『私は奇跡を見た』
~ 超能力エネルギーの神秘 ~
政木和三
第二章 フーチパターンの不思議
第一節 磁石による人格測定
日本でスプーン曲げのブームが起きる前に、日本テレビが、カナダにいたユリ・ゲラーから念力を日本に送るという実験を放送したことがあった。
確か昭和四十九年三月七日であったと思う。
私は、そのテレビを見る数時間前に、ふと、生命現象と磁石の間に、何か関係があるように思え、ひとつの道具を作って、実験してみようという気になった。
そしてこれは、私自身にひとつの奇跡を体験させてくれることになったのである。
午後五時ごろには出来あがった。
夜七時に自分の手の甲の上に吊り下げて実験を始めた。
磁石の振り子は、自然に左右に振れだした。
振幅は一〇センチメートルぐらいの細長いダ円形である。
ひとつの試みとして、別の人の手を近くに置いてやってみたら、私だけでやる時とは、全く違う縦長のパターンで動くので、私は計測用の目盛盤を作ることにした。
その盤には、一センチメートル間隔の同心円を七つ描いた。
振り子の構造は、まさに私のインスピレーションによるのだが、円筒状のベークライトの中に、図のように磁石を入れたもので、それを銅線でぶらさげるわけである。
使うときは、右手の親指と人差指で銅線をもち、磁石をつり下げる。
そして、たれ下がった、その振り子の真下に計測用の目盛盤を置いておく。
このような状態で、私自身が精神統一をすると、磁石の周辺が白く光り輝き出す。
と同時に、振り子が徐々に振れ出すのである。
そして、しかも、先のように、目盛盤に手を置いてもらう人によって、振れ方が異なるのである。
その後、このようにして三百人ぐらいの人達に同心円板の上に手をおいてもらって、計ると、そのパターンは千差万別で個人差のあることがわかった。
これらの作動原理を知るために、私は別な実験をしてみることにした。
図のようにスケールを二本水平に取付けて、0点を鉛直線に合わせておく。
パターン測定用の磁石をつり下げると、当然鉛直となり、磁石をつり下げた線は0点の上を通っているわけである。
次に、手をスケールの下におき、磁石を徐々に近づけてくると、ある位置で反発され、上の目盛と下の目盛が合わないところができてくるのである。
これは個人差があって、一〇センチメートル毎に傾むくときと、二十センチメートル毎に傾むく人があり、その傾きは五ミリから十ミリメートルぐらいである。
これによってわかることは、手から出る何等かの人間のエネルギーによって、磁石が押されるようだということである。
その押す力は、一グラム以下の小さいものではあるが、何等かのエネルギーが人体から出ていることがうかがわれる。
しかしこのスケールによる方法では、その差が僅少で、個人差の識別が困難である。
そこで元の、同心円形の定規による方法を用いて、個人差を調べてみると、大体次のように大別することができた。
男性では、縦方向に長い形が主となり、女性では円形になる人が多いことがわかった。
その大略の傾向は図のようであって、円に近いものは円満な人間であり、幅のせまいパターンは度量の少ないことを現わしている。
図形の振幅を二十倍すれば、知能指数とバイタリティの値となることがわかった。
つまり、振幅が五センチメートルの人は、平社員で生涯を終る人が多く、六センチは課長、七センチで部長、八センチ以上で重役から社長になる人が多いのである。
振幅が一〇センチメートル以上ある人は、スプーンが曲がるような、不思議な現象をおこすことができる。
また、パターンが意味する事が別にある。
縦方向の人は、ものの考え方が中庸で、敵を作らないが、左に傾くにしたがって、自我の気持ちが強くなり、二五度傾いて振れる人は、石橋をたたいて渡るような堅実な物の考えをもつ人であるが、四五度に傾くと、自我の気持を出す強情な人である。
九〇度傾いて水平の方向の人は、奇人変人であり、超能力を持つ人もある。
最後にパターンが点になる人がある。
これは世界中でも数人しかいないと思われるが、これは神格を持った人で、生神とも称すべきもので、物質を自分の意志によって、自由に滅失、現出のできる人で、古代の聖人はこの部類の人であった。
私は、この振り子による揺れを
『政木フーチパターン』
と名付けた。
このパターンを示す振り子は、磁石と生命体のエネルギーの何等かの作用によって動くものである。
その小さなエネルギーを、時間によって積分したパターンは、人間の個性を示すことになり、この磁石は生命体からの信号を増幅するものだとも思われる。
被測定者が筆者の前にいれば、当然その人のパターンがあらわれるが、さらにその人が頭の中に思い浮かべる人間のパターンも、表示することができるのである。
先日、ある雑誌記者が二十名の男女スターの測定を依頼して来た。
