一年前の今日、10月10日の朝9時過ぎ、救急車に揺られ、
どうなってしまうのか、不安でいっぱいだったのが、昨日のように思い出されます。
一年は本当に早いものです。
病院を三つ変わり、その後今の介護施設でお世話になっていますが、
病院は介護するところではないのだと、改めて感じます。
病院は機能を回復させるところであり、今のおばあちゃんにはそれが望めないのだと・・。
そう思えるようになる迄には、時間がかかりました。
なんとか話せるようになって欲しい、胃瘻ではなく口から食べさせて欲しい・・。
そんなことばかり、お願いしていましたが、
今は、快適に毎日を過ごして貰う、これが一番だと思っています。
そして、今の介護施設は、おばあちゃんにとって本当に良いところなのです。
施設には週に3回くらい行きますが、うとうとしていることが多いですが、
１ヶ月ほど前、はっきり目を開けて、完全に起きている時に、
私誰かわかる？と聞くと、「お・か・あ・さ・ん」と言うのがわかりました。
おばあちゃんは、私のことを「おかあさん」と呼んでいたのです。
私は義母を「おばあちゃん」と呼び、義母は私を「おかあさん」と呼ぶのは、
考えると、とても変なのですが、娘や息子が中心の生活でそうなったのでしょう。
「わかる」などの、短い言葉は時々言ってくれますが、長い分を話すことは無理で、
前と変化はなく、高齢のせいなのでしょうか、これ以上は望めないようです。
ベッドはいつも清潔で、身体もお風呂で綺麗にしてもらい、
汚れやすい口の中もいつも清潔で、常に身体の向きを変えて貰っています。
穏やかな毎日を過ごして欲しいと願っています。
あると