スポイトで絞りだして模様をつけるイッチン描き。 | 国立けんぼう窯のブログ

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 イッチン描きとは、粘土がまだカラカラに乾く前にできる装飾技法のひとつで。白色や黒色などの化粧土を使う技法のひとつです。
 写真は生徒作品てすが、生クリームのように、絞り出しながら文字や模様を描くことができます。
 この、化粧土を使う技法は、ケーキに生クリームで装飾するのとほぼ同じ要領でできますので、お菓子作りが好きな方には簡単にできると思います。
 今回は白い化粧土を使って模様を描いていますが、これに色を加えて調合された色つきの化粧土もたくさんあります。
 陶芸では、素焼きをしてから釉薬をかけたり絵付けをしたりして焼き上げることが一般的に広く知られていますが、よく観察していただくと、このように化粧土を使って装飾されたものもたくさんあります。
 また、化粧土は、パステル調の淡い色彩のものが多いので、作品の全体に塗り付けると、柔らかい色調に仕上げることができます。更に、しっかりと厚めに塗り付けるとムラのない色に仕上げることもできます。