Manga●製作所 -107ページ目

山椒丈夫

Manga●製作所-090720_0535~0001.jpg
森鴎外の代表作☆

若い時、この本を読んだとき

「 ドイツかぶれハゲ小人野郎 」

と嫌って途中で読まなくなった。

…が100冊読書を思い立った時に読んでみようと思い直した。

読んでわかった(^-^)

文中にドイツ語やらフランス語やらちりばめてる彼の小説は

たんなる“嫌み”なのでした(^▽^)

イヤミをするのにだって覚悟がいりますし、
読み終えてその覚悟をしり私は脱帽でした。

文学博士である鴎外の言葉・文字に対する知識もとより文字に対する愛ったらハンパなぃっす。

有吉師匠を勝手に慕う私の中で彼のあだ名が変更です。まさに

「 辞書を引く為の辞書 」

これが鴎外先生です。

覚悟の話をさっきしましたが、鴎外もサムライが近かった時代の人らしく
作品中にも“ 覚悟 ”について度々触れてあります。

“ 私たちは切腹をした先祖の末裔なのですから常より自決を出来る決断をしておいで ”

みたいな一節があったんだけど
(*原文ではないです)

まさにイヤミが言えるのはそれに反する者たちからの非難も厭わないし、全てを読んだ上で私以上の知識があるのなら受けてたちましょうって力強さがこの本からヒシヒシ伝わってきます。

あんた漢だぁ!(TДT)

そして収録されてる
『 最後の一句 』
* 父が死刑に名ぜられた時、一人の娘いちが願書を思い立ちその助けたい信念が父を救う話なんかを読むと

彼の覚悟は文学への献身であると私は思うのです。

辞書をたしなむ様に読める様や、ポケットに知識を入れて暇な時に読もうと想うことを楽しむ、知識を財産にしつつYESマンサロンを嫌い、社交の意味を知り、本能は武士たる鴎外を読んでると
私は2人の友人を思い浮かべた(*^-^)

男より本を愛するYちゃんと

隠れテスト好き&愛国心派Mくん

是非鴎外読んだ方がいいよ(^-^)/♪

そして
ほどこし余興をするなか傍観者という人物を見事に描いた作品
『 百物語 』

をK君に。

献身が人の胸を貫く私たちの持てる刀であることを描いた
『 最後の一句 』

をKちゃんに。

そして不運な中でも導きの道は純真な信じる力と時の満ちる刻が引き合わせる奇跡があると描いた『 山椒丈夫 』

は私の胸に(^-^)


それぞれ捧げます☆