【タイトル】しまふくろう いきる
・文・絵:手島 圭三郎
・出版社:絵本塾出版
・金額(本体):1,700円
・発行年:2010年
・読み聞かせにかかる時間(目安):6分40秒くらい
・文章量:
4-6.7.2.4.5.7.6.9.3.6.5.4.4-3-4.4.8-7行くらい。
・漢字の有無:本文に漢字なし
・備考:いきるよろこびシリーズ
・あらすじ・内容:
しあわせなひびをすごしていた、ふくろうのふうふ。やさしいおすにまもられためすは、いつまでもしあわせが、つづくことをねがっていました。しまふくろうのいのちは、20ねん。おわりのひは、しずかにしのびよってきます…。(カバーそでより)
・感想:
しまふくろうと、しまふくろうがいきる環境を繊細な版画で表現していて、見事だなと思いました。文がなかったとしても、しまふくろうが自然の中で強く生き抜くさまが伝わってきます。
文でも、しまふくろうの夫婦って仲睦まじいんだなあというのがすごく伝わってきて、その愛がすこしうらやましく感じました。ぼうぼう・うーの鳴き声、実際に聞いてみたいもんだぜ!
命あるものはいつかおわりを迎えてはしまうのですが、それで愛が終わるわけでもなく、風に吹き付けられた雪が若いかりし頃のおすの姿に見えてしまうくらい、めすは相手のことを覚えていて、そういう想いの強さが続いているところがすてきでした。
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