『私は奇跡を見た』
~ 超能力エネルギーの神秘 ~
政木和三
第五章 ひらめきを生かす
第一節 電子治療器
四月十八日は発明の日である。
NHKから発明に関し苦心談と失敗談をせよとの依頼があった。
そこで私は、
『私は失敗したこともなく、苦心したこともない』
と答えた。
私が発明に要する時間は、数十秒から数分間以内であり、出来ないものは、最初の瞬間に判断し、そこで中止することにしている。
中には立案しても完成しないものがある。
それは、たいていその時代の工業技術や、資材の程度が低く、それらの進歩向上を待たねばならないからである。
今までの体験では、発案してから十年後ぐらいで実現可能となったものも多く見受けられる。
私は昭和三十二年、すなわち四十一歳までの発明件数は百件以下であったが、それからの二十年間に、四百件以上となった。
最高は昭和五十一年の三月のある日、一日に二十数件の発明をすることができたこともある。
今までの私の発明は、五百件以上にも達しているが、私自身の関係で商品化したものは数件しかなく、特許、実用新案等は決定後は一般に公開しており、自由に利用されている状態である。
いくらでも、次から次へと新しいものがでてくる関係上、一つ一つに執着もなく、これが私の社会に対する任務だと思っている。
特に印象の深い発明品の一、二について述べてみたい。
次の治療器の発明は、何かの使命によって、人類を少しでも幸福にせよとの指令であったと思われる。
エマニエル・キリストは、患部に掌をかざすことによって病いを治したと言われる。
これは超人なるがためであろう。
普通人にもそれと同じような効果を得るような治療器を作り、人々に幸を与えよとの天命があった。
その瞬間に配線図が頭の中に引かれて完成した治療器が、神経波治療器ビメーク・ヘルスアップである。
私は大阪大学工学部に勤務のかたわら、阪大の医学部において、低周波治療の研究に協力したおかげで、このような治療器が、瞬間に発明できたものと思って感謝している。
その後、独自の立場で神経の神秘性に興味をいだき、神経の電気的研究を行なうことになった。
神経繊維を摘出し、リンゲル液中に保存すれば、三年でも五年でも、その神経は生き続けることを知った。
その現象から、生と死の境界は何をもってするものかと、大きな疑問を持つようになった。
神経繊維だけでも、自ら生命を保持する力を持っている心臓が止まっても体は動かなくても、神経は生きているものである。
その生命力の検出方法は、数年前に摘出した神経を、リンゲル液から取り出し、実験用台にのせる。
液から取り出すとき、ピンセット等で強い刺激を加えると、神経が興奮して、異状神経電圧が発生し、測定不能となるために、細心の注意を払わねばならない。
神経電圧測定装置は、三点の金属電極によって構成され、共通電極と信号電圧印加電極と、発生電圧取出電極からなっている。
共通電極と印加電極間に刺激電圧パルスを加えると、発生電圧取出電極から神経電圧が取り出せることとなる。
その電圧を、ブラウン管オッシログラフ、またはペン書オッシログラフで記録観察するものである。
その電圧波形は、図のような形である。
学名でそれを二相性活動電位波形と称されているが、私はそれを一般に理解し易いように、神経波と呼んでいる。
治療用には、神経に自然に発生する波形と同じ電圧波形を作ることが最良であると直感し、神経波発生装置を完成し、それを官公立病院で臨床治験の結果、優秀な治療効果をあげた。
それがビメーク、またはヘルスアップの商品名で世に出たものである。
その内部機構は最もシンプルなものであって、部品数も、トランジスタ、トランス、各一個、抵抗、コンデンサ各二個だけで構成されている。
このような単純な最も簡単な回路によって発生する、ブロッキング発振の出力波形を、人体に通すと、ちょうど神経電圧波形と同じ波形となる。
前に、低周波治療器の実験を行なったとき、電流の量によって、火傷を起こしたこともあったが、この神経波電流では、そのような副作用は全然発生しないこともわかった。
これは神経の構造が、コンデンサを主体としているために、外部からどのような電流波形を流しても、神経に達する電流は、印加電圧波形を微分した形となるために、微分値が大きくなるような波形が望ましい。
たとえば、短形波電圧であれば、その立上りと立下りの瞬間だけに微分的な出力が得られるが、平坦な直流部分は出力零となり、温めるか、または強力なときは火傷を作ることになる。
神経波電圧は、それを微分すると、位相が九十度変るだけであって、印加電圧と同じ出力が得られることになり、最も小さな電気量によって、大きな筋肉運動を起こすことになる。
短形波電圧と、神経波電圧では、同じ筋肉運動を起こさせる為には、数百分の一の電気量でよいことがわかった。
この神経波治療電圧を人体に流すると、自律神経に指令がゆき、最も健全な体になるように働くものである。
たとえば、疼痛を伴なわない患部に通電すると、その部位の新陳代謝をよくし、健全な状態になることが確かめられた。
臨床治験においては、骨折の快復が数倍早くなり、肩コリ等は数分間で治ること。
神経痛においては、大きな成果をあげている。
胃下垂等には、首の左右の刺激点に印加すると、横隔膜が運動を起こし、胃を速やかに元の位置に戻すことがレントゲンによって確かめられた。
その他、仮性近視等にも大きな効果を発揮し、疲れ目、老眼等には速効がある。
また、スポーツ、ハイキング等によって、足が棒のようになったとき、ヒザの内側の筋肉の両側に印加すれば、二、三分で足は軽くなり、続けて次の運動をすることができる。
運動前に使用すれば、肉ばなれ、筋肉痛等を予防することができる。
その他細菌性の病気以外のものには全て、応用できて、当初の目的に叶うものになったわけである。
画像の機器は元祖旧式アナログ回路が装着される
政木先生が北野電機と共にご生前時に製造販売なされていた最終型機器
私は奇跡を見た
