遅くなりましたー(毎回言ってる)

いや、ほんまはもうちょっと早く書くつもりだったんですが、書こうかなって思った日に友野一希くんの超大作が公開されたので、そっちを楽しむので精一杯でした。

 

これ

 

 

 

凄くいいから読んでって書かなくても、私のブログ読んでるような方なら絶対に読んでると思うけど、ありがたい話がいっぱい載ってる。大輔さんの事、こんなに好きでいてくれてありがとう。好き。

 

さて、なんでこんな慌てて記事を書きだしたのかというと、実は佐々木晴也くんのメンシプを登録したのでアーカイブで滑走屋の話を見せてもらおうかと思ったんですが、プログラムの解説というか、コンセプトなどをお話してくれてるらしく、それを見る前に私の感想をここに残して置きたくて、記事を書こうと思ったのでした。
 

いや、ほんまはプログラムはこういう意図をもって作りましたってあんまり興味ないというか、そこは見る人にお任せしますってのがおそらく大輔さんのスタンスだろうと思うので、大輔さんだけの作品なら絶対に出てこないと思うんですが、こういうの出てくるのも面白いなって思います。

なので、答えを見る前に自分なりの独自の解釈をしておこうかと(解釈というより感想)

 

最近はTwitter(エックス)にばっかり書いているので、長い文章の書き方忘れたw

 

(曲目はYouTubeで再生リスト作ってくださった方のものから流用してます。ありがとうございます コチラ→



 

オープニング 5曲詰め合わせから

 

01.  vecna’s grandfather Clock Theme
鐘の音から始まるオープニング。いよいよショーが始まるよって気分が盛り上がります。この曲時計の針の音みたいな感じの音が背景にずっと流れているのですが、それに合わせてスケーターが振り子みたいな動きをして踊ります。が、みんなタイミングが違うんですよ。アイスショーの群舞って合ってなんぼじゃないですか。わざとずらして同じ動作をするってのがまずすごい斬新。違う動きをするはあっても同じ踊りを違うタイミングであちこちでするってのがびっくりです。それもなんかちょっとかわいい感じの。振り子っぽかったりする動きを腕でしたり、体を左右に揺らすことでしたり。とにかく、私はこの動作をする大輔さんが大好きで、これを抜き出してくれたエックスの投稿めっちゃ嬉しかった。


何かが始まる準備をしているような感じ。わくわく感がぐわーって上がってくる大好きなオープニングです。
出てきた瞬間、黒いロングコートに黒いマスクで、性癖をぶっ挿してくるのですが、これを全員(メインスケーターもアンサンブルも男子も女子も)やってて、初見では大輔さんと友野くんと哉中ちゃんと、おかな以外はなかなか見分けがつかなかったんですが、見分ける必要がないくらいみんなかっこいいです。しかし、だれが考えたんや、この格好。
けしからんすぎやろ、好きラブ
一番最初に出てくるの大輔さんなんですがね、いいですねー。最初は座長ですよねー、当たり前ですよねー。いや、ICE EXPLOSIONは違ったからね。そこはやっぱりね。
 

 

02.  Hide and Seek

まあ、滑走屋にカッコ悪いものは一切ないのですが、この群舞がまためっちゃカッコいいです。
最初にブオンって大きな音がして、そこで大輔さんだけ一歩動くんですが、これってカウントで動いているってことですよね。音が出てから動くんじゃないので。
昔LOTFのフラメンコの振り付けの時に、ジェームズさんに「音とカウントとどっちで踊る?」みたく聞かれて、その時迷わず大輔さんは「音」って答えてたけど、おそらく今聞いたら「カウント」って答えるんだろうなって思います。
アイスダンスで、大輔さんはカウントで二人の動きを合わせることを習得したわけで、それはもちろん大人数で踊るときも応用できるわけで、そういう音を取って踊ることではできない表現が滑走屋ではあちこちに利用されているのでした。