私はその記者に、こちらに来る前に二十名のスターと面接をしておいてもらった。
そうすれば、その時の状況を頭の中に画くだけで、名を言う必要もなく、一号、二号と、スターを番号で呼ぶだけでわかるのである。
二十名のスターのパターンが次々と表われた。
そのパターンにより、水泡のように生まれてすぐ消えてゆく人と、超一流のスターダムにのしあがる人との区別ができるものである。
一流のプレイヤーとか、スターになりたい人はまず、政木パターンによって、本人の人間性を測定し、振幅が八センチ以上あって、超一流になれることがわかってから、その道に進むべきであって、いくら努力しても天分のない人は、その苦労が役に立たないこともある。
そのような人は、早くあきらめて、地味な仕事で、自分の生涯を全うすべきであろう。
その人のパターンの振幅は、ほとんど変化しないが、パターンの形は精神修養によって大きく変ることがわかった。
先般も、ある人を測定したところ、強情な、エンジニアタイプのパターンとなった。
『あなたの職業は何ですか』
と聞くと
『会社の社長です』
ということだった。
そこで私は
『このせまいパターンの社長のもとで働く社員は、かわいそうですよ。
あなたは、人の意見は少しも採用せず、せまい自己の考えだけで物ごとを判断し、管理職としての抱擁力がないのです。
社員はみじめな思いで勤めていることでしょう』
と言った。
社長は深く頭をさげて帰ってゆき、その三か月後に再びやって来た。
『もう一度測って下さい』
と言うので、測定してみると、前回とは異なり、傾きもほとんどなくなり、幅も相当広くなっていた。
私はびっくりして、
『前回と変りましたが、何かありましたか?』
と尋ねた。
『実は前回のときのパターンが大変気になり、寺へ三か月間こもって、修業して来たんですよ。
そうですか、パターンが変りましたか。
とても嬉しいです』
とにこにこしていた。
『このパターンであれば、社員と仲よく語り合いながら仕事ができることでしょう』
と、私も喜びながら言った。
この人の例のように、精神的練磨によって、パターンは変化することがわかった。
普通の場合は、自分の人間性を知ることができないために、生涯その欠陥に気付かず、そのまま過ごしてしまうが、パターンによって、自分の人間性がわかれば、最も理想的なパターンになるように心掛ければ改善できるわけである。
また、自分のパターンを知ることによって、それに合った職業に就くことも有意義であろうと思われる。
ただ、この振り子の操作が、だれにもできるものではないことが残念だ。
私にだけできるということには、次のような霊的なわけがあったからなのである。
あるとき、ゴルフ仲間から
『一度マンジ会へ行きなさいよ』
と言われた。
そのときは箱根のゴルフ場にいたので、さっそく私は次の日、東京へ出て、銀座にある紅卍(まんじ)会に行ってみた。
署名をして祭壇の前に近づくと、係りの人が
『紅まんじ会の祭神は“ショウ、シン、ジン”です』
と言われた。
私は
『はっ』
とした。
数日前にある人から、
『あなたの背後霊は、ショウ、シン、ジンと言う方です』
と聞いたばかりだったからである。
しかし、どのような字で表わすのかは知らなかった。
それを知りたいと思っていた時のことであったから、偶然にしては、あまりにもタイミングが良すぎると思われた。
『どのような字ですか』
と私は尋ねた。
『ここにその碑があります』
大きな石碑の正面に“尚真人”とあった。
『この神様は香港から紅まんじ会の本部の方が来られたとき、出現されたもので、文字を書かれます。
封書に尋ねることを書き、神前に置きますと、自動書記によって、漢文でそのお答が出るのです。
そして最後に尚真人様のサインが書かれます。
そのサインはこれです』
と言って、見せられたのを見て二度びっくりした。
というのは、その尚真人のサインは、私の人格測定器の表示パターンと同じだったからである。
まん丸もあり、細長いものもある。
あまりの不思議さに、私達の常識では考えもおよばない高次元の世界の指令によって、私達は動かされているのだという実感が溢れ出たのである。
わずか一年前まで神仏の存在を否定し、宗教不要論まで唱えていたこの私が、こうした感激を覚えるのは何の力であろう。
一年前まで科学的に全てを解釈し、宗教家達の言う霊界の事など耳にすることもけがらわしいとさえ思っていた私に、果実酒の発生といい、そして今、私に人格測定を為さしめている尚真人という背後霊の存在の証明等、他人が何度話されても、自分が納得しないうちは、絶対に信ずることのできない性格の私が、目の前に起きた奇跡によって、認めることになったのである。
それは、他人から一言でも教えてもらったことでもなく、命令されたことでもない。
大きな奇跡的な事実によって、自分が悟ることができたものである。
