『精神文明と奇跡』
政木和三
著書装幀:横尾忠則
第2章 地球と人間
◎ 地磁気は消滅し逆転する
--- 精神力と磁気の関係 ---
地球は一つの大きな磁石を内蔵しているが、いま、その地球の磁気がどんどん弱まっている。
地磁気の存在を発見したのは、今を去るわずか四〇〇年前に、エリザベス一世の典医、ギルバートであった。
しかし、地磁気の変化の模様は、古い地層の水成岩中の磁気鉱物によって記録されており、過去数十万年の変遷が解明されてきた。
イギリスのブラケット教授の磁力計を用いて南北アメリカ大陸、インド、アフリカ、ヨーロッパの大規模な採集と測定がなされ、ウェーゲナーの大陸移動説を立証することになった。
日本においては、一九七一年の秋、京大理学部の堀江正治氏によって、琵琶湖の堆積物を湖上からのボーリングがなされ、二〇〇メートルのボーリング・コアーを切り取ることに成功し、種々の測定に利用された。その資料は、名大、金沢大、東大、大阪電通大、および阪大の川井直人氏等によって解析が行われて大きな成果をあげた。
特に地磁気に関しては、今を去る三十五万年前、二十九万年前、十八万年前、そして最後に十一万年前に衰弱劣化し、磁針がふらついたことがわかった。
そして五千年から一万年後に現在の状態となったことも判明した。
十一万年前の地磁気の異常は、琵琶湖からだけではなく、アメリカのラモンド海洋研究所の大西洋のボーリング・コアーからも確かめられている。
地磁気変動の周期は八万年から十二万年ぐらいであるが、その周期と氷河期および火山活動にも影響があるようである。
地磁力数値は、この二〇〇〇年間減少をつづけており、特に最近の一〇〇年間には五パーセント以上も減少し、二〇〇〇年前の最大値の半分以下になっている。
続々発見された磁場の病気-------
十一万年前の地球磁場の病気は、琵琶湖からだけでなく、アメリカのラモンド海洋研究所の大西洋のボーリング・コアーからもたしかめられておりブレイクエベント(Blake Event)とよばれていた。
エベントとは、日本語の事件という言葉に対応する。
十八万年前、二十九万年前および三十五万年前のものは琵琶湖からはじめて発見された地球磁場の衰弱事件で、それぞれBIWAⅠ、BIWAⅡ 及び BIWAⅢと呼ばれている。
最近、ソ連でもこの三事件に対応する記録が発見されたという。
地球径の約四倍にあたる外空間に、この磁力線は拡がっていて、地球と一緒に自転をしている。
その体積は地球の五〇倍を遥(はる)かに越す大空間プラズマ圏である。
この外側には太陽から飛んで来る水素の原子核や電子が押しよせ、この場所で磁場と押し合って平衡をたもっている。
このプラズマは、厚くひろがって地球直径の八倍にも及ぶのである。
いわゆるバン・アレン帯は、プラズマ圏の外側あたりに位置し、水素原子核と、電子のみならず、星間物質で、荷電した宇宙塵が両磁極のあいだにはられた磁力線をつなわたりして数秒で往復する。
アメリカの打ち上げた探測器パイオニア四号が、一九五九年にはじめて発見した時は、まだ正確なデータがなく、そのひろがりが正確にはつかめなかった。
この情報はきわめて新しく、筆者たち大阪大学の研究グループが、東大海洋研と協力して獲得したもの。
太平洋マリアナ海から採集した海底堆積物に磁気の死が記録されているのである。
『松山期』とは?-------
日本にとどけられたこれらのボーリング・コアーは、約四ミリの厚さの薄板状片に、下から上へと六〇〇枚にナイロンの線で上手にスライスされ、おのおのが敏感な磁力計で測定された。
ルリ色に澄み切った熱帯-------
マリアナ海はにごりが少なく、海底に沈殿するものは、ほとんどが有孔虫の死骸で、わずかの鉱物と粘土粒子、他は眼にみえぬ一ミクロン以下の宇宙塵や磁気鉱物からなり、沈殿は大変緩慢に行われ、約六〇〇年かかってやっと約四ミリの厚さになる。
海底には一年に五〇ミクロンの泥がたまるだけというわけで、その速度は“空き家”に塵がたまるよりはもっと遅い。
磁気を帯びた粒子は、当時の磁場に平行に並び、上へ上へと落ちてくる粒子と有孔虫で身動きできなくなると、泥中に固着し、地球磁場の化石になる。
したがって、各薄片は六〇〇年を一齣(こま)とする磁気録音板で、全片を順序よく上下に整理すると、地球の過去からの声を聞くことができることになる。
磁場の遺言はもちろん、新磁場のうぶ声が聞ける上に、約一万年間の、無磁場の世界でのかすかなささやきも聞き取れ、現在解読されつつある。
そして現在の地軸と地磁極との傾きは、約十一度であるが、これが更に傾くようになれば磁場は急激に弱まり、ついには消滅してしまうことになりかねない。
地球の磁気が消滅したときは、磁針による方角がわからなくなり、渡り鳥の方向も不安定となるが、そんなことは些細なことであって、人類、否、地球上の全生物に対して最も重大なことが起こるものと思われる。