あと、これは友野くんと大輔さんが向かい合って対決みたいにして踊るところが何度かあるんですが、この踊りが様式美というか、決闘のための名乗りみたいで
めっちゃカッコいいです。いや、カッコ悪いものは滑走屋には(以下同)
この踊りの時、くるくるって大輔さんが回る軸がまっすぐで、アイスダンスってすげーなって思いました。シングルの子だと割と斜めになりますよね。大輔さん軸がぶれません。あのロングコートの裾長い遠心力をものともせず、くるくるーです。かっこいいです。貴族っぽい動きなので姿勢がよくないと決まりません。ノーブルっ笑い泣き

あと、これは後の方の群舞でもそうなんですが、スケートっておそらくカーブを描くことは得意というか、その技術の取得を突き詰めてる競技だよねって思うんですが、滑走屋は直角に角度を変える仕草を多用します。これはスケートの振付師ではない鈴木ゆまさんの発想なのかなと思いますが、同時に体を一切動かすことなく移動するという動きはスケートに比較できるダンスはないので、非人間的な人形っぽい動きもあって、おそらくダンス畑の人からみてもすごく新鮮な動きなんじゃないかなと思いました。(ながっ)

 

 

03.  Frioso
じつはここの踊りの時におそらく外したマスクをコートのポケットに入れるわけですが、4公演見たうちの一回で、何やらコートをむぎゅって押し込むみたいな動作をしていたことがあり、後であれはマスクをコートのぽっけに入れている動作だと判明しました。(Twitterって偉大)。なんかどっかのダーツでも調整したら裾の広がりが変わるのかと思った。(裾職人大輔さんといえどもそんなギミックは衣装につけてなかった模様)
まあ、蛇足な話は置いておいて、ここで割とようやく一緒に踊る群舞っぽいのが出ます。大輔さんのバタフライ大好物。スケートって1歩で動ける距離が他の舞踊とはけた違いなので、動きが大胆なんですよね。そういう意味でスケートとダンスのいいところどりの群舞です。女子で締めなところもかっこいいです。

 

 

04.  Blood Tears
最初にうぎゃーって歓声上がったのがこれじゃないだろうか。
櫛田くんを筆頭にリンクの真ん中を前むいてぐるぐるっとものすごいスピードで回るところから始まります。ショートトラックみたいな感じだけど上体起きているので、ボリューム感あってかっこいいです。黒いロングコートが流れるのでスピード感倍増しです。こけないかひやひやしましたが、9公演中1度もこけなかったみたいでよかったです。転げてたらスーアリに突っ込みそうな勢いでした。

 

普通にフィギュアスケートって前向きに滑るってあんまりないんですよね。カーブを描きながらの場合、バッククロスが圧倒的に多いと思うので、フォワードで超高速ってのは新鮮です。これ、たぶんフィギュアよく見る勢の私らにも新鮮でしたが、初めてアイスショー勢には、「わーすごーい」ってなる部分だったんじゃないかなって思います。これはショーで競技ではないので、フィギュアスケートの良さと競技でのルールは必ずしも一致しないんだなってふと思った次第でした。

 

 

05.  Heist
すきーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!( ;∀;)
どこをとってもかっこいい、かっこいい、かっこいい。かなだいで踊るところもかっこいいし、大輔さんがメンズを引き連れて踊るのもかっこいいし、女子を両脇に並べて真ん中進んでくるのもかっこいいし、しんぼうたまらんプロです。さいのこうです。
このメンズ引き連れて踊るところの、くるっと回って両手を斜めにあげてくいって踊るところがたまりません。東スタンド、南スーアリ、北アリーナで見ましたが、北からが一番遠かったので、この動作見れなくてへこみました。ここはマジでもう「ザ・大輔」って感じの動きが多くて最高です。
今回のショーはかなだいのダンスはないのですが、Heistで組んで踊るところがあります。Twitterで「やんのかステップからのワルツホールド」言われてました。納得しかない。
この踊りの時、他のメンバーも組んで踊ってました。さすがに暗いと難しいのだと思いますが、ライティングがここは少し他のパートより明るいです。
滑走屋は照明もすごくカッコよかったですが、すごくさりげなく明るい暗いを作ってました。前回のIEの時、新横で綺麗だったライティングが福岡だとビミョーだったのは、福岡は天井に照明を取り付けられない仕様だったことに関係してたらしいですが、今回はそこを考慮してプランニングされてました。