尚真人は、今を去る二千年程前の中国の仙人であり、科学と技術を担当された方であるという。
私の発明による新製品開発は、全てこの尚真人の指令によるものだと思える。
私の人格測定も、決して私自身が行っているものではなく、尚真人が被測定者の情報を私に伝達し、自動的にパターンが発生しているものであった。
私は奇跡を見た
初版発行:昭和53(1978)年1月10日
10版発行:昭和59(1984)年3月15日
著者:政木和三
発行者:瓜谷侑広
印刷所:藤印刷 株式会社
発行所:株式会社 たま出版
〒162 東京都新宿区納戸町33
電話 03-269-4367
振替 東京3-94804
0014-0023-4354
1978©
ISBN 4-88481-023-6 C0014 ¥980E
政木先生とのご縁の始まりは、
令和元年七月一日に他界しました昭和五年生まれの私の実父が小学生時代の頃より電気のイロハを教わり、
(実際に、電気ギター制作等々、様々な電気技術のご教授を、家族ぐるみのご近所付き合いの中で個人的に無償で賜ったそうです)
その後、御晩年には、政木先生の素晴らしいご発明品の集大成のひとつとして
“世のため、人々のため”に御余生をかけ陰徳にご尽力なさいました
超強力 神経波磁力線発生器
(改名機器、インパルス磁力線、そして、Mリング。すべての御販売は㈲政木研究所、㈲ケントにて)
の製造に至るまで、数々のお仕事をお世話頂き、
政木先生がお亡くなりになる最後の最後まで、私も含め家族ぐるみのお付き合いを賜わり、
今も尚、心の底よりとても尊敬し、感謝している恩師・師匠です。
政木和三先生の廃刊御著書
~ 超能力エネルギーの神秘 ~
『私は奇跡を見た』
を掲載させていただいています。
政木先生の御教えである
『目先の欲望を捨て去り、世のため、人々のために尽力せよ!』
との仰せを引き続き継承するため、
今後も少しずつではありますが、
何度も何度も繰り返す、日々の心の学びの礎として、
政木先生の御教えのすべてをこれからも紹介させて頂きますので、
皆様には引き続きのお付き合いの程、
何卒、宜しくお願い申し上げます。
深謝
m(__)m
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ご依頼者様個人と当方との合意・同意の上で
組み立てセット一式の試作品として特別に製作させていただきます。
そして
ご依頼者様個人によって組み立てられましたこの試作機器は
政木和三先生と北野電機が平成10年まで製作していた
当時のアナログ回路方式の復刻版として
ありのままに復元した内容構造の機器となっています。
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現在の日本国憲法を遵守するにあたり
この機器の内容構造は
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全てはご依頼者様各自の自己責任において法律をご遵守の上
ご使用・ご活用いただきますようお願い致します。
また
当方はご使用に関する一切の責任を負いませんので
上記の旨をご理解、ご確認いただいた上でお問い合わせくださいますよう
何卒、宜しくお願い申し上げます。
なお
機器への一年間の無償保証はもちろんのこと
その後の機器修理に関しましては従来の元祖旧式機器と同様に
引き続き対応させていただきます。
保江 邦夫 先生 【第2回 バロン保江のエリア55】 2021年
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≪復刻版 超強力磁力線発生器 試作機 の内蔵タイマーについて≫
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最大作動時間3時間まで設定可能なタイマーが装着されています。
(出荷時は作動時間を1時間設定にしていますが、
ユーザー様にてご自由に作動時間を最大3時間まで設定していただけます。)
画像は元祖 超強力神経波磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が60分設定になっています)
画像は本家本元 超強力復刻版磁力線発生器のタイマー
(こちら赤い針が1時間設定になっています)
最後に
当方は販売等々に一切関わっていませんが
元祖旧式の超強力神経波磁力線発生器(Mリング)より改良が施され
厚生労働省より医療用機器として許認可を受けています
家庭用電気磁気治療器のバイオイーザーをお求めの方は
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