磁場が弱くなり、逆転するころに、地球の上空には大きな変化がおきてくる。
現在の地球の上空には、地磁気の磁力線によって造られた磁気圏、バン・アレン帯等によるベールによって、太陽からの有害な放射線を遮断し、地球上の生物を守っているが、地磁気が消滅すると、このベールが全部はぎとられることになり、地上には殺人光線以上の荷電物質、紫外線が入射し、全植物は全滅することになる。
そのとき、人間および他の動物はどのようなことになるだろうか。
地磁気の減少がこのまま続けば、あと二百年ぐらいで地磁気は消滅し、地球は逆転するかも知れない。
今後は地磁気の方向変化を精密に測定し、その原因を解明し、総力を結集して地磁気の逆転を防止せねばならない。
その原因は何であろうか。
地球内部のマグマの影響とも考えられるが、人間の精神的な力が関与しているとも考えられる。
その根拠として、永久磁石を用いた政木フーチパターンによって人間性が測定できるが、自由に動くように吊り下げられた磁石に、精神統一して手を近づけると、微弱ではあるが、反発されると言う事実から、人間の生命力または精神力と磁力との間に、何か関連があるように思われる。
もしもそれが事実とすれば、世界中何十億の人間の精神力のエネルギーの総和は大きく、地磁気に影響を与える可能性も生じてくる。
最近の百年間に科学文明は非常に進み、人間の生活は大きな恩恵をこうむっている。
生活が楽になれば人間はさらにその上を望むために、かえって欲求不満者が多くなっている。
現在の科学文明と精神文明が並行して発展していれば、このようなことは起きなかったであろうが、物質文明はそのまま容易に生活に取り入れられるために、人間は安易な生活に走りすぎて、精神文明を忘れてしまったものである。
しかしその結果は、地下資源の大量消費による空気の汚染、洗剤等による水質汚染、それに伴う生活環境の汚染等によって、人間の生活を苦しめるようになってきた。
その上、人は暇ができると良からぬことを思うようになる。
その暇が欲求不満となりひいてはストレスともなってゆく。
全世界の人口数十億のストレスをエネルギーに換算すれば、膨大な量となることだろう。
最近の研究によれば、渡り鳥は前頭にある磁気を感ずる部分によって、何百キロ、何千キロを間違わずに飛ぶことができるものらしく、また磁気を持ったバクテリヤの発見もなされたと聞く。
人間も磁気を発し、磁気の受信も可能ではないかと思われる節もあり、超能力現象も、磁気の探査から始めると何か得られるのかも知れない。
現在は磁気の成分はわかっていない。
波動性か、粒子性か、そして伝播速度等も不明であるが、私達の身近に実在している。
もしも人間のストレスによって、地磁気と逆の方向の磁気が発生するとすれば、何十億の人間の反地磁力は膨大なものとなり、地磁気を消滅する方向に働く可能性もでてくる。
テレビ放映での磁気実験-------
昭和五十四年七月十二日夜七時からの驚異の世界シリーズ、超能力の謎解明のNTVの番組の中において、銅板と鉛板で囲ったシールドルーム内において、超能力少年から発生する磁界および電界測定が行われた。
シールドルーム内には外界の電界は作用しないために、ルーム内の電磁界に変化が起これば、それは超能力少年から発生されたことになる。
当日の実験においては、少年が平静なるときにはペンオッシロには何等(なんら)の変化もなく、直線を描いていたが、外部から念を入れて下さいと声をかけると、その直後から、まず磁界の変化を示すペンが大きく上下に振れだし振動するようになった。
それと同時に、電界にも大幅な変化が起きた。
拙著
『私は奇跡を見た』
の第一〇〇頁にも同様の実験記録があるが、磁界の大幅な変化は、このテレビの実験によって更に明白となった。
人間の精神力によって、磁界は変化すると言う証明を再確認したことになる。
なお当日の実験によれば、超能力少年の前頭葉の部分から、二十五メガサイクルから、三十六メガサイクルの超短波の電波が、斜後の上下に発射されていることもわかった。
精神文明と奇跡
第三刷発行:昭和五七年九月二十日
著者:政木和三
発行者:後藤房子
発行所:日新社
岡山市尾上二七七〇 電話〇八六二(八四)二一二一
印刷書:山陽印刷株式会社
岡山市中山下二丁目五-五〇-一〇一
政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました
超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。
政木和三先生の廃刊御著書
『精神文明と奇跡』
を掲載させていただいています。
政木先生の御教えである
