長文失礼します。

今年家族が増える(夫婦+子供3人となる)。

 

さて、チャイルドシートも三つ要る。

どうすっか?

 

直前まで乗っていたのは
(メイン使用)HONDAステップワゴンスパーダ(2000ccハイブリッド)※車検目前

 

チャイルドシート決定までの経緯
三つ目のチャイルドシートをどこに置くか?で家族会議。


先ず考えたのが、ステップワゴンの三列目に2人乗せ二列目運転席後ろに新入り赤ちゃん(我が家のステップワゴンは2列目が独立2席のみ)

 

これならスペースの問題は全くない。しかし、私K兄イが追突被害の経験があり追突事故に過敏。

 

ステップワゴンは三列目すぐ後ろがリアウインドウになりクリアランスがない。

 

それと、追突安全性に関する情報がほとんど無い。

 

日本のチャイルドシートアセスメントでは納得できるテストを実施していない。

 

などの理由で「ステップワゴンなど、ほとんどのクルマで三列目は常時、

乗員を乗せる想定でない座席」として考える事に。

 

また、二列目に三座となると、そもそも、この車幅(1,695)では

ベンチシートでもムリ。

 

「それなら、ひとり助手席に乗せて、私(妻)が三列目は?」

 

「うーん、更に危険だな」

「そもそも、危険だと言っている三列目に大切なママを常時は乗せられないし、

子供を助手席自体NG。

VOLVO XC-90にしなきゃ無理だな。」(ボソッ)

※XC-90は身長175センチまでならどの席(三列目)でも安全性に差はない。という事を知っていた。


と言う事で、VOLVOディーラーへ。

 

「あれだ、アレアレ、XC--90」(全長4,950全幅1,960)
展示車の前で一瞬固まり(妻)「でかっ、トラックか?ムリムリ、

絶対ムリ、運転できる気がしない」で一蹴。

 

(まぁ、想定内の反応だったので特に驚く事も無く、あらかじめ候補として準備していたVWシャランなど候補車の試乗をさせていただくためにディーラーまわりをする事に。)

 

  • VWシャラン(全長4,855全幅1,910)大きすぎるのと、廃盤になるらしく新型が出る見込み無し。その時点で除外。
  • VWトゥーラン(全長4,540全幅1,830)試乗して「運転しやすい」「デザインも好み」と妻の高評価をいただいたのですが、ただ、こちらも展示車一台のみで輸入見込み無し※2020年12月時点
  • MAZDA CX-8(全長4,900全幅1,840)これもXC-90同様、三列目乗車対象車種として候補。しかし、やはり大きすぎるのと、運転席の視界が良くなかったようでNG。(同感)
  • MercedesGLB(全長4,650全幅1,845)はひとり試乗。パークアシストがつかなくなった。二列目にそもそも三座入らない(ISO−FIX装着席が2席のみ)でこれも残念ながら脱落
  • プジョー5008(全長4,640全幅1,840)きっちり、ギリギリ二列目に三席載せられて、妻が運転できて、一目惚れのカッコイイデザイン。の新型が1月27日に売り出される見込みという情報をゲット。「それなら、とにかく買うから確保して」仕様情報と大まかな価格だけで、試乗もせず注文依頼。」決まるときってこんなもんですね。※欧州で2020年9月に発表されていて、2021年後半ぐらいに日本デビューかと勝手に予測していた。

最初の会話から始まり、年末年始を挟み購入決定まで約10日間の出来事でした。

購入車種 新型プジョー5008GT 2.0LBlueHDiディーゼル

 

 

そして、今回、購入したチャイルドシートの製品情報


Cybex社 PALLAS G I-SIZE(最新モデル)


チェックはしていたのですが、一旦、候補から消していた商品です。


と言うのも、インパクトシールドについて「心配なテスト結果を目にしたからです。
それが、次の通り。
チャイルドシートアセスメント※自動車事故対策機構サイト

より抜粋。

 

