アチ―アセアセ

梅雨時分、

蝉時雨はまだだが、

猛暑間違いなしの

この気温には殺意を感じるあせる

 

とはいっても、

人生はまだ続く。

 

何かやるにしても、

楽しい方が良い。

 

一つの考え方として、

何か目標を持ち、

そのプロセスに

新たな出会いがあると

いうのは面白かろう。

 

例えば、

打倒つば九郎侍を目標に、

自分の麻雀に新たな出会い

を求めるというのはどうだろうか。

 

(うむ、おにゃのこが多そうだ・・

悪くない。)

 

ということで、

先週のある日

美容院に行った後、

次のアポまで時間があったので、

久しぶりの店に打ちに行った。

 

店内に入ると、

久しぶりの男は

カウンター内で洗い物をしていた。

 

「あっ、チョモさん久しぶり、

打ちにきたんですかビックリマーク

 

「久しぶりやね、店長なったかい?

と尋ねると、

来月盆過ぎぐらいから

正式店長とのことであった。

 

”Life goes on”

ってことだな。

 

早速ご案内を受けた。

 

新たな出会い

最近、

最初の半荘2回ぐらいは、

ようわからん状態の

スロースタートである。

が、

半荘四回戦目では、

さすがに肩があったまってきた感じだ。

 

で、

四回戦目同卓したのが、

ご高齢者のおば様2名。

御召し物も品が良い感じ。

 

開戦前に

いきなりの御菓子攻撃だ。

 

「これぎょうさん貰ってあるの、食べてね」

と同卓者と店長含めて

のお裾分け。

 

起家おば様A

南自分

西家おば様B

北家学生雀士(見た感じ若葉マーク)

 

 

ご高齢者は手の震えが若干あって

牌のポロリがあるが、

非常に打牌のテンポが良く、

同卓者としてのストレスはない。

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ほとんどの局で鳴きを入れて

和了に一直線だ。

 

鳴いたときの聴牌形は、

シャンポンが若干多めであった。

 

点数計算は苦手のようで、

そこは店長または、メンバーさんが

卓外から優しくフォローする。

 

自分親番で先制リーチをかけても

打牌速度が落ちることはない。

 

むしろ学生雀士が

各停信号待ち列車になる。

 

結果は、

自分トップ

ご高齢者Bさん二着、

ご高齢者Aさん三着

学生雀士4着

であった。

 

ところで、対面に鎮座する

学生雀士の表情が固い

打牌も震えてるようで

緊張し続けているようであるあせる

 

(緊張のあまり髪の毛の色が薄くなる学生雀士)

 

もしかして・・・

日頃は抑えているが、

肩が温まってきたので、

私の麻素が漏れ出したしオーラを形成し

抑制している覇王色の覇気が

知らずと対面に座っている

彼に突き刺さったのかも知れない叫び

 

なるほど、

それを察知して

ご年配の叔母様は

先にお菓子攻撃に出たのか・・

さすが人生の経験者・・

生きる術を心得ている爆笑

 

卓トラブルで

次の半荘まで間があったので、

ご高齢者の叔母様と

少し話をした。

 

話を聞くと、

おば様Aは御年91歳、

80歳で麻雀を覚えたそうだ。

82歳の時、

狭心症を発症して

それから脳梗塞にもなって、

右手が少し不自由らしい。

 

おば様Bも90歳を超えており、

ご友人とのことである。

 

「麻雀も難しいことは、

わからんで、

ピンフとタンヤオぐらいで・・・・、

できること一生懸命やるだけでね、

いつ死ぬかわからんで・・。」

 

「あ、そろそろ、おやつの時間かな・・・、

これどうぞ、もらいもの沢山あるんよ。」

 

バッグからおもむろに取り出した

お饅頭をもらった。

 

どことなく、

感銘を受ける話であった。

 

自分が二十歳の頃、

好き勝手ロックンロールで生きて

40歳ぐらいで

死んでもええやんて思ってたが、

気付けば50歳を超えても生きている。

 

この先も

どうせ90歳までも、

生きられないから

という思いは正直あるが、

もし自分が90歳になって生きてたら、

果たして、

自分の母親より年上の

このおば様のように

麻雀が打てるのであろうか・・・

 

ピンフとタンヤオとリーチ

だけを武器にして

卓上で闘う姿は

どこか潔くて好感がもてる。

 

他家が聴牌しても、

待ちに関する事を訊いてもこないし、

ドラの字牌を引いても

相手に意図的に見せたりもしない。

 

自分の手牌が思い通りならなくても

何も言わず同じ表情。

牌を自摸っても

腕を組んで考えたりもしない。

 

相手のあがりに文句もいわず

点棒の支払もスムーズ。

 

麻雀打ちとしては、

当たり前のことだが、

90歳こえて、

自分が卓につけるのか・・・

正直わからない。

 

次の半荘は、

おば様Bに捲られて

自分は2着

(もしかして饅頭効果か・・・・)

三着はおば様A

学生雀士はトビの4着。

 

学生雀士は下向き加減で、

どこか不満そうであるおねだり

 

若者若葉マークの雀士に

言えることがあるとしたら、

世間は広い、とても広い、

いっぱいこれから経験してください、

ってことかな。

 

麻雀って面白いね爆笑