今日は鎌倉の扇ガ谷を散策。まず一番奥に位置する海蔵寺を訪ね、英勝寺、寿福寺、八坂大神と歩いて鎌倉駅へ戻ってきました。
2023.04.21 海蔵寺の境内です。右が本堂、左が薬師堂です。ここには写っていませんが、本堂のさらに右側に茅葺き屋根の庫裡があります。
セッコク(石斛)です。木や岩に着生して育ちます。デンドロビウムの仲間です。
庫裏の横に生えているモミジの木に、セッコクは着生しています。私は初めて知ったのですが、他の植物の場所だけを借りているのが着生植物で、他の植物から栄養をとっているのが寄生植物だそうです。
よく見ると確かにランの仲間ですね。
本堂脇の斜面にはツツジが咲いていました。
本堂の横手にまわると、イトトンボが。
これはヒメウツギでしょうか?
薬師堂のそばには、シャクナゲの花が。生命力旺盛なシャクナゲが、海蔵寺では可憐に見えるから不思議です。
シランの花が綺麗ですね。
英勝寺です。
入ってすぐのところに、もうスイレンが咲いていました。
ボタンが見事です。
書院の前では白藤(シロフジ)が見ごろを迎えていました。例年、ゴールデンウィークのころが見ごろだといいますから、やはり今年は早いですね。
フジの下から空を見上げると。
シロフジは全体から見ると5~7分咲きです。
これは何でしょうか。調べてみたら、バイモの実でした。
黄色いアヤメ(だと思いますが)も咲いていましたよ。
寿福寺へやってきました。参道が一直線に伸びています。
参道の両脇は苔におおわれています。
寿福寺に隣接して、八坂大神(やさかおおかみ)があります。扇ガ谷の鎮守で、銭洗弁財天宇賀福神社はかつてこの神社の末社でした。入口には2本の大樹がそびえています。今は、先のほうがバッサリと切られています。
この木の若葉です。赤みをおびていますね。
樹皮はかなり不規則に裂けています。クスノキでしょうか? 私はタブノキではないかと思うのですが。
八坂大神の由緒が記されています。