『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』
との仰せを引き続き継承するため、
今後も少しずつではありますが、
何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、
政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、
皆様には引き続きのお付き合いの程、
何卒、宜しくお願い申し上げます。
深謝
m(__)m
完全オーダーメイド組み立て一式品
『復刻版 超強力磁力線発生器 試作品』
(特許第3510016号)
物理化学や自然科学の実験用、工業での金属磁化用専用試作機器として
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令和3年3月に復活! 復刻版超強力磁力線発生器
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≪ご注意事項≫
この試作品は一般的な完成型の市販商品ではありません。
完全オーダーメイド方式のみにて
ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で
組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。
そして
ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は
政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた
当時のアナログ回路方式の復刻版として
ありのままに復元した内容構造の機器となっています。
しかしながら
現在の日本国憲法を遵守するにあたり
この機器の内容構造は
人体への使用が禁止される対象品となっています。
ゆえに
全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上
ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。
また
当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので
上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう
何卒、宜しくお願い申し上げます。
なお
機器への一年間の無償保証はもちろんのこと
その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に
引き続き対応させていただきます。
保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年
~ 悲運の発明品がついに復活! 復刻版 超強力磁力線発生器!! ~
≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫
旧式の神経波磁力線発生器の内部部品には最大作動時間60分設定
(通常30分に設定しています)
可能なタイマーが組み込まれていましたが(一部、後期型のMリングは除く)、
今回復活させました復刻版 磁力線発生器には
最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。
(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、
ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)
画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が60分設定になっています)
画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が1時間設定になっています)
最後に
当方は販売等々に一切関わっていませんが
元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています
家庭用電気磁気治療器のバイオイーザーをお求めの方は
正規にお取り扱いの有限会社政木研究所様へ
そして
元祖旧式機器のアナログ回路からデジタル回路へと改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けていない
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製造販売元の株式会社セルパワー様へ
それぞれ直接に
お問い合わせくださいませ。