前回の母の話はとりあえず置いておいて、タイトルの通り森博嗣著の女王の百年密室の話をさせてください。
このブログでは2018年に赤目姫の話をしているので、多分それぶりに百年シリーズを読み返しています。
待ち時間が発生する日がいくつかあったので咄嗟に取ったのがこの本でした。本の表紙が好きで、話も好きで、特別に飾ってある本だったからです。
この先ネタバレがありますので読んでからにしてください。
内容は変わらず覚えていなかったので、面白かったということだけで好きな本と言ってます。
さすがに全くというわけではないのですが、読み始める前はミチルにロイディというウォーカロンがくっついてて、ミチルの脳がロイディにある。男か女か曖昧で以前に殺されてそうなってる。くらいの曖昧な情報ですね。最後のシーンかなんかで殺されて脳がロイディにあることがわかるということだけは印象的だったのか覚えていました。
今回読んでみて、やはりミチルとロイディの関係性が大好きだ!となりました。ロイディにとってミチルはただの主的な存在なだけだとは思いますが、ロイディの存在はミチルにとって犬みたいな、自分を裏切らない絶対的存在なんだろうなと感じました。
犬と聞くと従順な僕感がありますが、それよりはあの犬には邪な感情がない純粋な愛だけを感じれる感じ…人間的な嘘とか偏見とか気遣いとか、そういう面倒なものがない空気感がミチルは居心地がいいんだろうなと強く感じました。
(社会に疲れたことがある人はみんな羨ましがる環境ではありますが…)
マイカ・ジュクがでてきて、あ、そうそうこんなおじいさんがいたな、こいつが黒幕だったかな、と思いましたが、途中でカイ・ルシナが黒い衣をまとって出てきた時にマイカ・ジュクがいたことであれ違ったか?とまんまとなりました。
ところでルナティック・シティもほとんど覚えておらず、(冷凍システムだけはWシリーズの影響で覚えていましたが、これはネタバレかすみません)呑気に理想的な街だな〜。とか思いました。実験的なものだから、政府の力で延長することはできないんだろうか…。
ジュラ・スホ王子が殺された件は、確かに不可解なことも多くメインになるような素振りはありますが、やっぱりこの本のメインはルナティック・シティがなぜ存在しているのか。存在できているのか、というところだとは思います。
珍しく最後の方に全部回収されるので気持ちがいいですよね。
ミチルの宿敵のマノ・キョーヤの、結局こういったサイコパスは楽園にいてもサイコパスのままなんだな、というのも実験結果みたいに感じました。
というかマイカ・ジュクは結局、スホ女王のお母さんの夫でもありスホ女王の夫でもあるということ…?になりますか…?だって相方のビー・ジーとか言ってますもんね。相方がシステムを作ったと言っていたので、音楽家の方がマイカ・ジュクなんでしょうが、その場合自分の娘と結婚してないか?違いますか??誰か違うと言ってください。
結局なんでマノとカイに服を貸してたのかもよくわからず、街にいる間どこにいったのかとかもバレてたのは、監視カメラ的なものが隠される形で存在したということでしょうか。一度ミチルも百年前であればそういった監視カメラ的なものがたくさんあったはずだけどここにはない的なことを言うシーンがありました。それとも本当に女王の勘が鋭いのか…。
ユウイ・ナナヤクのキャラは少しミチルと似ているのか、銃で一度世話役のシンカ・ワングを脅した後もユウイはミチルにここにいてほしいと言っていた。最後までミチルを心配してたし、結構メロかったな。ユウイでなければ車まで運んでくれなかっただろうってミチルが回想したところで、ちょっとした信頼関係というか、お互いの理解度が上がっていたというか、ユウイがこちら側の思考も理解し始めていたというか、そういうのが見れてなんか良かった。
後の考察で使えるかな?と思って今回は登場人物の名前を多めに残してみた。
とにかく久しぶりの森博嗣は、やっぱりハラハラとキュンとなんでやなんでや、があって大変楽しかった。
もっと色々あったとは思いますがとりあえずの感想をぶちまけて寝ます。