今日は鈴木信太郎記念館というところへ行った後、友達とお茶した。記念館は和洋折衷で古き良き趣があってよかった。蔵書も色々と見ることができた。稀覯書(きこうしょ)という言葉を知った。フランスで千もの稀覯書を集めたが船火事ですべてを失ってしまい神経衰弱になったらしい。その反省を生かして書斎は鉄筋コンクリートで作り、第二次世界大戦の城北大空襲を耐えることができたと。当時最先端だった鉄筋造を取り入れて、命より大事な書物を救ったことに感銘を受けた。彼は詩の翻訳に力を入れていて中世のフランソワ・ヴィヨンや19世紀のマラルメらの作品の邦訳を出版したらしい。なんか知っているように書いてみたが、ヴィヨンもマラルメも全然知らないよ。。稀覯書が好きなだけあって彼は希少な紙やインクを使った希少書を出版した。その本を見たけど、表紙のデザインにセンスがあって好きだった。

ちょっと遅刻して(反省。)友達といい感じのカフェに行った。近況を色々話したけど、いいニュースはお互いなかった。向こうは何年も気になってた相手をとうとう諦めるに至ったらしい、悲しいけどそうするべきだったようだよ。私は私で仲良くなった人に依存の3歩手前でとどまってる状態。次会うときはいい報告ができたらいーな。ばいばい。

 


書斎。


鈴木信太郎がデザインした初版本。