『 この世に不可能はない 』

~ The Power of Mu ~

生命体の 無限の力

政木和三

 

 

 

 

第1章

 

キーワードは『生命体』だ!

 

 

◎ 縁ある者同士は再び巡り合う

 

 

 

 これは、まだ疎開する以前のことであったが、昭和十八年に、私は誘導弾を発明していた。

 現在の誘導ミサイルと同じ原理のものである。

 私が日本の敗戦を予知したのは、それを発明してまもない頃であった。

 そうなると、放っておけないのが私の性格である。

 早速上京し、紹介状も何も持たずに、強引に首相官邸に乗り込み、私は時の東条英機首相に面会を求めた。

 一時間ほど待たされた後、やっと面会を許された私は、このままでは日本が敗戦すること、私が発明した誘導弾をつくることなどを進言した。

 その翌々日、東条首相が招集した陸海軍の作戦本部長などが居並ぶ前で、私はあらためて自分の提案を発表する機会を得た。

 提案が認められた私は、東条首相の命令で沼津の兵器研究所に行き、所長と会って誘導弾の製造計画について打ち合わせを行なっている。

 結局、誘導弾は製造までにはいたらなかった。

 もし戦争があと半年長引き、製造が間に合って第一線で使用されていたら、私は戦後、連合軍から戦犯に問われていただろう。

 さて、私は以上のいきさつを、戦後二十数年経ってから自分の著書に書いた。

 それには私が沼津の兵器研究所へ誘導弾の製造計画の打ち合わせに行ったとき、若い女性が私を所長のところへ案内してくれた、といったようなことまでくわしく書いている。

 その著書を私はいろいろな人に進呈したが、当時住友ゴムの社長で、いまはすでに亡くなられている斎藤晋一さんにも一冊進呈した。

 私が斎藤さんに本を手渡したとき、斎藤さんの奥さんも傍(そば)におられた。

 奥さんは、何気なく本を手にとってパラパラとめくっていたが、ある箇所に目をとめて

 『あらっ』

 と声を上げた。

 『この案内したのは私なんですよ』

 聞いて私も驚いた。

 戦時中、普通の会社に勤めたら徴用される心配がある。

 兵器研究所なら安心だというので、奥さんはそこに勤めていたのだが、たまたまそのときに私が訪ねて行ったというのである。

 『覚えています。

 私です』

 と、奥さんはくり返した。

 私は斎藤さんとは本当に仲がよかった。

 よくゴルフも共にした。

 その奥さんが、あのとき私を案内してくれた女性だったとは……。

 私は単なる偶然ではないものをそこに感じた。

 生命体は、このように縁ある者同士を引き合わせるのである。

 ついでに書けば、誘導弾を発明したのと同じ昭和十八年に、私は家庭用テレビも発明している。

 大学が休みに入った十二月の末に、一分間でテレビの構造がひらめき、部品をかき集めてきてわずか二日間で組み立てた。

 私はテレビを専門に研究したわけではない。

 後で考えてみれば、これも生命体のなせるわざであったと思われる。

 このとき発明したテレビは、戦後になって日の目を見ることになった。

 実は、昭和二十八年に、当時一台三〇万円もしていたテレビを一万三〇〇〇円で試作し、朝日新聞で取り上げられて話題になったが、それはその一〇年前につくったテレビがもとになっているのである。

 話題になった一万三〇〇〇円のテレビは、その後、テレビ値下げの原動力になった。

 正月休みを利用し、手持ちの部品を集めてつくったのだが、早速、新聞に

 『これならラジオ並み』

 と紹介されると、値下がりを予想した消費者が誰もテレビを買わなくなり、テレビの売れ行きがガクンと落ちたのである。

 結局、三〇万円もしたテレビが、その半年後には七万円になり、一年半後には三万円まで値下がりした。

 私のところに文句をいってきた家電メーカーも何社かあったが、何も私はテレビを安くして家電メーカーを困らせようと思ってつくったわけではない。

 文句をいわれる筋合いはないが、大勢の消費者のためになったことだけは事実だろう。




初版印刷:1997年7月20日
初版発行:1997年8月5日
著者:政木和三
発行人:枻川恵一
発行所:㈱サンマーク出版
発売元:㈱サンマーク
印刷:共同印刷㈱
製本:㈱若林製本工場
©Kazumi Masaki. 1997
ISBN4-7631-9192-6 C0030

 

 

 

 政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました

超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。

 

 

 政木和三先生の廃刊御著書

 

『 この世に不可能はない 』

~ The Power of Mu ~

生命体の 無限の力

 

を現状のブログデザインに合わせて

再び掲載させて頂きます。

 

 

 

 政木先生の御教えである

『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』

との仰せを引き続き継承するため、

今後も少しずつではありますが、

何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、

政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、

皆様には引き続きのお付き合いの程、

何卒、宜しくお願い申し上げます。

 

深謝

m(__)m

 

 

 

 

 

完全オーダーメイド組み立て一式品

『復刻版 超強力磁力線発生器 試作品』

(特許第3510016号)

物理化学や自然科学の実験用、工業での金属磁化用専用試作機器として

政木和三先生がご発明なされた初期の頃の

元祖アナログ回路式機器を復活させることに成功しました!

ご用命の際は

下記のリンク先、もしくはE-Mailアドレスよりお問い合わせください。

 

令和3年3月に復活! 復刻版超強力磁力線発生器

 

画像の機器は平成10年の薬事法改定により製造販売が打ち切られた

元祖旧式アナログ回路が装着される超強力神経波磁力線発生器(Mリング)

 

 

 

元祖!本家本元!! 

神経波磁力線発生器と復刻版磁力線発生器との内部構造や動作の比較

 

 

提供:株式会社ケネスト

info@knestinc.jp

 

税込¥220,000,-

 


≪ご注意事項≫

 

この試作品は一般的な完成型の市販商品ではありません。

完全オーダーメイド方式のみにて

ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で

組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。

そして

ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は

政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた

当時のアナログ回路方式の復刻版として

ありのままに復元した内容構造の機器となっています。

しかしながら

現在の日本国憲法を遵守するにあたり

この機器の内容構造は

人体への使用が禁止される対象品となっています。

ゆえに

全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上

ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。

また

当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので

上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう

何卒、宜しくお願い申し上げます。

なお

機器への一年間の無償保証はもちろんのこと

その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に

引き続き対応させていただきます。

 

 

 

保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年

~ 悲運の発明品がついに復活! 復刻版 超強力磁力線発生器!! ~

 

 

 

≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫

 

旧式の神経波磁力線発生器の内部部品には最大作動時間60分設定

(通常30分に設定しています)

可能なタイマーが組み込まれていましたが(一部、後期型のMリングは除く)、

今回復活させました復刻版 磁力線発生器には

最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。

(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、

ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)

 

画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー

(こちら赤い針が60分設定になっています)

 

画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー

(こちら赤い針が1時間設定になっています)

 

 

 

最後に

当方は販売等々に一切関わっていませんが

元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され

厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています

家庭用電気磁気治療器のバイオイーザーをお求めの方は

正規にお取り扱いの有限会社政木研究所様へ

そして

元祖旧式機器のアナログ回路からデジタル回路へと改良が施され

厚生労働省より医療用機器として許認可を受けていない

家庭用健康機器のセルパワーをお求めの方は

製造販売元の株式会社セルパワー様へ

それぞれ直接に

お問い合わせくださいませ。



 

 

 

KNESTinc.