おそらく少ない予算のうち、照明にはかなりかけていたのではないかと思います。通常のショーよりかなり計算されていたような気がします。
最後かなだいが片手を合わせて終わるフィニッシュポーズの後ろで、そっと黒い影が待機。


 

06.  Teeth(草太君ソロ)
いやーーーーーーーーーびっくりしました
びっくりぶっちゃけ、草太くんがこんなに踊れる子だと思わなかった。最初の導入から上からどぱーってライトが当たって超カッコイイんですが、初見では「あ、草太くんだ」くらいの気持ちだったのが「ほえええええええ」ってなりました。すごいかっこいいです。

こんなにロックが似合うスケーターだって知らなかった。草民の人はもちろん知ってたと思いますが。なんというか、エレガントな感じの曲を淡々と滑っている印象が強くて。エキシでかっこいいっぽいの滑ってたなあくらいの印象だったので、ものすっごい驚きました。アクセントと抜きどころが絶妙。いや、これできるならもう少し競技の方にも緩急を・・・。いや、もしかしたら来期はすごく化けるのかも、楽しみ。

 

 

07.  Engravings(星南君ソロ)
星南くん、2日目から見に行ってたのでこのプログラム見れました。見れてよかった。3日目は体調不良で欠場だったので。本人とてもがっかりしていると思います。試合も出れなくなっちゃったし。友野くんの記事で滑走屋の後にすぐ試合だったから、群舞などもあまり入らないように調節してもらってたみたいですが、本人的にすごく辛い結果になっちゃったな。星南くん、若干運悪いというか、幸薄い感じがするので頑張ってほしい。
プログラムはこの曲じゃんじゃんじゃんって連続の音がちりばめられているんですが、それにばちこん当ててて、かっこいいです。せっかくだからまた見たいですね。

 

 

08.  Who Are You Really?
群舞、これ後から出たいろいろで本当は草太くん率いるグループと島田くん率いるグループの対決だったみたいですが、島田くん体調不良で欠席になっちゃっておそらくとても調整が大変だったと思います。すごくカッコイイです。メンズ同士のリフト?みたいなのがあって、(かなだいのBirds/Makebaでもやってるやつ)見どころ満載です。
楽日は星南くんが欠場で、草太くんどうするんだろうって思ってたら、照明でリンクに道みたいなのがぱって出て、その真ん中に草太くんが立って、手で「来いよ」みたいな合図したら他の子たちが出てくるって演出になってて、草太くんソロやった後にグループナンバーもやってて、「バケモンやー
ガーンって思いました。後から友野くんでも思ったんですが、全日本最終グループで滑るクラスになるとこのレベルでの体力がいるんだろうなって思いました。レベルたけええええええ。

少しウェストサイドみたいな感じの雰囲気でかっこいいプログラムです。さっきから「かっこいい」しか言ってないけど、語彙が死んでる。

 

 

09.  Fire/Physical(おかなちゃんソロ)
おかなちゃん、髪の毛赤いので見分けやすさ高めだったのですが、ソロプロでも赤い衣装で、誰かが「滑走屋の挿し色」って言ってて納得。ちょっとだけ微妙なこと書いている人もみかけましたが、おかなちゃん、確かにあんまりショーに出てないので、技量でいえばちょっと物足りないところがあるし、シングルだったんだから本当はトリプル、せめてダブルアクセル入れてほしい部分はもちろんあるんですが、なんというか、うん。今回の興行としてみたとき、大輔さんの次にネームバリューあったのっておかなちゃんなんですよね。福岡でのPRもやってくれてたし。彼女についてマイナスなことをつぶやく人はそういう部分もうちょっと考えてほしいなって思いました。興行だからね。何もかも出し物だけを優先するってのも難しいのだよ。でも、お客さんへのアピールとか群舞での演技良くなんかは、やっぱり凄かったですよ。特に椅子(後述しますが)

