『私は奇跡を見た』
~ 超能力エネルギーの神秘 ~
政木和三
第一章 目の前で起きた奇跡
第一節 それは念力だ
『超能力とか、念力などというものは、この世にあるはずはないのだ』
と考えていた私は、日本テレビの木曜スペシャル・ショーに
『超能力を持つ人間』
ということで出演したときも、科学的な説明付けをしていた。
そのテレビ番組でやった実験というのは、アルミ箔で作った直径一〇センチメートルぐらいの球を二つヤジロベー形に取付け、安定よく静止させておいて、精神統一とともに手を近づけて、
『動け』
と念ずる。
アルミ球に対して
『近づけ』
と念ずれば、近づき、
『遠ざかれ』
と念ずれば、遠くの方へ離れて行く。
これはテレビの本番で成功した。
しかし私は、それを次のように説明した。
『この動く原動力は、精神力とか念力ではありません。
私の身体に発生している数万ボルトの静電気の吸引力または、反発力によって起こるものであります』
このテレビ出演による反響は意外に大きく、多くの宗教家や神霊の関係者から連絡が寄せられた。
そして訪ねてくる人々は、私を信仰者と思い込んでいた。
『あのような力があらわれるのは、先祖の霊の賜物ですよ』
とか、
『仏を大事にしなくてはなりませんよ』
とか、そして
『霊魂をどのように思われます?』
などと、宗教家らしい質問を多く受けた。
そのたびごとに、
『私は神仏や霊などの存在を認めておりません。
この世の中には物理的、科学的に証明できるもの以外は、何も認めるわけにはいきません。
ですから、あなた方とは話が合いませんので、お引取り下さい』
と全てお断りした。
その頃の私は永年の研究生活によって、科学的に証明できるもの以外の現象は、全てうそであるという信念があった。
しかし、その信念が徐々にゆらぎ始めることになってきた。
テレビを見ていたA大阪大学の教授から、近畿化学工業界の雑誌に原稿を依頼され、それがもとで、学会の総会で講演することになった。
その日、出席されていた大阪府大のB教授が
『あなたは普通人ではありません、超能力がありますよ』
と、このような専門家の集まりの中で言われた瞬間から、私の考え方が変化していくことになったのである。
そういわれてみると、私にも不思議な体験がいくつかあった。
中学生のころ、物理の試験で、出された問題が、私が休んだ日の授業のものだったので、全然わからないことがあった。
しかたなく眼を閉じていると、頭の後の方で答えを言ってくれる者がいて、その通りに書いて提出したけれど、何を書いたかは少しも記憶に残っていないのである。
しかし、後で、その得点が九〇点以上であることがわかった。
また、後のことであるが、私が
『あの人はいない方が、世の中のためにも、親戚の人のためにもよい』
と思っていると、数ヵ月後に死んでしまうということがあり、そんなことが七回も続いて、そういうことは思ってはならないと考えた。
けれども八人目の人についても、つい思ってしまい、その人も三ヵ月で死去してしまった
それ以後は、このような思いをしないようにしている。
しかし、死期を予言した人は、その通りに死んでいった。
ある日、初対面の人に、つい
『あなたの残りの生命は、あと三年です』
と言った。
その人は三年後に二十五歳の若さで、胃ガンでなくなった。
こんなことが数例ある。
夫婦の離婚に関しても、よく当たり、多くの例があった。
そういう事が、私がドイツにいたころにもある。
しかし、こういうことは、頼まれてわかるものでなく、何かのはずみで偶然わかるのである。
だから商売にはならない。
当時の私は、このようなことが、超能力だとは思っていず、偶然の一致であろうと考えていた。
十年ほど前に、私の発明品を販売している会社の副社長と食事をしているときに、しょう油の容器に手を近づけると、気のせいか、それが近づく気配を感じた。
それで、周囲にいた人に、そのことを告げ、改めて手を近づけると一センチメートルほど動いたのである。
何度もそれをやってみた。
相手の人もゾーッとした顔をして見ていた。
こういうことを自分でやりながらも、私は何かの物理的原因だろうと考えていた。
というのも、フランクフルトへ行った日に、窓に近づくと、カーテンのヒモが一〇センチも自分に近づいてきたことがあり、その後、洗面に行き、水道に手を近づけたところ、火花放電が起こり、私自身が強い感電に見舞われたのである。
このことから、しょう油ビンが動いたのも、このたぐいのものと考えた。
ドイツのその家の夫人に
『私はいま帯電していますから……』
といって、彼女のほほに指を近づけると、数センチメートルの所で
『パチン』
と放電が起こり、夫人は悲鳴をあげた。
目の前に大きな火花が出たという。
だから、念力で物体が動いたというのは、実は静電気の吸引や反発力によるものだと結論付けていたのである。
特に私は皮膚の電気抵抗が高く、家庭用の一〇〇ボルトでは、少しも感電しない。
特に手足がぬれている時は別として、普通の場合は電燈線二本に指を触れても少しも感電せず、指先をぬらすと、指にだけ少し感ずる程度である。
このように皮膚の電気抵抗が高い人には、静電気が非常に起きやすいのではないかと思われた。
しかし、それ以外にも、世の中にはさまざまな不思議な事があることも知っていた。
サボテンが人の心を読み取るということがあるけれども、私はゴルフをよくやるので、ゴルフ場の松の木が相当鋭敏で、たえず球の飛んでくる方向の松は、神経衰弱になるのか、枯れてゆくのを見ている。
そんな事から、どうも電気だけではなく何か別のエネルギーが、ありそうな気がした。
昭和五十年に、写真のような精神力測定器を試作し、多くの人を実験した。
この針金を巻いたヤジロベーのようなものに手を近づけて、動けと念ずると誰でも動かすことができるものである。
私は奇跡を見た
初版発行:昭和53(1978)年1月10日
