wrote in 2008-10-11 08:00:00 corrected today
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「ちょっとぉ、荷物片付けなくちゃ駄目でしょ。」

ボクは、乳首の先を尖らせながらも、彼の体を押しやろうとしたが、イサオは、さっきの真面目くさった顔は引っ込めて、欲望で瞳を輝かせながら、ひときわ強くボクを抱きしめた。

「ベッド。」
「何?」
「ベッドでするの、初めてだよな。してぇ。」

子供のような物言いをするイサオに、ボクはちょっと苦笑混じりに、バカと言った。

ボクは、いつも、こんな具合だ。
自分で何もかも決めているようで、実際は周りのすることを、ほとんど無条件に受け入れているだけなのだ。
いや、セックスに関してだけかも知れないが。
貪欲なのか、無欲なのか、曖昧だ。
自分からは仕掛けないが、何でも受け入れてしまう。
ただの、器なのか。
ま、いいや。

イサオに、首筋を舐められて、ボクは興奮のあまり、全身を粟立たせていた。
最近、悪いことは何もしていないので、正常な感度で感じられる。
ふたりは、ベッドに倒れ込んだ。
安物のベッドだが、スプリングが弾んだ。
セミダブルのそれは、二人寝にはちょっと狭いかもしれないな、と頭の片隅で考えるくらいには、まだその時は余裕があった。

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