液が点滴バッグの中へ上がっていく(Day6) | 昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

旧ブログ名は「卵巣がんでした~(T^T)→勝手に治った宣言v(^O^)/」
大学病院で卵巣腫瘍を切除
 →卵巣癌Ⅱc期ですと~ぉ(T^T)
 →もう一回手術~(T^T)
 →抗がん剤も~(T^T)
 →勝手に治った宣言v(^O^)/
 →めでたく終診\(^O^)/

6:00 点灯 術後3日目の朝。
熱が37度台まで下がっている。昨日までとは全然違う身体の軽さ。
顔を洗うのは無理かも、とクレンジングシートで洗顔。

7:30 NDr.&SbDr.の回診
いつもより早い訪問。リンパマッサージのことなど訊いてみる。

7:40 朝食
五分がゆ3食め。無理して全部食べたら、お腹が痛くなってきた。

8:50 朝回診
ホットフラッシュがきていることを伝えて、漢方処方(ツムラ24加味逍遥散)してもらう。
ドレーンからの廃液が動くと結構出るので、今日のところはそのままになる。ザンネン。。。
硬膜外麻酔のバルーンはすっかりしぼんでしまったので、薬液を足すことに。
・・・今日はシャワー行けると思ったんだけど、これじゃダメだわ。

ちょっとしてから、YoDr.にぷっちょあげるのを忘れた!と気づく。。。

9:30 NDr.がフェンタニルをシリンジに詰めてやってくる。
50mlを2本分バルーンに注入。復活\(^o^)/
どのくらいもつんですか、と訊いたら、目盛り4なら24時間くらい、とのこと。
「24かける4、で96・・・」とかブツブツ言っていたのから推測するに、
「目盛り4」というのは、1時間当たり4ml、ということかも、と勝手に思う。

10:00 検温
36.8℃初めて平熱になる。
Ns.Muさんにシャンプーしてもよいか訊いてみたら、
左腕のラインを一時外して濡れないようにカバーすればOKとのこと。
この後すぐでもよければ、手伝ってくれるというので、喜んでお願いする。
タオルとシャンプーを準備して待つ。

10:30 シャンプー
左手にポリの手袋をして、シャンプー台へ。
できるところまで自分でして、足りないところはMuさんが手を出してくれる。
まだよくわからない抗がん剤治療のことを訊きながら、シャンプー。
TC療法の場合は初回だけ2泊3日の入院をして、大丈夫そうなら、
2回目以降は4階の外来化学療法センターで日帰り投与になるとのこと。
髪の毛のことやカツラのことも教えてもらう。
最後の治療から2ヶ月くらいで生え始めて、半年くらいでベリーショートくらいにはなるそう。
カットに行けるまでになるのは・・・思っていたより先になるみたい。

11:00 部屋へ戻る
ドライヤーで髪を手早く乾かして、また横になる。
ちょっとのことなのに、疲れる~。

12:00 昼食
全粥1食め。食べられそうなら点滴終了、と言われて、ガンバル。

13:00 TVをつけてみるが、見ていられなくてすぐに消す。
ならば、と本を開くが、こちらもダメ。全然頭に入らない。

14:00 病棟内散歩
点滴台を押して出発。
ナースステーションの端っこに、外来のNaDr.の姿を発見。
病棟にいるなんて、珍しい。Na先生、とそっと声をかける。
手術終わりました、いろいろお世話になりました、と報告。
ほんと、電話口で泣いちゃったりしてスミマセンデシタ。。。

「おぉ、終わった?」と急に声をかけられてびっくりのNaDr.
手術日からの日数を指折り数えて、まだ3日目?元気じゃない?と笑う。
「そのくらいだとまだこんな感じの人が多いのに・・・」と
お腹を抱えて痛そうに歩く患者さんのマネをする。
「まだ痛いけど・・・大丈夫ですー」
「でもドレーンが抜けなくて~」と言うと、
廃液の量を見て「まだ入れておいたほうがいい」と言われた。
また外来でよろしくお願いします~、と頭を下げて、散歩再開。

