『私は奇跡を見た』

~ 超能力エネルギーの神秘 ~
政木和三

 

 

 

第六章 奇跡はなぜ起きるのか

 

 

第六節 科学の手が届かないもの

 

 

 

 科学は万能だと思っている人達が多い。

 確かに現在の科学は、わずか百年にして暗やみの世界から文明の世界へと一変させた。

 二十世紀の自然科学は急速に発展し、十九世紀の人から見れば、驚がくに値する変遷であろう。

 それらの人にとっては、科学は万能という感を与えることだろう。

 しかし、現在の科学で解明されたものは、全宇宙の現象のうちどれぐらいであろうか。

 身近なことでもわからないことが多い。

 たとえば渡り鳥は、遠い所から道を間違えることなく、海を渡って一定の日に飛来する。

 だが、その日は何で知るのであろう。

 彼等にはカレンダーはない。

 地図も持たない。

 数百キロから数千キロを海図もなく、何を目標にして、昼夜を飛び続けるのであろう。

 鰻にしても、フィリッピンの深海の産卵場から、体長がわずか数ミリの鰻の子供が黒潮にのって、かつての母の住んだ日本の河川に昇ってくる。

 夜半に川面をライトで見れば、糸のような鰻の子供が元気よく昇ってゆくのが見える。

 黙々と河を登り、空を飛ぶこれらの小動物の不可思議な力の根源はなんであろうか?

 力からみて、イルカは筋肉の馬力よりも、はるかに早く泳ぐことができる。

 その原因は、船のように波を作らない泳ぎ方を知っているらしい。

 天然現象には種々の不思議がある。

 冬になって、あたり一面を銀世界にする雪も、きれいな六角形の結晶からなっている。

 それを一つ一つ人間が造るとすれば、大変なことである。

 春きたりて水ぬるむころ、広い湖面に立つ湯気のような白いものが立ち昇ってゆく、水が霧かモヤになる瞬間は、どのようなメカニズムがなされているのだろうか?

 水の一部がちぎれるとすれば、その瞬間に音はするのだろうか、とても小さい水滴だから、非常に感度のよいマイクロフォンを持ってゆかぬと検出されないのではなかろうか。

 春になると、植物は芽をふいてくる。

 何もなかった黒い木の肌がもり上がって、新しい芽をふき、その先に緑の葉や紅の花が咲く。

 同じ幹の養分から、その一部は緑に、他の一部は紅となる。

 そして花は散り、実を結び、その実は地中に入って、また新しい生命を作る。

 不適当な環境に落下した種子は、何年、何百年も、じっと待つ。

 そして千年後でも、住みよき状態となれば、何かに感じて発芽してくる。

 その判断をする能力は何であろうか。

 工学関係においても、近年非常な進歩によって、全てが解明されたような観がある。

 しかし、金属板一枚の振動を考えても、それが複雑な形をしているとか、穴があるとか、厚さが一様でない場合等は、これを数学的に解くことは非常に困難である。

 これが一度び生命を持ったものになれば、その表現は数学を使うにも、使い方のないような状態である。

 人はそれを運として片付けるほかない。

 宇宙に関することでも、最も身近な月や火星の状況が少しわかって来たが、銀河系の他の星雲とか、その先の状態は全くわからないままである。

 光はいつまでも等速で進むのであろうか。

 引力とはどのようなものか。

 時間は全宇宙で一様であるだろうか。

 磁力は、線か粒子か波動か……等々。

 わからないことばかりである。

 科学はいま研究の緒口についたばかりである。

 生命現象に関しては、未だ緒口もつかんでいないのではないか?

 奇跡的な現象に対して、それを確証もないのに否定することは、その人の頭の堅さを示すものである。

 現在の科学が全てを解明しつくしておれば、その科学的判断によって判定もできるが、科学自身がまだヨチヨチ歩き程度で、大宇宙の神秘的現象に対して判定を下すことは不可能であろう。

