20日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比81円68銭(0.45%)高の1万8245円29銭で午前の取引を終了し、年初来高値を更新した。

 今日の東京市場は、材料難から朝高後は前日終値近辺でもみ合っていたが、前場中ごろ円安基調や株価の先高観を背景に、先物主導で買い戻しが入りじわじわと上昇に転じ、年初来高値(1万8215円35銭)を上回って午前を終えた。東証株価指数(TOPIX)も反発。

 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆3184億円、売買高が10億2895万株だった。値上がり銘柄数は990、値下がりが551、変わらずが181。

 個別銘柄では、米ボーイングとの航空機での提携を好感し三菱重が年初来高値を更新。他には新日鉄などの鉄鋼株やトヨタなどの自動車株が総じて買われた。ゴム市況の低下を受け、BSが4日連続の上昇。一方、ソニー、松下、日立などは売られた。

 日経平均先物9月物も反発し、前日比100円高の1万8280円と前場の高値で取引を終えた。朝方は小幅ながら上げて始まったが、その後は高値警戒感から小動きとなった。しかし、円安基調や先高観から買い戻しが入り始め、じわじわと上げ幅を広げ年初来高値(1万8310円)を射程に入れた。

 シンガポール取引所(SGX)の日経平均先物9月物は前日清算値と比べ85円高の1万8270円で取引を終えた。TOPIX先物9月物は反発し、前日比8.5ポイント高の1791.5で取引を終えた。日経300先物9月物は小幅続伸。日経平均オプション7月物は日経平均の上昇を受けプットが売られた。

 一方、東京外国為替市場で円はもみ合いを続け、現在1ドル=123円35銭前後で推移している。朝方は前日の海外市場の流れを受け、円買い・ドル売りが優勢で始まったが、その後は材料難から方向感が乏しい展開になっている。

 円は対ユーロでも反発して始まった後、小幅なレンジでのもみ合いとなっており、現在1ユーロ=165円65銭前後を推移している。前日に発表され6月の独景気指数が市場予想に反して低下した事を受け、円が対ユーロで買い戻された流れを引き継いだが、その後は内外金利差に基づく円売り・ユーロ買いに押され、円は上値の重い展開になっている。