えー。だいぶご無沙汰でしたが
予告どおりR&Pのエンジン一新しました。
まぁ色々あるとイヤなので、タイトルが何を意味するかは皆さんのご想像にお任せですね
で、実はもう仕上がってて、500キロほど走らせて慣らしも概ね終わったので制作後記ですね。
今回は仕様のご紹介
キットの選択肢ですが、
ヨシムラは高出力だけどマージン詰めてる分リスキーかつ低回転犠牲のイメージ
同じくDOHCヘッドは実用域のトルクUPが目的なので見送り、
その他各社のこのタイプのチューニングヘッドって同じ金型のような気がする。。。
となると値段もリーズナブルで排気量も稼げるシフトアップのボアアップストロークアップキット(PD-CTキット)一択って流れです。
キットはピストン、クランク、カム、ヘッド、ガスケットで構成されてます。
必要なものはほぼ揃ってますが、強いて言うならエキマニのスタッドボルトが付属しないくらい。
ベースエンジンはエイプ100で
組み付けには検品と+αを期待して以下の作業しました。
バリ取り、面取り、ラッピング、軽量化(駄肉)、洗浄、オイルホール追加+修正、クランク曲がり確認、シートリング当たり幅確認、燃焼室気密度チェック、燃焼室形状変更、ピストンバルブ間クリアランス確認
加工方針は強度は落とさず、コストの都合上生まれる無駄と抵抗を手間かけて削ぎ落とす作戦です。
その他の仕様
ヘッド関係
ロッカーアーム 純正軽量化
タペットアジャストナット キタコ製チタン
タペットアジャストスクリュー 純正軽量化
カムギア 純正軽量化 調整式加工
カムチェーン STD
潤滑系
デイトナシャワーヘッドカバー
カムホルダー 純正加工(オイル溜り+オイルホール拡大)
オイルラインオリフィス エイプ100STD(1.5ミリ)
オイルポンプ デイトナ強化
オイルクーラー DR250加工流用 (フルフロー)
アクティブオイルサーモ
武川油温計(オイルドレンセンサー)
トヨタ純正オイル 10w30 笑
駆動系
ミッションベアリング NTN新品交換
クラッチスプリング swift製強化
クラッチ板 エイプ100STD
フライホイール デイトナ軽量
点火系
プラグ NGK8番
マグネットセンサー 純正加工(可変式)
コイル ウオタニsp2
cdi デイトナパワーアドバンス(デジタル接続)
(ジョルノクレアレギュレターにて全波整流&バッテリー仕様)
吸気系
INポート段付き修正
キャブ ヨシムラTM-MJN26(IS/3周開け PJ32.5 MJ105.0)
エアクリ 純正加工
排気系
マフラー R&P純正加工
EXポート段付き修正
マフラーバンテージ
クランク曲がりは1/100(測定値2/100)
ツルシでも満足な数値。
でも、どうせならと修正も試みましたが、チャレンジしても値が変わらないんで良しとしました。(。-ω-)zzz
こちらのクランク計測に使った自作ツールは、リジットラックと、同じく自作のハブシャフトと合体させて手組でタイヤ組んだ時のバイクや車のホイールバランスをなんとなく合わせるのにも使ってます。
ちなみにオイルジェット加工も検討してたんですが今回は見送りました。
まぁ、この話は長くなりそうなんで次の機会にでも
で慣らし
オイルフィルター無いので、慣らし中は500キロまでエンジンオイルを100キロごとに交換
ここまでやるか?って位バリ取りしても200キロまでは特に金属粉がたっぷり出たんで、フィルター無い方はケチらず交換しませう。
初回は50キロでも良い位かと
この廃油はもったいないから自家用車にオイルフィルターで漉してもらって再利用してます。
ちなみに使用オイルはトヨタ純正(リッター320円)
ずっと使ってますが、通常は1000キロサイクルで交換。今のところ不都合ないから自分はコレでいいかな。
ちなみに油温は排気量の割に思いの外あがらず、組む前より寧ろ10度近く下がってるような。。
以前は恐らくミッションベアリングがお疲れだったたせいか、余計な負荷が掛かって油温上がっていたと思われ
自分の理想は85度表示(ドレンボルト計測は-10度表示らしい)ですが、真夏にオイルクーラー全解放で天城越えしても最大78度表示だったんで、冬場は、若干オーバークールになるかと。。
次回は走行フィーリングとか書いてみようとおもいます
(*´∇`)ノシ ではでは