昨日、娘と二人で、母に会いに行って来ました。なんと、三ヶ月ぶりです。
娘が、「おばあちゃんにはお世話になったのだから、会いに行こう」と、言いますが、
私としては、会いに行くのが本当に辛かったのです。
こんなに間があいたのは初めてです。
去年の11月に会いに行った時は、机に額が付いてしまうほど、下を向いてしまうので、
多分、母にとって、私という知らない人の相手をするのが嫌だったのでしょう。
でも、昨日はそんなこともなく、にこにこと微笑んでくれました。
「誰が来てくださったかわかる?」と、職員さんが聞いてくださると、
「知らん」と、答える母でしたが、嫌な顔をせずに、穏やかな顔をしていました。
認知症というのは本当に悲しい病気です。
あんなに仲の良かった親子なのに、
全く知らない人になってしまうのですから・・。
風邪ひいてない?と、聞くと、「ひいてない」
ご飯は食べれる?と、聞くと、「食べられる」と、か細い声で答えてくれました。
施設に入った時には、私の事も分かっていて、名前も言えたのに、
だんだんわからなくなって、とても怒りっぽくなって、機嫌も悪くて、
私も会いに行くのが、初めは毎週行っていたのに、
それが二週間になり、一ヶ月になり、とうとう三ヶ月になってしまいました。
風邪をうつしてはいけないというのもありましたが、
母が私が行くのを望んでいないのに、行くのはすごく辛い事でした。
「長い間来れなくてごめん!今度はもっと早く来るから・・」と言うと、
にこにこと頷いてくれました。
施設に入所して三年、歩けていたのに今は車椅子になり、
大きな声で話していたのに、か細い声になりました。
認知症は、どんどん進んでいるのだと感じます。
穏やかに過ごしてほしいです。
あると