 

 

10.  Cocobongo
シンクロきたーーーーーーー。やらすか?シンクロ。たった10日の練習で。高橋Pは鬼です。それがここでよくわかります。

今回体調不良で当初は3人欠場しちゃったので、プリンスチームのkikiちゃんが助っ人してくれました。その彼女が真ん中で車輪の軸やってくれてた。これだぶんトリプル跳ぶのと同じくらい拍手していい場面だったと思うんだけど、残念ながら拍手起こらず。私もさすがに一人でやる勇気なかったので、小さくぱちぱちやってました。もし再演あるなら、みんな拍手しましょうよーーー。

出てくるときの列車みたいにつながっているやつもかっこいいです。アイスショー初見の人にもおおって思わせる場面だったのではないかと。しかし、木科くん男前やな真顔

 

 

11.  CRY ME A RIVER
青木祐奈ちゃんの半分ソロみたいな演目。大輔さんがしれっと混ざってて初見びっくりしました。そういえば、友野くんが滑走屋の女子はめっちゃすごい子ばっかり言うてましたが、祐奈ちゃん大活躍だったな。男子ほど目立たないけど、もしかして島田くんのフォローに結構入ってたんやろか。わからないからフルメンバーで再演希望。
てか、このダンスの時の大輔さんも素敵カッコいいです。緩やかに踊っても激しく踊っても大輔は大輔。大輔さんさらっとシングルアクセル跳んでる。雷が鳴って雨が降る。

 

 

12.  Halston(友野君ソロ)
傘を持って佇む人たち。一人消え、二人消え、友野君登場。傘を持って佇む人をすり抜けて友野君が踊りだす。静謐なプログラム。今期のフリーなのに、このショーのために作ったような演出。誰考えたの?凄いね。
滑走屋一日3公演あるんですよ。フリーを1日三回、クワドを抜いているにしてもアクセルは跳んでるし、何というかあれですよね。全日本最終グループで滑るってこういうこと?友野くんの現役バリバリのすごさをぎちぎちと見せた素晴らしいプログラム。
静かな音楽とスケートの音と着氷音だけ。水を打ったような会場。お客さんも息をひそめて見つめている。大輔さんと哉中ちゃんにここは雰囲気をがらっと変える大事なところだからと言われたと友野くんは記事に書いてたけど、まさに!
なんというか、ショーの肝になる部分だった。素晴らしかった。私が見た公演のすべてで完璧だった。友野くん応援してるよ。
最後、最初に傘をとってもらえなかった彼がまた佇んでいる。今度は友野君は傘を受け取って去っていく。何かこう心の底からほっとするような、悲しみが癒えるような気持になります。もうこの演出誰が考えたの?凄いね!

 

 

13.  Figure8(哉中ちゃんソロ)
これ、南のスーアリで見た時、木科くんが私の前にすっと立ってめっちゃ目があったの。逸らさないの。凄いよ。まじで、蛇に睨まれた蛙みたいな気持ちになった
滝汗イケメンっ。

哉中ちゃんのソロは凄いです。エロティックだけど、下品じゃない。すごいかっこいいプログラム。彼女はアイスダンサーなので、ジャンプは跳ばないのですが、片足持ちながらのスパイラルとかちゃんと技がアップデートされてて素敵です。
この衣装似合って、このプログラム踊れるのたぶん日本女子で彼女だけだと思う。Sarryさんに陸で振り付けしてもらったものを氷に振り移すのを大輔さんがやったそうで、これ大輔さんも踊れるのかーーーーーーーーーーーーーーとちょっと思ったりしたりしなかったり。

 

 

14.  Our Demons
哉中ちゃんが落としていったショールみたいなのを残してメンズが両脇にいる中、奥野さん登場。かなりセクシーな踊りなのですが、高校生で大丈夫だったんだろうか。ちょっと心配。。。いや、うん。実力的に彼女が適任だったのは分かるんだけど、ええんかなあって思ったりしたりしなかったり。
もあちゃんも出てましたね。素敵です。これそういえば、途中までメンズはほぼ動かないプログラムなので、柱です。それもかなり斬新ですよね、そーいえば。