では以下のような記述があり、不安に感じておりました。
※ インパクトシールドタイプ(自動車のシートベルトにより、インパクトシールド(衝突試験時、子供の体が飛び出すことを防ぐ拘束装置)を介して、チャイルドシートと子供の体を一体的に拘束するタイプ)のチャイルドシートについては、インパクトシールドがダミー胸部や腹部に計測範囲を超える大きな変形を生じさせるため、腹部への圧力を正確に計測できないことがあり、腹部圧迫計測を開始した平成15年度以降の試験対象機種の前面衝突試験の総合的な評価を行っていない。平成19年度以降の試験結果についても、これらに加え、胸部の変形の評価方法及びインパクトシールドタイプの腹部への圧力の評価方法が確立していないことがあるため、評価を行わないこととした。
というものでした。これだけを見ると誰でも購入意欲は無くなります。


一方、ADAC(ドイツ自動車クラブ)でのチャイルドシート試験ではより実情に近い形で評価をしようとはしていて、良くも悪くもインパクトシールド自体も各社一定の評価を受けています。


日本のアセスメント、ではミスユースによるダメージが大きいことから、取扱説明に関する事項などの評価に力を入れているのも頷ける感じではありますが、試験対象をもっと拡げて欲しい気がします。(無理からぬことですが日本の製品に偏ってしまいます。)


日本では、欧州では当たり前の頭部や頸部損傷のリスクは試験対象には入っておらず(頭部の移動量のみ)胸部や腹部圧迫との比較と相対評価はできていないと思います。


また、選択したPALLAS G I-SIZEは商品名の通り、UNECE(国際連合欧州経済委員会)による、最新の安全規格R129/03(i-size)に適合した、インパクトシールドでは初の商品です。


加えて、日本のCybex社様にメールと電話で質問に対して丁寧にお答えいただきました。(サイズ・安全性の疑問・取扱など)


尚、CybexもVOLVO同様少なくとも4才頃(できる限り長い期間)までは後ろ向き乗車を明確に推奨していて、


国土交通省は15ヵ月間に変更しましたが、国産車の居住空間の制限から実情とすればやむを得ない事だと思いますが、「15ヵ月過ぎれば安全」という誤解を生むのでもう少し注意喚起が欲しいところです。)


一見、少なくとも4歳頃まで後ろ向きを推奨していながら、新製品をリリースするのは矛盾であるように見える、前向き乗車の(身長105センチまで使える)PALLAS G I-SIZEのインパクトシールド。(ジュニアシートとしては、12歳頃まで使える)
しかし、VOLVO社の6才頃までという後ろ向き専用チャイルドシートは大きすぎて入らないし、実用性が・・・。


「いや、まてよ、VOLVOは何も二列目に三座置くことなど、はじめから想定していないし、推奨もしていない。」「子供3人?なら、XC-90買えばと言うに決まっている」「ついでに、XC-90が余裕で置ける家にしなさい。」とまで・・・。


とにかく、日本の住宅事情、道路事情、出先の駐車場スペースを考えると、PALLAS G I-SIZEのやむを得ない前向き乗車で、最良の安全性能を確保するという考え方でいくと、今回のような選択が妥当と判断。元々、家族を乗せるときは「超安全運転」ですから、今後は事故をもらわない工夫をする事ですね。


もちろん、5点式も最期まで考えましたが、この、着脱、乗せ降ろしの楽さと、体制キープ率は全く違うので、もう手放せません。


あと、赤ちゃんが生まれたら、これも入替です。コンビのTHE S かアップリカのベッド型か、それとも、Cybex S I-SIZEかいずれにしても、4才ごろまでと書いてありますが、後ろ向きではそこまでは無理でしょうね。

 

いずれにしても、我が家ではこの選択をしました。

何よりも大切な子供達の命に関わる事なので諸条件が異なる事ですし、

全てのご家族に当てはまるとも思いません。

特に二列目三座は側面衝突のリスクが高まるので、

より安全性の高い選択をしたかったのですが、

いずれにしてもしても、クルマに乗る事自体にリスクがあるので、

予防安全運転が一番です。

 

この記事が少しでも参考になれば嬉しく思います。

 

チャイルドシートの動画

こちらもよろしければご覧ください。

 

アラ還パパの子育て日記