◆ イタリア鉄道、遅れる電車ばかりではない
今までイタリア鉄道に向けた数々の愚痴ブログを書きましたが、
何を隠そう、イタリアの電車のもっとひどいのは、
遅れることでもない、
定刻より早く発車しちゃう
ことなんです。
なんとヴェネツィアの一駅前のメストレ駅では
次の終着駅ヴェネツィア行きの電車は、
時刻表より早く出発してもいいことになっているというのです。
これ以上あきれる話がありましょうか・・・。
「へ?じゃあ何のために時刻表があるの?」
とか、色々言っても、無駄。
そういうことになってるらしいんです。
定刻に着くのが精一杯のイタリアですから、
そういうケースは少ないのですが、それでも私は何回かやられました。
しかも終電で・・・。
メストレ駅からヴェネツィアへの最終電車は0時07分。
ウディネからの電車で、たった1時間半ほどの道のりなのに、
遅れて来ることが非常に多い電車なのです。
次の終着駅のヴェネツィアまで10分くらい。ところが、
たまぁ~~~~に早めに着くこの電車、0時7分になる前に出ちゃうんです。
ひどい時は、0時2分とかに余裕を持ってホームに行ったら、
出た直後の電車の後姿を眺める羽目に・・・。
で、メストレの駅員室に
「どうしてくれるの?最終電車だよ!」
と文句言いに行っても、
「早めに出てもいいという規則があるし、
電車の運行時刻に関しては僕達は管轄外で関係ないから、
ここに文句言いに来てもお門違いだよ」
と言われました・・・・・。
「じゃ、誰に言えばいいの?!」
「早く出た電車の車掌しかいないね・・・」
「あの~~~、その車掌と話せてる状況なら、怒らないんですけど・・・・」
「まぁね、そういうことだね。」
やり場のない怒りとは、まさにこのこと。
暖簾に腕押し・・・
ぬかに釘・・・・
郷に入っては郷に従え・・・・か。