wrote in 2008-09-05 08:00:00 corrected today
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抜かずの三発に近い事をやられて、ヘロヘロになりながらも、ボクは早朝アパートへと急いでいた。
自転車を止め、大あわてでしかしあまり足音を立てないように注意しながら、階段を上った。
いつも部屋にいる時は鍵が掛かっていないので、そっとドアを開けて中へと入った。
泥棒のように抜き足差し足で、布団にたどり着くと、ボクは服を脱ぎ散らかして、素早く彼の隣にすべり込んだ。
真冬のことで、ボクの体が余程冷たかったんだろう、彼が目覚めてしまった。
「冷めてぇ。何だよ、足冷たいんだよ。今、何時?」
「わかんない。」
「今帰ったのか?」
「ううん、だいぶ前だよ。」
嘘つき・・・
「何、また麻雀?」
「うん。」
「もう、朝じゃねえかよ。いい加減にしとけよ。」
彼が、体をまさぐってきたが、ボクは今日はやっちゃうとしてきたことがばれると確信していた。
「だめ、疲れてるから。お休み。」
「なんだよ・・・」
くるりと背を向けて、ボクは、ボクは何故此処にいるのだろうと、ちょっとだけ考えたけど、すぐに眠りに落ちていった。
彼と暮らしながらも、ボクは好き放題やっていて、時々何故一緒にいるのだろうと考えなくもなかったが、本当に勝手だけれど嫌いになった訳じゃなく、そして他に行く宛もなく、半ば惰性で一緒に居た。
昼過ぎに、遊び仲間のユキと、買い物に出かけた。
ユキはその頃、相当な鎮痛剤ジャンキーで、その時もろれつが回らず目が据わり、歩き方も夢見るようだった。
ボクは、傘が欲しくて探していたのだが、似たようなデザインなのに、気に入った方が高くてどうしようかと悩んでいたら、値札を変えちゃえばぁ・・・とユキが気の抜けたような声で、そう言った。
ボクは、迷わず値札を取り替えて、金を払った。
すぐ傍で彼女は安物のアクセサリーを手にとっては、ポケットに入れている。
万引きだ。
あまりにあからさまで、どう見てもヤバイ。
ボクは、周囲に目を走らせた。
客に紛れて、万引きGメンのおばさんが居る。
「ユキ、止めな。見られてるよ。」
まだ手に持っている指輪は取り上げて戻し外に出たが、店から一歩出た途端にユキが腕を掴まれた。
ボクは、ラリってフラフラのユキを放って逃げられなかった。
人混みの中で捕らえられて、店の奥へと連行された。
ボクは買った傘以外何も持たずに外へ出たが、傘の値札を取り替えていたし、警備員の隙を突いてユキの盗った指輪を傘の中に隠したのがばれてしまった。
ユキはこの店の、警備員室の常連のようだった。
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抜かずの三発に近い事をやられて、ヘロヘロになりながらも、ボクは早朝アパートへと急いでいた。
自転車を止め、大あわてでしかしあまり足音を立てないように注意しながら、階段を上った。
いつも部屋にいる時は鍵が掛かっていないので、そっとドアを開けて中へと入った。
泥棒のように抜き足差し足で、布団にたどり着くと、ボクは服を脱ぎ散らかして、素早く彼の隣にすべり込んだ。
真冬のことで、ボクの体が余程冷たかったんだろう、彼が目覚めてしまった。
「冷めてぇ。何だよ、足冷たいんだよ。今、何時?」
「わかんない。」
「今帰ったのか?」
「ううん、だいぶ前だよ。」
嘘つき・・・
「何、また麻雀?」
「うん。」
「もう、朝じゃねえかよ。いい加減にしとけよ。」
彼が、体をまさぐってきたが、ボクは今日はやっちゃうとしてきたことがばれると確信していた。
「だめ、疲れてるから。お休み。」
「なんだよ・・・」
くるりと背を向けて、ボクは、ボクは何故此処にいるのだろうと、ちょっとだけ考えたけど、すぐに眠りに落ちていった。
彼と暮らしながらも、ボクは好き放題やっていて、時々何故一緒にいるのだろうと考えなくもなかったが、本当に勝手だけれど嫌いになった訳じゃなく、そして他に行く宛もなく、半ば惰性で一緒に居た。
昼過ぎに、遊び仲間のユキと、買い物に出かけた。
ユキはその頃、相当な鎮痛剤ジャンキーで、その時もろれつが回らず目が据わり、歩き方も夢見るようだった。
ボクは、傘が欲しくて探していたのだが、似たようなデザインなのに、気に入った方が高くてどうしようかと悩んでいたら、値札を変えちゃえばぁ・・・とユキが気の抜けたような声で、そう言った。
ボクは、迷わず値札を取り替えて、金を払った。
すぐ傍で彼女は安物のアクセサリーを手にとっては、ポケットに入れている。
万引きだ。
あまりにあからさまで、どう見てもヤバイ。
ボクは、周囲に目を走らせた。
客に紛れて、万引きGメンのおばさんが居る。
「ユキ、止めな。見られてるよ。」
まだ手に持っている指輪は取り上げて戻し外に出たが、店から一歩出た途端にユキが腕を掴まれた。
ボクは、ラリってフラフラのユキを放って逃げられなかった。
人混みの中で捕らえられて、店の奥へと連行された。
ボクは買った傘以外何も持たずに外へ出たが、傘の値札を取り替えていたし、警備員の隙を突いてユキの盗った指輪を傘の中に隠したのがばれてしまった。
ユキはこの店の、警備員室の常連のようだった。
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