『 人類を救うヒット商品開発法 』
~ 誰にでもできる「精神エネルギー」の応用と実践 ~

政木和三

 

 

 

 

【 まえがき 】

 

~ ヒット商品は『愛情』によって生まれる ~

 

 


 ある冬の日、某大手電器メーカーの社員のお宅を訪問した時のこと。

 若いきれいな奥さんが、アカギレだらけの手で、冷たい水道の水を流しながら食器を洗っている光景を見て、なんとも痛々しいものを感じた。

 そこで瞬間的に私は、

 『ちょっとお待ちください』

 といって、カバンの中にあった学校の実験で使った雲母板を水道管に巻き、その上にニクロム線を巻きつけて電流を流す装置をつくった。

 すると水道からは温水が流れ出したのだ。

 奥さんからとても感謝されたことを覚えている。

 私が一七歳、工業高等学校に通っていた昭和一〇年(一九三五年)のことであった。

 実は、この装置こそ、現在では一般的に家庭で使われている

 『瞬間湯沸器』

 の原理であり、元祖であった。

 その着想は瞬間的で、時間にすればほんの二、三秒であった。

 私が結婚したのは昭和一八年(一九四三年)であるが、妻は食事の支度中にご飯を炊く時、ガス台の前で炊き上がるのを待ってガスを止めていた。

 どうにも妻の時間と労力が大変だなあと思っていた。

 なんとか工夫してみようと、まず、ご飯が炊ける時の釜の中の電気抵抗を測定してみた。

 焚きはじめから沸騰するまではほとんど抵抗に変化はないが、炊きあがる瞬間に電気抵抗は一〇倍以上に急変したのである。

 つまり、電気抵抗の変化は、そのまま熱伝導の変化となることをつきとめ、この原理を応用して、電気抵抗の急増した時にガスが止まるような装置をつくった。

 これが

 『自動炊飯器』

 の始まりで、我が家では新婚当時からずっと、この装置を使って炊事をしていたのである。

 戦後、昭和二八年(一九五三年)になって、我が家のこの装置を、当時のアサヒニュース映画が撮影に来て、

 『便利な生活風景』

 といった内容で上映された。

 そして、この映画を観た電気メーカーが私のところにやって来て、

 『これを製品にしたい』

 という申し出があった。

 私は

 『結構です、どうぞ』

 と伝えた。

 そのメーカーは間もなく、

 『電気釜』

 として製品化し、売り出したのである。

 いまでは

 『自動炊飯器』

 として日本中、どの家庭でも使われていることはいうまでもあるまい。

 これらのことは、本書で詳しく紹介していくが、ここでいわんとすることは、自分は男だからといって炊事などに関心を示さなければ、こんな

 『発明』

 は決して浮かばないことだ。

 『いま、この人たちはこれがあれば生活が便利だろうな……』

 という愛情と思いやりを持って新製品を開発すること、それが本物の

 『ヒット商品』

 であると思っている。


 私の発明、開発品は、現在まで特許申請などで分かっているだけでも九六〇件ほどある。

 特許申請は自分の手書きをタイプに打ってもらい、収入印紙を貼って自分で出願する。

 そして特許が決定すると、登録料を納めずに全部を無効処分にした。

 多くの人に私の発明品を活かしてもらおうと思っていたからである。

 大阪大学を定年で退職し、岡山にある林原生物化学研究所に参与としてお世話になった昭和五六年(一九八一年)のある日、日本の五大電器メーカーのトップクラスの人たちがわざわざ岡山までやって来た。

