【タイトル】ぼく、ひつじじゃなくてぶたなんだ
・ぶん:ピム・ラマース ※オランダ育ち
・え:ミルヤ・プラーフマン ※オランダ生まれ
・やく:長山 さき(ながやま さき)
・出版社:ほるぷ出版
・金額(本体):1,500円
・発行年(第1刷):2020年
・読み聞かせにかかる時間(目安):4分30秒くらい。
・文章量:
2.3.6.4.4.3-5.6.5.7.3-2-3.5.4-2.4-3-4.5.2-1.2-2行くらい。
・漢字の有無:本文に漢字あり。漢字にはふりがながふられている。
・あらすじ・内容:
メーって ないてごらん じゅういさんが こひつじに いうと ブーブー こひつじは ないてみせました。
ぼくは こぶたなんだ という こひつじが主人公の、オランダ、ベルギーで話題の絵本。(カバーそでより)
・感想:
心の中はぶたで、体がひつじの子にとって、周りに自分がひつじだと思われることは、自分ではないものとして見なされているようでしっくりこず、それはさぞかし苦痛だったでしょうね。心の中の姿は周りには見えないので、ひつじの体をしていたらひつじと見なしてしまう周りもまあわからなくはないのですが、それにしたって揶揄わなくてもよかったなと。
そんなときに、心も尊重してくれる獣医さんに出会えて、自分らしく生きられる姿になり、みんなと楽しく過ごせるようになって良かったなと思います。
…まあでも、これはひつじがぶただったとしても、ぶたの不利益にはならないので比較的すんなり周りも受け入れやすいと思うんですけど、例えばひつじがひつじのままでいたときには得られないけれど、自分がぶただと主張してそれが通れば、ぶたのめっちゃいい餌がもらえるとなったときは、すごく難しい問題だなと思います。ぶたがもらえるはずだったものをかっさらうことになるので……。まあひつじにはひつじの、ぶたにはぶたの良さがあるので、今回の例えとしてはあまりそぐわないんですが、ひつじがA、ぶたがBと考えたときに、同じ能力だったらどう入れ替わってもいいけど、ひつじのほうが物理的なパワーを出せる場合には、普通にしててもぶたのものを強奪出来てしまいますよね。そうなったときにあなたはそういう存在だから、って受け入れられるかどうかはまた別かなあと。Aの環境を整えることも大事だけど、Bの環境を整えることも大事で、Aだけの環境を整えることはまた違うかなあと。折り合いの付け方って大切だなあと思います。みんな幸せに生きられたら最高ですよね。
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絵本ナビ ぼく、ひつじじゃなくてぶたなんだ