【タイトル】ひとりになったライオン
・文・絵:夏目 義一(なつめ よしかず)
・出版社:福音館書店
・金額(本体):1,400円
・発行年:2017年
・読み聞かせにかかる時間(目安):3分20秒くらい
・文章量:
1.6.6-1.2.2.1.1.1.1.1.1.2.1.1.2.2.1.1.1.4-4行くらい。
・漢字の有無:本文に漢字なし
・備考:日本傑作絵本シリーズ/読んであげるなら 5才から じぶんで読むなら 小学校中級むき
・あらすじ・内容:
わかいライオンが家族を離れて、ひとりで暮らすことになった。お腹が空いたライオンは、シマウマのこどもに狙いを定めるが……。
・感想:
家族と離れてひとりぼっちになったライオンが、狩りをはじめたててどうやって襲ったらいいのかわからず四苦八苦する様子が、とてもリアルな絵で描写されていました。あまりにもリアルな絵なので、実写で見ているような感覚になりましたし、それでいてライオンの表情に人間味(という表現もおかしいかもしれないですが)があって、親近感を覚えました。遠くからシマウマの様子を伺うライオンの姿も愛嬌があってたまりません。このひょっこり具合にきゅんとくる。実際にいたらドキドキがとまらないけれど。
シマウマの数がページをめくるにつれてどんどん増えていくあたりは、ライオンの気持ちのほうに共感してしまったので、怖く感じました。やつら、マドハンド並みに現れよる。しかしそれが彼らの生きる知恵。砂埃でシマウマの姿が確認できづらくなるあたりは、なぜシマウマがあの柄なのかを、読んだこどもたちが学んでくれそうですね。
シマウマのお母さんに足蹴にされ、お父さんには噛み付かれ、踏んだり蹴ったりなライオンさん。たくましく生きていってほしいものです。
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絵本ナビ ひとりになったライオン