Manga●製作所 -332ページ目

思い出話

080207_1346~0001.jpg
中学生の頃、どこにでもあるような公団に住んでいました。
公団の住人たちはすべての住人を知っているようであまり知りません。


ある日となりから壁を叩く音が聞こえました。
私は叩き返してみました。
すると、また向こうが叩き返してきました。


昔、少女漫画の鉄板ネタとして、「ボロアパートのお隣さん」という設定がありふれていた。なんとも昭和…

必ずクライマックスには壁をぶち抜いてお隣さんとハッピーエンドとなる…今考えると、敷金払った親泣かせなラブストーリーなのですが、とにかく" お隣さん萌え " が私達の中にはあったので、私は誰が住んでるか解らないお隣さんと壁叩きゲームに暇つぶしとトキメキを覚えしばらく楽しんでました。

でも、すると誰なのか気になる所です。

何気ない振りをしてドキドキで母に聞くと、同じ中学の(当たり前か)いっこ下の男子と判明。恋に成りうる可能性が一気に上りもっとドキドキしました。

学校では全く接点がなく顔も知らないので見つけることも出来ません。

ある日壁を叩いて隣にいるのを確認してから思い切ってベランダに出てみました。

案の定、向こうからも窓を開ける音が…!!

しかしそこは子供だったし、なかなか声をかけることができずお互いベランダに出たきりでした。それだけで勇気のすべてを使ってしまい、メデゥーサに睨まれてもないのに固まってしまったのです。

それでも気になって少しだけお隣さんのいるベランダの方へ視線を向けてみました…



…ベランダを隔てる壁から、見事なリーゼントの先端が突起して見えました…


私はやはりまだ残ってた勇気を使って気づかれないように部屋に戻りました。

そぅして隣に不良が住んでる事を知り、二度と壁を叩くことはありませんでした。

学校で見つけることはありませんでした…というか、アンタ学校行ってたのかすら謎のお隣さん。

なんとなく思い出した寒い日のサブい思い出。