芋煮→漢方外来 | 昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

旧ブログ名は「卵巣がんでした~(T^T)→勝手に治った宣言v(^O^)/」
大学病院で卵巣腫瘍を切除
 →卵巣癌Ⅱc期ですと~ぉ(T^T)
 →もう一回手術~(T^T)
 →抗がん剤も~(T^T)
 →勝手に治った宣言v(^O^)/
 →めでたく終診\(^O^)/

今日は秋が深まる広瀬川河畔で芋煮をしてきました。
街の中心部から送迎バスで10分ほどのところ。
$卵巣がんでした~(T^T)→勝手に治った宣言v(^O^)/
今日の仙台の最高気温は一ケタで、寒くて鍋の傍から離れられませんでしたが^^


夕方、漢方外来に寄りました。
寒くなりましたね~、と言いながら、診察室に入ったら、
TDr.が「もう、東北の冬はキツくてねー、僕が!」と。
ひとしきり先生の愚痴をきくところからスタートしました(笑)

先月から処方された清心蓮子飲はなかなか良い感じです。
ホットフラッシュを抑え込むことはできないけれど、
体温の波がだいぶ小さくなっていて、
大汗をかく頻度はかなり少なくなりました。
もう少し続けてみたい、と伝えて、今回は処方変更なし。

その後、女性ホルモン補充療法の話になりました。
2009年版のホルモン補充療法のガイドラインでは、
卵巣癌後のホルモン補充については原則的には勧めないという立場らしいのだけれど、
乳がんとは違って、禁忌にするほどのエビデンスはないのだそうです。

ある程度のデータが揃っている乳がんの場合でも、
もともと持っていた癌細胞が増えるのを早くすることはあっても、
ゼロの状態から癌細胞を作り出す、という働きをするわけではない、と考えられているみたい。

ホルモン補充療法は一時ものすごく流行って、
その後、癌のリスクが高まる、と言われるようになって、一気に下火になったのだそう。
ホルモン補充に積極的な先生たちは、女性の更年期障害をなんとか軽くしたくて頑張っていて、
乳腺や女性器の癌が専門の先生たちは、発がんリスクを下げたくて頑張っていて、
どちらも患者に良かれと思って一生懸命なのに、どうして対立しちゃうんだろうなー、
と思ったりしながら、お話しをきいていました。

「リスク」という言葉は難しいですね。
対義語をネットで調べていたら、いろいろな言葉が充てられていました。
どれが正解なのかわからないくらい、様々な意味で使われているということかも。
「リスクとは将来どうなるか分からない状態のこと」と書かれているサイトがありました。
リスクを取り除けば、損失の可能性をなくすことができるが、
その一方で得する可能性も失うことになる、ということみたい。

どんな治療にも「その結果どうなるかわからない」という「リスク」は必ずあるわけで、
それを自分なりに理解した上で、何を選ぶのか、ということなんだろうな、と思いました。