終わったかと思っていた雨季が再び舞い戻り、連日雨、雨、雨
南国の雨季は、さぞかし夕方ぐらいにドシャーっと降るもんなんだろうと思っていたけど、なんのことはない、こりゃまるで梅雨みたいだ
朝からしとしと降っている
私もロンボクに来て5ヶ月以上
そうそうなことじゃない限り、ロンボク人に裏切られることもなくなった
なぜなら私は学習し、期待という言葉を辞書から削除しましたので
なので、雨なんか降ったら絶対誰も村まで来ないだろうと思い村へ向かう
うん、やっぱり来ないな
と思ったら、誰も来なくてまずいと思ったのかおやじがやってきた
さっさと訪問調査始めればいいのに、ながながと集落の長と話をしている。そう、このおやじ、保健のことについて教えることは好きなのだ。なのにいざ訪問をはじめようとしたら「んじゃあとは保健ボランティアとあなたとでまわってくるんだよ」というもんだから、あんたどこ行くの?と聞いたら「他の集落回ってくる」とな
絶対行かないよね?絶対そのまま家帰るよね?
「保健所の看護師も来てないし、誰か一人は保健所のスタッフがいないとダメだよ」というと「だって雨だから」
こやっていっつも動くことを嫌がることにいらっときて、「あなたが行かないなら今日はもういい。また明日」ととてつもなく冷たい表情、口調で言ったら「いくよ。いくよ。でも傘が」と。他の集落行かなくていいのかい?
そのすぐ後、保健ボランティアが傘を取りに帰ってるのを待ってる間に「日本は傘が作れないって本当か?」とかいうとてつもなく意味のわからないことを聞いてきたもんだから「はぁ?」とさっき以上に冷たく返すしかできなかった
そんなこんなで昨日ちょっとだけ回った集落は、対象村の中でも一番田舎
真ん中の小屋は幼稚園
ジャングルを探検してる訳ではありません
最後に行った家には見るからに若い妊婦さんがいて、年齢を聞いてもわからないとのこと。
60、70のじいちゃんばあちゃんたちが、年齢わからないなら驚きもしないけど、こんなに若いのに自分の歳知らないのは驚いた
なもんで、家族全員の名前や誕生日なんかが書いてある保険証を見せてもらうと、1996年生まれの19才だった
ん?旦那さん、34て調査用紙に書いてるけど、保険証によると1988年生まれ、27才だぞ
てか旦那さんも妊婦さんも誕生日が7月1日。あーまぁそういうことあるよねー
ん?ん??つーかこっちの4人家族は一家全員7月1日生まれですやん。
さすがインドネシア。さすがロンボク。