◆ ヴェネツィア・カーニバル最潮 | イタリアよもやま話

◆ ヴェネツィア・カーニバル最潮


イタリアよもやま話

世の中は何処もこんなに不景気なのに、
それと反比例してか、今年のヴェネツィアのカーニバルはかなりの人出です。
昨日の日曜日は15万人、沈没するんちゃうか・・・という記録的な数の観光客が
小さなヴェネツィアに訪れました。
カーニバルは明日の火曜日が最終日ですが、
世の中は普通に動いてますから、
(でも、学校は火曜日まで休みになったりするんだけれど・・・)
やっぱり最後の日曜日が人出の最潮日となるのが通常です。

人出が多いと、交通整理の警察官が出て、
所々一方通行になります。
住んでいる人にとっては、ただでさえ狭い道、
普通でさえ観光客がタラタラと歩いていて時間のかかる道が、
完璧に人でふさがってしまうと、うんざりしますが、
観光で市民の生活がもってるヴェネツィアですから、
仕方がないことでしょう。
ヴェネツィア人はよく観光客の悪口を言いますが、
この町では観光客からのお金で生きている人が大半ですし、
町全体の維持費は相当なものですから、
観光客がいなかったら、とうの昔に無人島と化していたのでは、と思いますからね。

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イタリアで有名なカーニバルと言えば、他に数か所ありますが
何処も大きな張り子の人形パレードや、リオからの踊り子さんを招待してといった
大々的なお祭りです。
ヴェネツィアのカーニバルの基本は
個人が思い思いの扮装で町を歩き回る、というもの。
13世紀から始まった風習ですから
主にヴェネツィア共和国時代の時代もの衣装と仮面が多く、
(何故かフランス人があの手の仮想が好きみたいです)
一般的なイタリア人は、『欽ちゃんの仮装大賞』的な風体で訪れたりもします。
私は、そっちの方が断然好き。

↓扮装などの写真はヴェネツィアのカーニバルの公式サイトでね。
http://www.veneziamarketingeventi.it/en/page/eventoDettaglio?idEvento=122