『精神文明と奇跡』
政木和三

 

著書装幀:横尾忠則

 

 

第1章 二十世紀の奇跡

 

 

◎ 世にも不思議な実話 ①

 

 

--- 天玉尊先生の生い立ち ---

 

 

 

【不思議な子供Y】

 Yが三歳になったとき、ある晴れた日に母親に手を引かれて富士山麓を歩いていた。

 突然Yの姿が見えなくなった。

 仕方なく母親は警察に保護願いを出した。

 すると、三十キロほど離れたところに、女の子が“やつで”の葉を持って泣いているとの報告があり、調べてみるとそれがYであった。

 瞬間に三十キロもとんだことになる。

 Yは六歳から十二歳までの間、小遣いをもらうとそれでお経の本を買った。

 そして毎朝素足のまま三キロの道を走り、かけもどってきた。

 その後で逆立ちを数時間も行い、指から血の出ることもあった。

 昭和二十年は終戦の年である。

 四月にYは、

 『八月十五日に日本は戦争に負けるのよ』

 と近所の人々に知らせた。

 時の特高警察に引かれて行ったが、近所の人々の、子供だから許してほしいとの願いで、ようやく帰宅を許された。

 そのときYは十二であった。

 

 


【お酒の湧(わ)き出し】

 十九歳のころから物理的な奇現象が身辺に起こるようになった。

 ある日大黒様にお水を供えたところ、それがお酒に変わった。

 ところがお酒を供えると水に変わることもあった。

 その回数がだんだんと多くなり、ついに、からっぽの容器(つぼ)にお酒が湧(わ)くようになってきた。

 それが“きのえね”の日。

 それは大黒様のお祭りの日である。

 これは六十日目に一回やってくるので、一年間に六回もお酒が湧(わ)き出した。

 このお酒は、家の中に人が居なくても、“きのえね”の日には定期的にお酒が湧(わ)くようになり、それが二十年間も続いている。

 一種の果実酒のようなもので、黄、赤、青、紫、そして白色と、鮮明な色である。

 この酒の出現をみようとして、徹夜で容器の前で見はっていた人も多いが、入る瞬間を見ることは出来ない。

 フタをしたままで、いつの間にか一ぱいになっているものである。

 一回の発生量は三リッターぐらいである。

 多くの人に分け与えたいために大きなツボを置いたが、それには一回も湧(わ)き出たことはなかった。

 しかし、それとは反対に、毎年十二月三十一日に神前にお供えしてある日本酒が、栓を封じたままで、五本から十本が水に変わることである。

 特級酒、または一級酒が口も切らずにお供えしてあるものが、どのような過程で水になるのかは不明であるが、しばらくすると白くにごってくる。

 アルコールが澱粉に戻(もど)ったことになる。

 そのようなことは化学的にはあり得ないことであるが、それも二十年間、毎年続いているのである。

 筆者の平凡な考えでは、“きのえね”の日に出すお酒のアルコール分を、神が天上界に年末に蓄えておき、それを六十日ごとに取り出して使っているのではないか?

 その発生した果実酒は、その後がまた不思議である。

 そのご神酒を頂きに来る人が毎回数百人もある。

 湯呑に一ぱいぐらいを配ることになるが、二、三リッターのものを数十人に配ればなくなるはずである。

 ご神酒を分配する人は、最後の人まで渡るかどうかを毎回非常に心配するが、三百人でも、四百人でも、最後の人に配るまでお酒は出てくる。

 そして最後の人の容器に一ぱい入れた瞬間にからっぽとなる。

 私もそのお酒を五十ccほどのビンに頂き、家におき、来客に対して一年半の間にわたり差しあげたことがある。

 数十人の人たちだと思うが、毎回同じ量だけ残っていることに気付き、このお酒はいくら人に差し上げても減らないと語ったところ、その回でなくなってしまった。

 念力で起きている物理現象は、人間の欲望によって消滅してしまうものらしい。




【人の生涯(しょうがい)が映ってくる】


 Yは廿歳代において、初対面の人の一生が映像として映るようになった。

 病気になること、火難、水難の予知、死期を知ること等がはっきりと見えてくる。

 筆者等の凡人にとっては大変重宝なことであるが、本人にとっては、最大の苦痛となった。

 『神様、私を普通の人間にして下さい。

 どうかお願いします』

 と、一生懸命に念じた。

 しかし、神は聞いてはくれないばかりか、大きな事故となってあらわれた。

 自転車に乗って坂道を走り下ったとき、自動車に衝突しひかれた。

 即死である。

 病院の死体安置所におかれ、家では告別式の準備をしていた。

 死後八時間、Yの魂は天上界にあった。

 一面に咲き乱れている黄色い花、紫の花の暖かい日差しの下で大きな川に近づいた。

 長い大橋のたもとに大きな男の人がいて、

 『あなたは渡るでない』

 と言って通してくれない。

 どうしても渡りたいと言うと、肘(ひじ)で強くぶたれた。

 その瞬間にYは生き返ったのである。

 死亡診断書もある人が生き返ってきたのである。

 Yは子供の時にも池に落ちて一度、そして、トラックの下にひかれて一度、そして、二階から転落したとき、ちょうど下の庭にいた母親の腕に受けとめられて、三度も生命を助けられている。