10版発行:昭和59(1984)年3月15日
著者:政木和三
発行者:瓜谷侑広
印刷所:藤印刷 株式会社
発行所:株式会社 たま出版
〒162 東京都新宿区納戸町33
電話 03-269-4367
振替 東京3-94804
0014-0023-4354
1978©
ISBN 4-88481-023-6 C0014 ¥980E
政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました
超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。
政木和三先生の廃刊御著書
~ 超能力エネルギーの神秘 ~
『私は奇跡を見た』
を掲載させていただいています。
政木先生の御教えである
『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』
との仰せを引き続き継承するため、
今後も少しずつではありますが、
何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、
政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、
皆様には引き続きのお付き合いの程、
何卒、宜しくお願い申し上げます。
深謝
m(__)m
完全オーダーメイド組み立て一式品
『復刻版 超強力磁力線発生器 試作品』
(特許第3510016号)
物理化学や自然科学の実験用、工業での金属磁化用専用試作機器として
政木和三先生がご発明なされた初期の頃の
元祖アナログ回路式機器を復活させることに成功しました!
ご用命の際は
下記のリンク先、もしくはE-Mailアドレスよりお問い合わせください。
令和3年3月に復活! 復刻版超強力磁力線発生器
画像の機器は平成10年の薬事法改定により製造販売が打ち切られた
元祖旧式アナログ回路が装着される超強力神経波磁力線発生器(Mリング)
元祖!本家本元!!
神経波磁力線発生器と復刻版磁力線発生器との内部構造や動作の比較
提供:株式会社ケネスト
info@knestinc.jp
税込¥330,000,-
≪ご注意事項≫
この試作品は一般的な完成型の市販商品ではありません。
完全オーダーメイド方式のみにて
ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で
組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。
そして
ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は
政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた
当時のアナログ回路方式の復刻版として
ありのままに復元した内容構造の機器となっています。
しかしながら
現在の日本国憲法を遵守するにあたり
この機器の内容構造は
人体への使用が禁止される対象品となっています。
ゆえに
全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上
ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。
また
当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので
上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう
何卒、宜しくお願い申し上げます。
なお
機器への一年間の無償保証はもちろんのこと
その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に
引き続き対応させていただきます。
保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年
~ 悲運の発明品がついに復活! 復刻版 超強力磁力線発生器!! ~
≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫
旧式の神経波磁力線発生器の内部部品には最大作動時間60分設定
(通常30分に設定しています)
可能なタイマーが組み込まれていましたが(一部、後期型のMリングは除く)、
今回復活させました復刻版 磁力線発生器には
最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。
(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、
ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)
画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が60分設定になっています)
画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が1時間設定になっています)
最後に
当方は販売等々に一切関わっていませんが
元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています
家庭用電気磁気治療器のバイオイーザーをお求めの方は
正規にお取り扱いの有限会社政木研究所様へ
そして
元祖旧式機器のアナログ回路からデジタル回路へと改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けていない
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