 

 

15.  Better Man(祐奈ちゃんソロ)
北のアリーナで見た時、ばちこんって目があって、ニコって笑った笑顔が可愛くてノックアウトされました。私がもしメンズだったら、絶対来期からバナーもって追っかけします。めっちゃかわいい。ショートパンツの衣装も素敵。若いっていいなって思いました。しかし、可愛いだけじゃなくて確かな技術と足元の確かさがちゃんと伝わってくる演技でした。

 

 

16.  Dangerous Game
一列に並んでぴょこんぴょこんってそれぞれ低くなるとこが音に合っててすごくいいなって思うのと、男女カップル、女子女子カップル、男子男子カップルで踊るところがすごく新鮮。哉中ちゃん以外組んで踊るのあんまりやってないだろうから、みんなめっちゃ練習したんやろーな。これ、最初に祐奈ちゃんさらっていくの大輔さんって後から聞いたんだけど見逃したーーーーー(><)すごい悪い顔してたらしいですが、
見た人教えてーーーーーーーー!!!

 

 

17.  Cut my fingers off
メンバー中一番人気だったのではないかという椅子プロ。櫛田君曰くイカレプロw。
もうね、演劇っぽいプログラムだったんですが、これでもかとスケーターの演じる力が発揮されてた。椅子に座るときの哉中ちゃんのすごいいきった顔。椅子を取られた櫛田くんの悔しそうな顔。おびえる哉中ちゃんの表情。首とまったく違う体の動きをしてにやーって笑う友野くんの怖い笑顔。椅子に座った途端に発狂する木科くん、椅子に座ったとたん笑いだす三宅さんの狂った顔。覗き込むメンバーの狂気。椅子がなくなったのにおかしくなってだんだん去っていくメンバー。残されたおかなちゃんの狂気の笑顔。たまりません。
これは北アリーナで見た時の衝撃度が一番大きかったけど、友野くんほんま芝居心あるよなー。氷艶出ないかなー。もともとは島田くんから始まるプロだったそうで、そっちも見てみたいです。再演希望、、、

 

 

18.  ハバネラ
事故物件ハバネラ。もともとの構想では、草太君、島田くん、星南くんの三人で始まるプロだったのが、島田くんの欠場を受けて、初日は草太くんと星南くんのデュオ、二日目は代打の神様友野一希を入れて3人で(私てっきり草太くんが試合に行ってる間の代役やってて友野くん踊れたんかなって思ってたんですが、初演終わってから大輔さんに「一希、いけるか?」って聞かれたそうで、夢の中まで練習して二日目に合わせたそうです。全日本の最終グループで滑るにはって絶対違う、これ違う(^◇^;)
三日目は星南君欠場で草太くんと友野くんのデュオに。これ、ちょっと何というか対決っぽくてこれはこれでありだった。しかし、友野君凄いな。
そんで、大輔さん登場。
もうね、まってましたーーーーー感が半端なかった。なんだろう。同じ振り付けなんだけどな。粘り気があるというか、動作の残し方なんだろうか。大輔さんってほかの人と同じ踊りを踊ると関節が多く見えるの不思議なんだけど、YouTubeで大輔さんのリズム感について解説している人がいて、その辺の違いなのかなって思います。まあ、かっこいいです。しかし、ハバネラってみんな知っているカルメンの曲だけど、アレンジかなり変わっているやつ使ってるとこ流石滑走屋。一筋縄とか考えてないよね。

 

 

