治せる病気は本当にわずかで | 昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

旧ブログ名は「卵巣がんでした~(T^T)→勝手に治った宣言v(^O^)/」
大学病院で卵巣腫瘍を切除
 →卵巣癌Ⅱc期ですと~ぉ(T^T)
 →もう一回手術~(T^T)
 →抗がん剤も~(T^T)
 →勝手に治った宣言v(^O^)/
 →めでたく終診\(^O^)/

今回は混合病棟だったので、いろいろな病気の方がそれぞれの目的で入院されていました。
切れ味のよい治療法がある方のほうが少なく、
悶々とされている方もいらっしゃって、ちょっと切なくなりました。
医療で治せる病気は本当にわずかなんだな、と実感させられました。
すぐに命にかかわるわけではなくても、それぞれがそれぞれに大変で。

でも、漏れ聞こえてくる会話で少々イラっとさせられたのは、
「大変だけど、がんみたいに命を取られるわけじゃないから、マシだと思わなきゃね」
と、何かとみなさん自分の病状をテレビで見るようながん患者と比較すること。
自分よりかわいそうに見える人と比べて、もっと大変な人もいるんだから頑張ろう、
っていうのは私はあんまり好きじゃなくて。

あのー、ここにいる一番元気そうな人、がん経験者ですけどー

って、言ってやりたくなるくらいそのキーワードの出現頻度高し(笑)
面倒だからわざわざそんなことは言わないけれど、その繰り返しの中で
がんという病気だけがあまりにも特別扱いされすぎているのだなあ、と改めて感じました。
いつもの大学病院でも、がん患者のためのがんサロンだけ設置されていて、
一応「医療相談室」という小さな看板も下がっているけれど、
他の病気の人はさぞ入りにくいだろうな、と思ったり。

5人部屋の真ん中で最初は狭いかな、と思ったけど快適でした。
公済病院の病棟は新しくはないけれど、清潔感があってよいです。
photo:05



以下、備忘録代わりの入院記録。

3月20日 10:00 入院
祝日なので裏口から直接病棟へ上がる。
ナースステーションでIDバンドをつけてから部屋へ。
担当看護師さんから3日間のスケジュールの説明を受ける。
入院診療計画書として渡されたA3の日程表がコンパクトに過不足なくまとまっていて秀逸。

売店に水のペットボトルを買いに行っている間に、熊谷先生来室。
部屋に戻ってきたところにすぐ声をかけられて、びっくり。
外来で数ヶ月前にお会いしただけなのに、顔と名前が一致している!
大学病院の婦人科じゃありえないので、それだけで感動してしまう(笑)
祝日でも手抜きなく、診察と手術説明。
些細な疑問や小さな不安にも丁寧に向き合ってくださる。
看護師さんにごぼしたばかりの「点滴の針入るか心配」が
既にしっかり伝わっていて、さらにびっくり。
何よりも、お話ししていて視線がきちんと交わることがありがたい。

12:00 荷ときをして着替えたら、あっというまにお昼ゴハン。
歩ける方は手を洗ってから食事を取りに来てください、と放送が入る。
エレベーターホールへ向かったら、ハイ、と名札の乗ったトレーを渡される。
さっき会ったばかりの看護師さん、もう名前を覚えている!!!
すんごい豪華版~、と思ったら、お彼岸バージョンでした。
おくずかけに白玉あんこつき^^
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13:30 シャワー
30分単位で時間を割り振ってくれる。
平日ならば大きめのバスタブにも入れるそうだが、この日はシャワーのみ。
洗面器はないので、必要なら持参。ドライヤーは貸出あり。

以降することもなく、院内を散歩したり、だらだら過ごす。
看護師さんはかなり頻繁に病室にやってきて、話しをしていく感じ。
夜9時以降絶食になるからね、とか、水は何時までね、とか
明日の点滴は何時ごろからね、とか、スケジュールを念押しされる。

18:00 夕食 美味しく完食
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20:30 こっそり夜食^^

21:00 消灯&絶食開始
こんなに早く寝られるワケないから、寝なくていいから、と夜勤の看護師さん。
10時くらいまでは電気つけてていいけど、それより遅くなったらホールでね、と。


3月21日 6:00
同部屋の方の夜間のトイレがかなり多く、その度に目が覚めてしまって寝不足の朝。
今日の手術は接近戦なのに、顔が腫れぼったいわ―、などと思ってしまう。
まだ何も始まっていないけれど、一応朝の検温には参加。

7:30 他の方は朝食
夜食のイチゴヨーグルトがもたれてちょっと気持ちが悪いかな、と思う。
手術のときは化粧禁止だけど、眉毛だけ描いておくことにする。

8:30 担当看護師チームカンファレンス
おはようございまーす、と、その日の担当看護師さんがチームで部屋を訪問。
ひとりひとりの体調を聴きとりつつ、一日のスケジュール確認をしていく。
丁寧で、かつシンプル、わかりやすく、感心してしまう。
患者側の希望に沿った変更も柔軟に行っているもよう。

ここでまたスケジュールを一緒にきっちり確認。
水を飲むのは10時まで。
手術室に入室予定時刻は14時半。
その2時間前の12時半から抗生剤の点滴開始。
点滴が始まる前までに手術着に着替えておく。
手術室からは病棟のベッドで帰ってくるので、ベッドの上の荷物を整理しておく。
手術後最初の食事は、時間の都合で延食という簡易の食事になってしまうので、
足りないと思うから、売店でプリンかゼリーを買っておいたらいいよ、とも。

寝不足の影響でうとうとしていたら、10時。
あわてて水をがぶ飲み(笑)
それをちょうどやってきた看護師さんに見られ、
だめっていわれると、いつもはそんなに飲まないのに飲んじゃうのよね、と笑われる。

(長くなったので、つづく)