 そして、

 『政木先生、永年にわたりありがとうございました。

 先生が特許を申請されると、私どもの会社ではそれの商品化の準備をして、無効処分をされた時に発売できるようにして来たのです。

 もし、先生が全てをご自分の権利になされていれば、四、五〇〇〇億円のロイヤリティーがあったと思います』

 と異口同音に話されていた。

 『私は自分たちの生活に必要なものがあればいいんです。

 私の発明には時間が不要で、研究費も一銭も使わないので、特許料は不要なんです』

 と私は答えておいた。

 実はその二年前、昭和五四年(一九七九年)の元旦の朝、私に

 『神示』

 があった。

 それは、-----

 『汝は永年に亘りて陰徳を積みたるが故に、汝の寿命を延ばす』

 というもので、

 『陰徳』

 とは、いままで発明した特許を無償で電器メーカーなどに与え、世の多くの人たちに幸せと喜びを与えたものであることを教えられたのだ。

 本来であれば、私はこの年の一月末に死去することになっていたのが、

 『陰徳』

 のために延ばされたというわけである。


 さて、私は七八歳になった現在でも、研究室で研究生活を続け、講演で全国を年間一〇〇回以上も飛び回り、その上、週一回のゴルフでシングルを保っている。

 なかでも、研究室で、

 『発明』

 している時が無上の楽しみである。

 そして、本書で示すように、あくまで

 『発明』

 は目先の欲望を持たず、脳波をシータ波にして、瞬間的に実現させている。

 そして、発明、開発とは、

 『愛情と思いやり』

 を持って生み出すものである。

 それは、ひるがえってみれば、公害など地球の環境に害を及ぼさない

 『人類を救う』

 発明、開発でなければならないと思っている。

 こうした私の発明、研究開発の体験を通して

 『新製品開発』

 『ヒット商品開発』

 の方法を紹介していくが、本書が読者諸兄にとって

 『人のため』

 になり、

 『人類を救う』

 ヒット商品を生み出す一助となれば、この上ない幸せである。



 平成七年二月

 政木和三




人類を救うヒット商品開発法
第1刷発行:1995年3月2日
第3刷発行:1995年4月5日
著者:政木和三
発行者:神尾昭男
発行所:東洋経済新報社
    〒103 東京都中央区日本橋本石町 1-2-1
    電話 03(3246)5661(編集)
       03(3246)5467(販売)
    振替 東京3-6518
印刷・製本:丸井工文社
© 1995 <検印省略>
ISBN 4-492-04081-1
Printed in Japan

 

 

 

 政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました
超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。

 

 

 政木和三先生の廃刊御著書

 

『 人類を救うヒット商品開発法 』
~ 誰にでもできる「精神エネルギー」の応用と実践 ~

 

を現状のブログデザインに合わせて

掲載させて頂いております。

 

 

 

 政木先生の御教えである

『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』

との仰せを引き続き継承するため、

今後も少しずつではありますが、

何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、

政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、

皆様には引き続きのお付き合いの程、

何卒、宜しくお願い申し上げます。

 

深謝

m(__)m

 

 

 

 

 

完全オーダーメイド組み立て一式品

『復刻版 超強力磁力線発生器 試作品』

(特許第3510016号)

物理化学や自然科学の実験用、工業での金属磁化用専用試作機器として

政木和三先生がご発明なされた初期の頃の

元祖アナログ回路式機器を復活させることに成功しました!

ご用命の際は

下記のリンク先、もしくはE-Mailアドレスよりお問い合わせください。

 

令和3年3月に復活! 復刻版超強力磁力線発生器

 

画像の機器は平成10年の薬事法改定により製造販売が打ち切られた

元祖旧式アナログ回路が装着される超強力神経波磁力線発生器(Mリング)

 

 

 

元祖!本家本元!! 

神経波磁力線発生器と復刻版磁力線発生器との内部構造や動作の比較

 

 

提供:株式会社ケネスト

info@knestinc.jp

 

税込¥220,000,-

 


≪ご注意事項≫

 

この試作品は一般的な完成型の市販商品ではありません。

完全オーダーメイド方式のみにて

ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で

組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。

そして

ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は

政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた

当時のアナログ回路方式の復刻版として

ありのままに復元した内容構造の機器となっています。

しかしながら

現在の日本国憲法を遵守するにあたり

この機器の内容構造は

人体への使用が禁止される対象品となっています。

ゆえに

全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上

ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。

また

当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので

上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう

何卒、宜しくお願い申し上げます。

なお

機器への一年間の無償保証はもちろんのこと

その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に

引き続き対応させていただきます。

 

 

 

保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年

~ 悲運の発明品がついに復活! 復刻版 超強力磁力線発生器!! ~

 

 

 

≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫

 

旧式の神経波磁力線発生器の内部部品には最大作動時間60分設定

(通常30分に設定しています)

可能なタイマーが組み込まれていましたが(一部、後期型のMリングは除く)、

今回復活させました復刻版 磁力線発生器には

最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。

(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、

ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)

 

画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー

(こちら赤い針が60分設定になっています)

 

画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー

(こちら赤い針が1時間設定になっています)

 

 

 

最後に

当方は販売等々に一切関わっていませんが

元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され

厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています

家庭用電気磁気治療器のバイオイーザーをお求めの方は

正規にお取り扱いの有限会社政木研究所様へ

そして

元祖旧式機器のアナログ回路からデジタル回路へと改良が施され

厚生労働省より医療用機器として許認可を受けていない

家庭用健康機器のセルパワーをお求めの方は

製造販売元の株式会社セルパワー様へ

それぞれ直接に

お問い合わせくださいませ。



 

 

 

KNESTinc.