19.  Flame to the Moth(大輔さんソロ)
大輔さんのフラメンコ。あんなに正式に習ってから、習ってからって言ってたフラメンコをここで持ってくるって、大輔さんがどんなことしても滑走屋で集客するぞって気合感じる。どこまでやればどのくらいチケット売れるかって大輔さん的にもテストみたいな気持ちがあったのかも。
しかし、かっこいいプログラムである。我々がみたいストレートラインステップが2本入っている脅威のソロプロ。ここまでさんざん滑っている高橋大輔37歳(もうすぐ38歳)
気が狂っている。フリップまで飛んでた。さすがにあんまり成功率高くなかったけど、シングルやるならおれは跳ぶという矜持を見た。見たけど、怪我してほしくないからほどほどでいいんやけどな。でも跳びたいんやろな。好きにやっちゃってーーーー好き好きーーーー衣装も好きーーーーーー

 

 

20.  Into the Labyrinth
大輔さんが引き上げた後、リンクの上に格子状のライトが引かれてその中でスケーターが踊る。まあ、かっこいいです。もういい飽きたけどかっこいいです。ここでまた黒コート復活。今回のショーはソロ以外はみんな衣装オリジナルだったんですが、この黒コートで味変するので、1着しかなくても気にならないんですよね。すごいアイデア。誰が考えたのかしら。神。
大輔さん、さっきまであれだけ踊ってたのにしれっと入ってきます。あの人バケモンの域だと思いました。知ってたけど、ここまでだとは、思ってたけど、やっぱり変だよ。
この群舞もすごくカッコイイです。まっすぐ前に滑るだけがこんなにかっこいいとかあんまりないと思う。直角の動きとフィギュアの動きとダンスの動きをものすごくミックス。体を動かさずにハイスピードで平行移動できるというところは、本当にフィギュアのものすごい利点なんだと思う。
最後、一緒にはけようとした大輔さんを車のライトとクラクション?列車の音が遮って、一人道路のような道の真ん中で取り残される。孤独ってこうやって表現するんやで。

大輔さんの息遣いだけが聞こえるリンク。明るすぎる光の真ん中、足元はまるで雪の道の中に立っているみたいに見える。滑走の跡。ただ一人佇む人。

 

 

21.  Do it
音楽が鳴りだしたら、立ち尽くしていた大輔さんが踊りだす。そうやって始める。そうしたら哉中ちゃんがやってくる。二人のデュエット。心に染みる。友野くんがやってくる。君がいてくれてよかったって気持ちが会場中に満ちる。おかなちゃんがやってくる。たくさん助けてくれてありがとう。みんながやってくる。滑走屋最高だなーって気持ちがあふれる。踊るみんなのなかひっそりと大輔さんがはけて行って、戻ってきたらずらっと並んだスケーターの中を疾走。最後に着てくる衣装がここまで着てなかった黒いジャケットで、座長っぽくて好き。大輔さんのソロプロの袖がいいアクセントになってる。これ友野君もなんだけどね。ほんまに上手に作ってるよね。衣装。
真ん中でスピンする大輔さんのまわりをごちゃごちゃぐるぐるみんなが自由に回るの好き。この緩さ最高。こぶしを振り上げて最後踊るメンバー、サイコー。Do itかかると泣いちゃう。終わっちゃうって思う。でも、みんな笑顔、楽しそう。千秋楽泣いている人沢山。


見えない苦労、見えている苦労沢山あっただろうけど、君たちはマジもんのプロフェショナルだった。公演間もアップデートを繰り返し、抜けたメンバーを補い、ミスをミスに見せない演技。素晴らしいメンバー、素晴らしいプログラム、滑走屋最高だった。最高だったなーーって思わせる曲。もうこの曲なると条件反射でこぶしを握り締めるよ。
 


滑走屋お疲れ様でした。最高だった。

できたら、もともとの大輔さんの構想の通りのメンバーでもう一度見せてほしい。いや、kikiちゃんはねじ込んでください。
こんな素敵なショーを頭の中に作ってそれを世に出す、
推しの才能怖い。こんな凄い人のファンなことが嬉しい。ぜったいアップデートしてくるとは思うけど、ゆまさんというなくてはならない人材を確保したことだし、滑走屋は未来に向かって疾走してほしい。




 

ていうか、長いやろ、この感想。さすがに消えたら辛いからwordで書きました。消えないって素敵。これ消えたら発狂する。