長い時間、あっという間に過ぎてしまい、3月も終わりが近づいて来ました。
放置し過ぎましたね。なにをやったか、記憶が曖昧ですが、、、

3月5日はせんがわ劇場で、サッちゃんや犬のおまわりさんを作曲された大中恩さんの曲ばかりを30曲歌うというコンサートに出演しました。
たくさんの童謡を作曲されている大中先生ですが、芸術的な日本歌曲も多く残しています。

今回はそんな大中先生の歌曲から童謡まで13曲歌わせて頂きました。

どの曲も一見簡単そうに聞こえるのですが、楽譜に書かれている要求はとても多く、高度な表現を求められる、そんな曲たちでした。

そんな中で、誰もが知っている、サッちゃん!
これがまた難しかったです!!!

子供の頃から知っている曲は、楽譜を見て覚えたわけでなく、聞き覚えで、さらに歌ってくれる人は家族であったり、身近な人で、その歌ってくれる人も何かの聞き覚えなんです。まさに、伝言ゲームのような状態です。

まさかこんなにサッちゃんを練習する日が来るとは思いませんでした。
誰もが知っている曲で、作曲した大中先生が聴いているという、2度とない恐ろしい、そして貴重な経験になりました。

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終演後は大中ご夫妻と出演者のソプラノの佐々木美歌さんと、バリトンの松井先生、ピアノの東井先生と美味しい食事とワイン、そして貴重なお話をたくさん伺えた、夢のような一日でした。
そして
このご縁を大切にこれから大中先生の作品をたくさん歌って行かなければならない!と決意した一日でした!

紀野洋孝