関節が「ポキポキ」「ボキボキ」と音がするのを聞いた事はありませんか?
これは『クラッキング音』と呼ばれるもので「気泡が弾ける音」なのです。
関節は「関節包」という膜で包まれ、その内側の「関節腔」は「関節液」で満たされています。
「関節液」はヒアルロン酸などを含んだ粘性のある体液で、骨や軟骨を守り、関節がスムーズに動く役目を果たしています。
「ポキポキ」「ボキボキ」という音は『クラッキング音』と呼ばれるもので、
関節を急に動かしたり引っ張ったりすると「関節腔」の内圧が一気に下がり「関節液」が気化して「気泡」ができます。
さらに引っ張ったり曲げたりすると、気泡が一気に移動して弾けて潰れ、音が鳴ります。
この弾けるときの音が「ポキポキ」「ボキボキ」という音だと考えられています。
一度鳴らした関節をすぐにまた鳴らすことができないのは、関節内に「関節液」の「気泡」が満たされ圧力が陰圧でなくなり、
再度なる状況になるには数十分かかるからだそうです。
「ポキポキ」「ボキボキ」という音以外に、「ミシミシ」・「ギシギシ」という音がありますが、
何かがこすれるような音がしたり痛みが伴う場合は変形性関節症の疑いがあり、軟骨同士が摩擦を起こしていると考えられ、
そのまま放置しておくと痛みが増し関節の骨が変形してしまうので注意が必要です。
※問題のない音(・高い単発音・痛みがない・何度も音がならない)と
危険な音(・低い連続音・痛みがある・曲げるたびに音がなる)
「関節は鳴らしてもいいか?」
意図的に関節を鳴らしてはいけません
関節が鳴る瞬間は、気泡が弾けるので、関節内に大きなストレスがかかり、関節炎を起こしたり、
軟骨や骨を傷つける可能性があります。
一度に受ける傷が小さくても、繰り返されると変形性関節症を引き起こす可能性が考えられるからです。
特に、首を鳴らすと、脊髄や動脈や神経にダメージを与えてしまうケースがあるので
関節を鳴らす癖はやめましょう!!
首が鳴るのは、脊椎の後ろ側にある椎間関節という部分で、「関節包」や内側に張り付いている「滑膜」などがまくれこんで、
それが元に外れて戻る時の音である、などと説明されたりしています。
膝が引っかかるような感触の後に「パチッ」と音がしてすっきりすることがありますが、「滑膜」が徐々にまくれこんでいたのが外れて、
正常の位置に戻る時の音ではないかと推測されます。
関節軟骨の表面がざらざらしていて膝蓋骨と大腿骨がこすれ合う握雪音という「ググッ」という鈍い音もあります。
肩を回すときに「グリッ」とか「グリグリ」というような音を感じる時は骨と骨との間で腱が挟まれて音が生じている場合があります。
以上から言えることは、
「意図的に関節を鳴らさない」という事です。
皆様、気をつけましょう!
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引用元:関節の「ポキポキ」「ボキボキ」音について!