 まして生命に関する研究では、その緒口を探し出そうとしている程度である。

 その程度の知識しか持たない人間が、未知の現象や奇跡に対して

 『そんなことはあるはずがない』

 『科学的にあり得ない』

 『それは観察の誤りだ』

 ……

 そして、考えてわからなくなると

 『インチキをやっているのだ』

 ときめつける。

 これは明らかに判定に必要な情報が不足している証拠である。

 すなわち科学力が少ないためである。

 ここで、一歩さがって、不思議な現象が起きれば、その事実を素直に認め、なぜだろうと、研究的に前向きに考えるべきである。

 日本人は特に、日本人の新しい創案や、理論を否定したがる悪いくせがある。

 戦前のことであるが、八木博士がアンテナを発明した。

 日本の学者はそれを無視した。

 ところが戦争中に、日本軍が南方を占領したとき、電波探知機を見出し、日本へ持ち帰ってみると、その主要部は八木アンテナであった。

 日本で認められなかったアンテナが、米国で最新兵器として活用されていたわけである。

 それは現在どこの家庭にも使われているテレビアンテナの元祖である。

 日本人は日本人の創案をもっと尊重すべきである。

 日本人が日本人の創案をくさすような島国根性を捨てなければならない。

 超常現象も一つの新しい精神科学ではないだろうか。

 空想ではなく、現実に記録されている事実である。

 事実であれば認めるべきが常道であると思われる。




私は奇跡を見た
初版発行:昭和53(1978)年1月10日
10版発行:昭和59(1984)年3月15日
著者:政木和三
発行者:瓜谷侑広
印刷所:藤印刷 株式会社
発行所:株式会社 たま出版
    〒162 東京都新宿区納戸町33
    電話 03-269-4367
    振替 東京3-94804
0014-0023-4354
1978©
ISBN 4-88481-023-6 C0014 ¥980E

 

 

 

 政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました
超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。

 

 

 政木和三先生の廃刊御著書

 

~ 超能力エネルギーの神秘 ~

『私は奇跡を見た』

 

を掲載させていただいています。

 

 

 

 政木先生の御教えである

『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』

との仰せを引き続き継承するため、

今後も少しずつではありますが、

何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、

政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、

皆様には引き続きのお付き合いの程、

何卒、宜しくお願い申し上げます。

 

深謝

m(__)m

 

 

 

 

 

完全オーダーメイド組み立て一式品

『復刻版 超強力磁力線発生器 試作品』

(特許第3510016号)

物理化学や自然科学の実験用、工業での金属磁化用専用試作機器として

政木和三先生がご発明なされた初期の頃の

元祖アナログ回路式機器を復活させることに成功しました!

ご用命の際は

下記のリンク先、もしくはE-Mailアドレスよりお問い合わせください。

 

令和3年3月に復活! 復刻版超強力磁力線発生器

 

画像の機器は平成10年の薬事法改定により製造販売が打ち切られた

元祖旧式アナログ回路が装着される超強力神経波磁力線発生器(Mリング)

 

 

 

元祖!本家本元!! 

神経波磁力線発生器と復刻版磁力線発生器との内部構造や動作の比較

 

 

提供:株式会社ケネスト

info@knestinc.jp

 

税込¥220,000,-

 

 

≪ご注意事項≫

 

この試作品は一般的な完成型の市販商品ではありません。

完全オーダーメイド方式のみにて

ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で

組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。

そして

ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は

政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた

当時のアナログ回路方式の復刻版として

ありのままに復元した内容構造の機器となっています。

しかしながら

現在の日本国憲法を遵守するにあたり

この機器の内容構造は

人体への使用が禁止される対象品となっています。

ゆえに

全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上

ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。

また

当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので

上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう

何卒、宜しくお願い申し上げます。

なお

機器への一年間の無償保証はもちろんのこと

その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に

引き続き対応させていただきます。

 

 

 

保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年

~ 悲運の発明品がついに復活! 復刻版 超強力磁力線発生器!! ~

 

 

 

≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫

 

旧式の神経波磁力線発生器の内部部品には最大作動時間60分設定

(通常30分に設定しています)

可能なタイマーが組み込まれていましたが(一部、後期型のMリングは除く)、

今回復活させました復刻版 磁力線発生器には

最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。

(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、

ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)

 

画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー

(こちら赤い針が60分設定になっています)

 

画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー

(こちら赤い針が1時間設定になっています)

 

 

 

最後に

当方は販売等々に一切関わっていませんが

元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され

厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています

家庭用電気磁気治療器のバイオイーザーをお求めの方は

正規にお取り扱いの有限会社政木研究所様へ

そして

元祖旧式機器のアナログ回路からデジタル回路へと改良が施され

厚生労働省より医療用機器として許認可を受けていない

家庭用健康機器のセルパワーをお求めの方は

製造販売元の株式会社セルパワー様へ

それぞれ直接に

お問い合わせくださいませ。



 

 

 

KNESTinc.