。

道具と鮭2匹を持つ兄貴は肩で息してましたw

 

その後は車内で飯&🍺 

20時には爆睡してました。

 

翌朝は3時に起きました。寝る前よりかなり車も増えてます。

既に釣りを開始している人もいます。

俺たちは何だかんだ準備して4時過ぎに釣り座へ向かいます。

昨日の反省として荷物は最小限に抑えて向かいます。

 

既に5人程釣り座に入っていましたがまだ余裕があります。

まだ暗い中、キャスト開始。

勝負は陽が昇ってからですよ!と思いつつ、はよ釣れろ!と心の中で祈り続けます。

 

完全に明るくなった頃、鮭が跳ねだしました。

ほどなく左隣の人にヒット。ええのぅ。

 

じゃあ次は俺か?(ΦωΦ)フフフ…

なんて考えながらルアーをひたすらローテーション。

昨日は蛍光ピンクが釣れてたので、今日も?→無反応

王道のオレンジドット→無反応

赤系?青系?ミックス?アワビ?→無反応

 

うーん、違うのか・・・じゃあイレギュラー系。

鮭男爵のラウンド黒金にタコベイトも黒!真っ黒組み合わせ!w

まあコレは流石に・・・ないかw

 

・・・コツ  ・・・コツコツ

 

 

 

前アタリだ!

心臓がバクバク言い出しますが深呼吸して頭の中を整理。

 

・竿先引き込まれるまで待つ

・ドラグはギッチギチなのは確認済み

・アワセは思いっきり、そして2~3回入れる!

 

よし、来い!

5秒程焦らされた所で竿先が引き込まれる。

今だ!

 

思いっきりアワセを3回入れリールを巻くと 乗った!!

コレだ!この引き!重さ!たまらん!(゚∀゚)

 

竿は年季が入っているものの、AK-13H。

熨される心配は無いのでやり取りを楽しんでいると兄貴が来てタモを構えたのでゴリ巻きしてネットイン。

 

小さめですが♂ゲットぉ(´∀`*)

・・・興奮しすぎて写真撮ってなかった(´Д`)

 

よし、次!

 

今度は鮭勝のグリピンにチェンジ。

デッドリトリーブよりも更に遅く、リールハンドルは5秒に1回転ぐらいのイメージで巻いているとまた前アタリ。

1本揚げているので心にもかなり余裕があります。

今度は自分でタモ入れして・・・お!

 

少し色がついてきていますが♀ゲット(*´艸`*)

(*´Д`)イーヨイーヨー

 

その後は更にもう1本追加!

 

でけぇ( ゚Д゚)

顔は♀っぽい・・・けど魚体デカいし銀ピカだから顔つき変わってないかもしれん・・・

多分♂だべ?

 

その後はアタリはあるものの食いが浅く(食い込まない)、正午になったところで終了。

兄貴は♂1本追加してました。

 

兄「嫁と娘に『イクラよろしく!』って言われてるんだよなぁ・・・」

な「性別不明のやつが♀だったら半分筋子あげる」

兄「すまぬ( ノД`)」

 

車を出してくれたし、高速代も持ってくれたので安いもんだ( ᐛ )

 

帰宅後、兄貴の釣果。

 

そして運命の時。

そっと逆包丁で腹を裂くと

 

♀でした(。-`ω-)

という訳で筋子は半分お裾分け。

 

ないつの釣果。

♀がデカい・・・シンクに入りきらんw

 

 

 

やっぱ筋子は美しい (人´∀`).☆.。.:*・゚

 

全部3枚に下ろし切り分け、アラは冷凍し、筋子をバラして

醤油漬け。翌朝まで待機。

 

 

♂の白子は茹でて

白子ポン酢。

 

後は

ドンピコ(心臓)の塩焼き。

疲れて眠いのに酒が止まらない(´∀`*)

 

 

翌朝。

嫁ちゃんの朝ごはん。痛風なるど(;´Д`)

 

といいつつ俺もタップリいただきました。

やっぱうめぇなぁイクラは。

 

さて、次回はどうすっかなー。

来月、跳ね打ちのリベンジに誘われてるけど、そろそろ日高でタカノハ狙いってのもアリかなぁ。