鮮血出血(Day11) | 昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

旧ブログ名は「卵巣がんでした~(T^T)→勝手に治った宣言v(^O^)/」
大学病院で卵巣腫瘍を切除
 →卵巣癌Ⅱc期ですと~ぉ(T^T)
 →もう一回手術~(T^T)
 →抗がん剤も~(T^T)
 →勝手に治った宣言v(^O^)/
 →めでたく終診\(^O^)/

6:00 点灯 術後8日目。手術だけで終わりなら、今日退院の予定だったはず。
頭痛がひどく、そのままベッドの中にいる。

7:10 そろそろ起きないと・・・と身体を起こしたら、生温かいものがショーツを濡らした。
え?と慌てて立ち上がると、つつー、と鮮血が内腿を伝って流れおちる。
替えのショーツとナプキンを掴んでトイレへ駆け込む。
一瞬考えて、ナースコールを押した。

Ns.Oさんが来てくれる。
忙しい時間にゴメン~、出血してしまって・・・と出血量を確認してもらう。

7:50 朝食
パン食。前回の入院のときのパン食と同じ献立。
気もそぞろに片づける。

9:30 回診
ODr.単独。出血があったことを伝える。
一緒に来ていたNs.Aさんが記録を見ながら、鮮血中等量だそうです、と付け加える。
昨日の診察の刺激で出血しているのかも、とのこと。
量が増えてきたり、腹痛が強くなれば、言ってください、と言われる。

今日退院だったら、どんなに不安だっただろう、と思う。
だるくて、横になって過ごす。

11:30 シャワー
日曜日はシャワーできないから、と重い身体を引きずってシャワー室へ。

行く途中、廊下でY教授の姿を見かける。病棟でお会いするのは初めて。
こんにちは、と小さな声であいさつしたら、会釈を返された。
その後、東南の角にある特別室へすっと入っていくのを見ながら、
お金持ちの人のところには診察に行くんだ・・・と思ってしまう。
後で同じ部屋の人に教えてもらったのだけれど、
そのバストイレ付の特別室にはある大企業の重役さんの家族が入院しているのだそうだ。

12:00 昼食

13:00 隣のベッドの方のTVを見て、オリンピックの開会式が始まっているのを知る。
自分のTVもつけてみたけれど、すぐにうとうとしてしまう。
今日の病棟はなんだかとても静かだ。みんなオリンピック見てるのかな。

16:00 はっ、と気がつくと、夕方。
朝からずっと頭痛が続いている。

17:00 Ns.Saさんやってくる。
昨日、仕事全部やりきって帰ったのね~、と言ったら、「もう、くたくたでしたー」と笑う。
頭痛のことが申し送りされていたらしく、
頭、良くなった?と訊くので、いや~、全然。。。と言うと、
アタマ、良くなりたいねぇ、とまた笑いあう。

18:00 夕食
ほんの少ししか食べられない・・・

19:00 思いついて高校時代の友人へメールを送る。
大手製薬会社の研究所で働く才女。
何か力になれることがあれば言ってね、と言われていたのを思い出して、頼ることにする。
タキソールとタキソテールの選択で迷っているが、彼女ならどう考えるか、と質問。

すぐに返信がある。ありがたい。
タキサン類の細かい違いについては即答できないので、調べるからちょっと待ってて、とある。

1時間ほどで2通目のメールが届く。
違いは抗癌スペクトラム、副作用、薬価の3点、とのこと。
卵巣癌に関しては抗癌スペクトラムはあまり問題にならないが、
癌のタイプによってはタキソテールのみ有効というものがあるそう。
副作用については、
・末梢神経障害がタキソテールのほうが起こりにくい
・タキソールはヒマシ油によるアナフィラキシーの可能性がある
・タキソテールは浮腫と心不全のリスクが少し高い
・白血球減少や胃腸障害に関してはそれほど差がない
トータルで考えると副作用はタキソテールのほうがややマシ、
と考えられているようだ、と結論付けてある。
薬価は1回あたりの標準的な投与量で計算してくれて、
タキソールは約16万円、タキソテールは約8万円と書かれていた。
保険適用されるとはいえ、複数回投与するんだろうから、かなりの差になると思うよ、
詳細は、添付文書をダンナあてにメールで送っておくので、印刷してもらってね、
と結ばれていた。

薬価は盲点だったなぁ・・・と思う。
効果がほぼ一緒で、倍も値段が違うとは思ってもみなかった。
脚がむくんでいなければ、タキソテールを選びたい。

20:40 Ns.Saさんやってくる
お腹を下してしまっていることを伝える。
なかなかコントロールできなくて~、と相談すると、酸化マグネシウムやめたら、と言われた。

21:00 消灯

(この続きは「化学療法(抗がん剤)」のテーマに分類しています)