東側のデイルームへさしかかると、
患者会カトレアの森の人かな、と思われる人の姿が目に入る。
ちょっと迷って・・・「抗がん剤治療のこと教えてもらいたいのですが」と声をかけてみた。
最初に声をかけた人はボランティア?だったみたいで、
「体験者に代わります」と奥で何か作業をしていた人に代わる。

出てきてくれた人は、子宮頚がんの患者さんで5年前に治療を終えたそう。
手術後回復が良ければ来週から抗がん剤治療に入る、という話をして、
「どんな感じになるのか教えていただけますか」とお願いする。

あんまりお話が上手な方ではなくて、
同じ内容が行ったり来たりしながら、何度も繰り返されるのだけれど・・・
一言でまとめてしまうと、
「副作用があったら、すぐ医師や看護師に伝えれば、なんとかしてくれる」ということ。
5年前ということもあって、その方は何ヶ月も入院し続けていたよう。
今はそれが外来でできるようになっているというのはすごいことかも。
でも・・・自宅にいたら、すぐ医師や看護師に言う、というのはできないよね。。。
どうすればいいんだろう、とちょっと不安になる。
食事の工夫なんかも教えてもらいたかったんだけど、
ずっと病院食だったので・・・ということで、なかなか知りたいことには辿りつけない。

途中から、患者会で企画しているシンポジウムの話になった。
いろいろ頑張っているのだなぁ、と思う反面、
案内されても、今治療中の人は絶対行けないよー、と思ったりした。

この間、シーツ交換。ちょうど良かったかも。

15:00 Ns.Muさんやってくる。
ガーゼ交換。ずっと動き回っていたので、右ドレーン部分がぐっしょり濡れている。
新しいガーゼに換えてもらったら、急に寒くなって布団をかぶる。

16:00 夕回診
NDr.&SbDr.。他の先生たちは手術中かしらん。

17:30 Ns.Saさんに交代
点滴終わりかと思ったら、まだソルデム3A1本と抗生剤1本あるとのこと。
Muさんが1時間ほど前にクランプを止めていったまま、忘れられていたらしい。
抜いてもらえると思ったのに。。。

18:00 夕食
全粥2食め。
食べている最中にふと点滴を見ると、液だめの部分が満杯になって、
薬液がバッグへ逆流している~!
びっくりして、ナースコールしたら、Ns.Ssさんが来て、元に戻してくれる。
「あんまり動かないようにしてください!」と言われてしまう。
・・・動いても、動かなくても、怒られる運命・・・

トイレに立ったら、また逆流。。。
そこへSaさんが来てくれたので、「点滴がどんどんバッグへ戻っていく~」と言うと、
血管、へたってきたのかもねぇ、とSaさん。
そう言われて二人で左手首を見ると、針の下流が赤くなってきている。
「刺しなおし、いやだなぁ。。。」という私。

「あっためる」とSaさんが無表情に言うので、
どこを?と訊くと、「・・・いや、次刺すとこ・・・」
やっぱり、刺しなおし?、という私の問いかけには答えずに行ってしまう。
ナースステーションのほうから、「チン」と電子レンジの音。

ゆたぽんを手にSaさんが再登場。
刺しなおしを覚悟していたのに、左ひじ下にゆたぽんをのせる。
・・・と点滴が入り始めた。
「・・・いんじゃない?」とSaさん。
「さっすが~♪」と喜ぶ私。

以降、点滴を入れきることに全力を尽くす。
先に抗生剤のほうが終わったので、自分でクランプを閉じる。
そのままにしておくと、ソルデムがあがってきちゃうので。

21:00 消灯直前に点滴終了。抜針。

22:00 下腹部が痛くてロキソニン飲む
TVをつけたらローマの休日をやっていて、
結局最後の記者会見のシーンまで見てしまう。

23:00 ラウンドで回ってきたNs.Saさんと話す。
「・・・あのさ・・・点滴、明日もあったわ・・・
でも・・・もうあそこはもたなかったと思うよ・・・」とコソコソ声で言われる。
眠れないなら、とレキソタンを1錠手にのせられた。