ご無沙汰になってしまいました。
2017年度を無事に終え、2018年度を迎えることができました。
受験生の追い込みでにぎわっていた教室が嘘のように穏やかな日々を送っています。
新学期は期待と不安に満ちた時期ですね。
特に、小学校から中学校へ、中学校から高校へ、高校から大学へ進学する場合は
期待よりも不安のほうが大きいかもしれません。
「友達出来るだろうか」、「勉強についていけるだろうか」など考えればきりがありません。
2018年度、良いことばかりではないでしょう。ちょっと考えをめぐらすだけでも
”悪いこと”はたやすく思いつきそうです。
先日、ある人から聞いた良いことと悪いことにまつわる話を紹介します。
世の中には「物事」が存在します。
皆さんの前にその「物事」がやってきて”良いこと”と”悪いこと”に振り分けるのです。
ある人にとっての”良いこと”は、違う人にとっての”悪いこと”かもしれませんし、
その逆もあるかもしれません。
あの凄惨な第二次世界大戦を例に挙げて考えてみましょう。
多くの罪なき命が奪われた世界大戦はもちろん”悪いこと”でしょう。
あの世界大戦がなければ、今の世の中の装いはだいぶ変わっているでしょう。
みなさんの両親が出会うこともなかったかもしれません。
そうすれば、この世に生を受けていないかもしれない。
そう考えると、凄惨な第二次世界大戦も”良いこと”の側面を持っていることがわかります。
何が言いたいかというと、”悪いこと”にも”良いこと”の側面がある、ということです。
人間は主観的な生き物です。物の見方には感情が大きく作用します。
ネガティブな感情を持っているときにも”悪いこと”に目が向きがちです。
些細な事でも”悪いこと”に分類し、どんどん物事を悪いほうに考えてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、”悪いこと”の”良い”側面を探してみましょう。
そして、次への原動力にしてみるのです。簡単なことではなありません。
分かっていても出来ないかもしれません。
でも、人生の中で起こることなんて考え方ひとつでどうにでもなると知っていれば
生き方も変わってくるような気がします。
2018.04.06 Nao.K