【タイトル】いつもいっしょに
・作:こんの ひとみ
・絵:いもと ようこ
・出版社:金の星社
・金額(本体):1,400円
・発行年:2008年
・読み聞かせにかかる時間(目安):3分20秒くらい
・文章量:
2-2.1-2-1-2.2-2-1.1-2.2-2.1-1.1-3.1-3-3-1-1-1-1.2-1-1-1.2.2.1-2-2.2-1-1.2-1.2行くらい。
・漢字の有無:本文に漢字なし
・あらすじ・内容:
もりのなかに くまがすんでいました。くまはひとりぼっちでした。
あるひ・・・ トン! トン! トン! トン!
だれかがとびらをたたきます。
くまがとびらをあけると、うさぎが さむそうにたっていました。(カバーそでより)
・感想:
う、うーん。言葉がでてこないタイプなのかもしれないけど、ジェスチャーという方法もあるので、何かしらうさぎさん側も伝える術を探ってもいいのではという気がしました。伝えるのが苦手なのかもしれなくてもさ。くまさんが寂しくなるのもわかるのでねえ。くまさんがすべてを受け入れて理解するのも大変じゃないかなあって。くまさんも神さまじゃないからさ。ふつうに生きてるからさ。
うさぎは好きなので肩入れしたい気持ちもあるのですが(?)、お互いの歩み寄りって大事だなあって思いました。うさぎさんもジェスチャーでは伝えていたけど、くまさんが鈍感でそのジェスチャーに気が付いていない可能性もあるのかなあ。にこにこがうさぎさんにとっての「お・い・し・い・よ💗」という最大限の好意アピールとか? それがくまさんにとってはわかりづらかったと。すれ違い、だったんですかねー。うーん。
まあ、くまさんの感情爆発が夢でよかったですけど。でも今は夢でよかったって気持ちになっているけど、少したってからまた寂しい気持ちが少しずつ積み重なっていくと思うなあ。うさぎさん側に言葉がつかえない理由があるなら、たとえば葉っぱをハートにするとかでも思いは伝えられるからね。ハートの葉っぱを四つ並べてクローバーに見立てたりとかもさ! 工夫で何とかなる部分をどうにかして、よりハッピーになっていってもらいたいですね。
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絵本ナビ いつもいっしょに