 ある時は、汝を百か日間だけ“めしい”にするとのお告げの通り、その日から完全な盲目となった。

 にわかめくらのために柱にぶっつかったり、二階からの階段をころげおちたり、生傷がたえない日が続いた。

 しかし、今晩はこれが食べたいと思っていると、どこからかそれを持って来てくれた。

 昼も、注文しないのに出前持ちが欲しいものを届けてくれた。

 そして四月八日の花祭りの日に、

 『神前に花を供えよ、その日一日だけ目が見える』

 との神示があった。

 多くの花を供えてしばらくすると、全部の花の頭がちぎられている。

 そのちぎった花は多宝塔(とう)の上に載せてあった。

 この花は水をやらなくても一か月間は枯れないようにするとの神示とともに、Yの眼は見え出し、その状況を自分の眼によって確認することができた。




精神文明と奇跡
第三刷発行:昭和五七年九月二十日
著者:政木和三
発行者:後藤房子
発行所:日新社
    岡山市尾上二七七〇 電話〇八六二(八四)二一二一
印刷書:山陽印刷株式会社
    岡山市中山下二丁目五-五〇-一〇一

 

 

 

 政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました
超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。

 

 

 政木和三先生の廃刊御著書

 

『精神文明と奇跡』

 

を掲載させていただいています。

 

 

 

 政木先生の御教えである

『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』

との仰せを引き続き継承するため、

今後も少しずつではありますが、

何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、

政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、

皆様には引き続きのお付き合いの程、

何卒、宜しくお願い申し上げます。

 

深謝

m(__)m

 

 

 

 

 

完全オーダーメイド組み立て一式品

『復刻版 超強力磁力線発生器 試作品』

(特許第3510016号)

物理化学や自然科学の実験用、工業での金属磁化用専用試作機器として

政木和三先生がご発明なされた初期の頃の

元祖アナログ回路式機器を復活させることに成功しました!

ご用命の際は

下記のリンク先、もしくはE-Mailアドレスよりお問い合わせください。

 

令和3年3月に復活! 復刻版超強力磁力線発生器

 

画像の機器は平成10年の薬事法改定により製造販売が打ち切られた

元祖旧式アナログ回路が装着される超強力神経波磁力線発生器(Mリング)

 

 

 

元祖!本家本元!! 

神経波磁力線発生器と復刻版磁力線発生器との内部構造や動作の比較

 

 

提供:株式会社ケネスト

info@knestinc.jp

 

税込¥220,000,-

 

 

≪ご注意事項≫

 

この試作品は一般的な完成型の市販商品ではありません。

完全オーダーメイド方式のみにて

ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で

組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。

そして

ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は

政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた

当時のアナログ回路方式の復刻版として

ありのままに復元した内容構造の機器となっています。

しかしながら

現在の日本国憲法を遵守するにあたり

この機器の内容構造は

人体への使用が禁止される対象品となっています。

ゆえに

全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上

ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。

また

当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので

上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう

何卒、宜しくお願い申し上げます。

なお

機器への一年間の無償保証はもちろんのこと

その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に

引き続き対応させていただきます。

 

 

 

保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年

~ 悲運の発明品がついに復活! 復刻版 超強力磁力線発生器!! ~

 

 

 

≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫

 

旧式の神経波磁力線発生器の内部部品には最大作動時間60分設定

(通常30分に設定しています)

可能なタイマーが組み込まれていましたが(一部、後期型のMリングは除く)、

今回復活させました復刻版 磁力線発生器には

最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。

(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、

ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)

 

画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー

(こちら赤い針が60分設定になっています)

 

画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー

(こちら赤い針が1時間設定になっています)

 

 

 

最後に

当方は販売等々に一切関わっていませんが

元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され

厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています

家庭用電気磁気治療器のバイオイーザーをお求めの方は

正規にお取り扱いの有限会社政木研究所様へ

そして

元祖旧式機器のアナログ回路からデジタル回路へと改良が施され

厚生労働省より医療用機器として許認可を受けていない

家庭用健康機器のセルパワーをお求めの方は

製造販売元の株式会社セルパワー様へ

それぞれ直接に

お問い合わせくださいませ。



 

 

 

KNESTinc.