子供が小さい頃は、毎年冬になると、色々なスキー場に出かけていました。
木曽福島、戸隠、野沢温泉、赤倉、ヘブンスそのはら、栂池、おんたけ、小丸山等。
特に、栂池高原スキー場は、ゲレンデのすぐ側に、安いコテージがあって、
冬休みや春休みには、5泊くらいして、スキーをしていました。
お金がなかったので、食事は材料を持ち込み、自分で作っていました。
スキーをするために、一年頑張るみたいな、おそらくブームだったのでしょう。
近所の同世代の方も、みんな行かれていました。良き時代でした。
娘が中3の受験前の冬から、ぱったり行かなくなりました。
それどころではなくなったのです。日常の生活だけで精一杯で・・。
それでも夏には、家族旅行に、必ず一ヶ所だけ出かけていました。
それは子供達が大きくなった今も続いています。
息子が小6、娘が高1の時に、たまには夏の信州に行こうと、
栂池トレッキング、そして、黒部ダムに足を延ばす、二泊三日の旅に行きました。
栂池のコテージ、そして、その夏に泊まったペンションが忘れられないと言うので、
今年、もう一度行ってみる事になりました。
ずいぶん昔なので、コテージの名前も、ペンションの名前も覚えていなくて、
昔買った雑誌「るるぶ」が、本棚にあったので(奇跡!)
それで、昔泊まったかもしれないペンション(折り目がついていた)に、
予約をしました。「シン◯ォニー」名前に記憶はありませんでしたが、
いかにも、私が喜ぶような名前です。
一昨日、四人で出かけて行きました。
今まで、雨に降られた事は余りないのですが、一昨日は大雨でした。
6時間かけて、やっと辿り着いたコテージは、
今はもう使われていないらしく、屋根は落ち、草がボーボーでした。
これも時の流れなのだから、仕方ありません。
スキー場も、シーズンオフだから当たり前ですが、ひっそりしていました。
そして、息子がペンションに入るなり、「違う!ここじゃない!」と、
悲しそうに言いました。
オーナーや、奥さまも違う方のようでした。
ペンションの紹介ページには、ピアノが写っていて、
確か、ピアノを弾かせてもらったので、もうそれでここだと信じたのですが、
どうも全員が半信半疑でした。
とても食事が豪華で、オーナー夫妻とのおしゃべりはとても楽しく、
シーズンオフで、お客さんは私たち以外にはみえず、
ペンションが、前の所と違ってもいいな!と思いました。
3時半に安曇野インターに乗るまで、傘は要りませんでした。
お昼には、お蕎麦も頂き、息子が行きたがった「いわさきちひろ美術館」にも、
行きました。
家には、昨夜8時前には着きました。
家に帰ると、息子が昔のアルバムを開いていました。
「やっぱり違った、TE◯RAや!」
あゝ、なぜ行く前にアルバムを見なかったのでしょう!写っていました。
ペンションの前に、「TE◯RA」の看板と、まだ幼い子供達。(・_・;
ネットで調べると、今は営業されていないようです。
行っても泊まれなかったようです。
思い出探しの旅は、少し寂しい旅となりました。(T . T)
あると