初版発行:昭和53(1978)年1月10日
10版発行:昭和59(1984)年3月15日
著者:政木和三
発行者:瓜谷侑広
印刷所:藤印刷 株式会社
発行所:株式会社 たま出版
〒162 東京都新宿区納戸町33
電話 03-269-4367
振替 東京3-94804
0014-0023-4354
1978©
ISBN 4-88481-023-6 C0014 ¥980E
政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました
超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。
政木和三先生の廃刊御著書
~ 超能力エネルギーの神秘 ~
『私は奇跡を見た』
を掲載させていただいています。
政木先生の御教えである
『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』
との仰せを引き続き継承するため、
今後も少しずつではありますが、
何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、
政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、
皆様には引き続きのお付き合いの程、
何卒、宜しくお願い申し上げます。
深謝
m(__)m
完全オーダーメイド組み立て一式品
『復刻版 超強力磁力線発生器 試作品』
(特許第3510016号)
物理化学や自然科学の実験用、工業での金属磁化用専用試作機器として
政木和三先生がご発明なされた初期の頃の
元祖アナログ回路式機器を復活させることに成功しました!
ご用命の際は
下記のリンク先、もしくはE-Mailアドレスよりお問い合わせください。
令和3年3月に復活! 復刻版超強力磁力線発生器
画像の機器は平成10年の薬事法改定により製造販売が打ち切られた
元祖旧式アナログ回路が装着される超強力神経波磁力線発生器(Mリング)
元祖!本家本元!!
神経波磁力線発生器と復刻版磁力線発生器との内部構造や動作の比較
提供:株式会社ケネスト
info@knestinc.jp
税込¥220,000,-
≪ご注意事項≫
この試作品は一般的な完成型の市販商品ではありません。
完全オーダーメイド方式のみにて
ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で
組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。
そして
ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は
政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた
当時のアナログ回路方式の復刻版として
ありのままに復元した内容構造の機器となっています。
しかしながら
現在の日本国憲法を遵守するにあたり
この機器の内容構造は
人体への使用が禁止される対象品となっています。
ゆえに
全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上
ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。
また
当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので
上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう
何卒、宜しくお願い申し上げます。
なお
機器への一年間の無償保証はもちろんのこと
その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に
引き続き対応させていただきます。
保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年
~ 悲運の発明品がついに復活! 復刻版 超強力磁力線発生器!! ~
≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫
旧式の神経波磁力線発生器の内部部品には最大作動時間60分設定
(通常30分に設定しています)
可能なタイマーが組み込まれていましたが(一部、後期型のMリングは除く)、
今回復活させました復刻版 磁力線発生器には
最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。
(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、
ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)
画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が60分設定になっています)
画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が1時間設定になっています)
最後に
当方は販売等々に一切関わっていませんが
元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています
家庭用電気磁気治療器のバイオイーザーをお求めの方は
正規にお取り扱いの有限会社政木研究所様へ
そして
元祖旧式機器のアナログ回路からデジタル回路へと改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けていない
家庭用健康機器のセルパワーをお求めの方は
製造販売元の株式会社セルパワー様へ
それぞれ直接に
お問い合わせくださいませ。