でなく、なぜなのか

いつものサークル。

 

夜も更けて

週末の日曜日もあと数時間、

明日から仕事ねという時分。

 

親の私は、

単騎の七対子を

ダマであがった。

 

すると、

北家の麻雀プロの方から、

「なんで赤の待ちにしたん?

切って赤の方がいい理由あんのんか?」

少し挑発的なご質問をいただいた。

 

「あるよ、当然あるよ」

と応えたが、

それを説明するには、

時間がかかるし、

説明しても十中八九は、

天邪鬼的反論が来るので、

疲れてるのもありーので、

「ブログで書くからさ」

とその場を治めた。

 

今回はその説明である。

 

先ずは必要的ルール確認。

今回は麻雀牌136枚のうち、

×2枚の計6枚が

ドラ扱いで入っている

 

お題のシーン

 

さて、

なぜを選択したのかの理由に関して

幾分基本的な前置きをしておこう。

 

 

開示されている情報からの推測

 

最終的にどういう待ちで受けるのが良いのかってのは

人によって様々であろう。

 

共通しているのは、

開示されている情報から

あれこれ妄想(推測)

することである。

 

それで、

聴牌受け(待ち牌)で良いのは、

●山牌に残っている牌

●他家にとっての不要牌

●その他

である。

 

①山牌に何が残っているのかってのは、

牌の総数136枚から

開示された牌(自分の手牌+河の捨て牌+ドラ)

他家の手牌

を除した

牌数から推測することになる。

 

他家の手牌推測

他家の手牌

に何の牌が組み込まれているか。

 

推測する手がかりは

河の捨て牌と自分の手牌で

諸情報

(手出し、自摸切り、点棒状況、打ち手の所作等々)

となる。

 

面子手かそれ以外か

前提条件として、

打ち手は和了に向かっている(降り打ちではない)

こととする。

 

和了の形は2種類に大別できる。

①面子手(四面子一雀頭)

②それ以外(七対子と国士無双)

 

実際の河

出あがりするまでの

6巡目迄を見てみる。

 

注目すべきは、西家の初手。

 

ドラのを切っている。

西家にとって、

は役牌なのに不要ということだ。

 

ということは、

先ず西家は、

面子手での進行かもと

推測できる。

 

南家と北家の河も

端牌や字牌からの切り出しなので、

面子手での進行かな

と推測できる。

 

つまり他家

面子手での手作りに勤しんでるな

と思うわけである。

待ちのパターン

さらに

自分以外の河を見ると、

 

西家は、

自牌と萬子以外の情報はなし。

 

北家は、

索子以外は

字牌と萬子だけ、

 

南家は、

以外は

字牌だけである。

 

萬子以外は情報が乏しいので、

とりあえず萬子だけで

推測してみることになる。

 

あがり形をパターン化すると

①リャンメン待ち

②カンチャン待ち

③ペンチャン待ち

④シャボ待ち

⑤単騎待ち

⑥多面待ち

の6パターンになる。

リャンメンパターンでの考察

とりあえず、

リャンメン待ちの場合で推測してみる。

いわゆるスジって思考が

用いられるパターンだ。

 

西家の河

萬子以外は全て

手出しである。

 

萬子の受けで残っているのは、

(手牌

(手牌

(手牌

となる。

 

このなかで、

手牌にが組み込まれているパターンは、

(手牌)の場合だ、

 

北家の河

萬子の受けで残っているのは、

(手牌

(手牌

となる。

 

河にと捨ててあるので、

萬子の牌姿は、

の可能性もある。

 

南家の河

萬子の受けで残っているのは、

(手牌

(手牌

となる。

 

ここで注目するのは、

自摸切りの打

 

を持っていてを自摸切るパターンは、

からの打

からの打

からの打

とかになるが、

を持っていての自摸切りってのは

あまりない。

 

ただ赤入りなので、

持ちで切りは十分にあるが、

自分の手牌に赤一枚あることと、

西家の切り、

北家の切りから

どちらかもしくは両者とも

がありそうなので、

南家にははないと推測した。

 

これが、萬子に関しての推測で、

西家と北家に関しての

萬子の受けとしての危険度は、

(手牌

が高いと見立てていた。

自分の手牌も

2枚に2枚なので、

と持たれてる可能性は

高いなと思っていた。

 

となると、

は西家と北家の手牌に組み込まれていて、

待ちとしては優秀でないことになる。

本命は引きの単騎

 

じゃぁ

単騎待ちはどうかというと、

これは、情報が無さすぎの、

イヤハヤ南友なので、

却下した。

 

それで、単騎を選択した

主な理由は、

ここまで長々と書いたが他にある。

 

単騎は本命でなく、

西家の初手打ドラ

単騎にしたかったのだ。

 

それと、

西家と北家からリーチをかけられた場合、

リャンメン待ちのパターンでは、

は赤といえども安全は高い。

 

ただ思っていたのは、

赤を二種切って

ドラ単リーチは、

目立ちすぎるので、

であがりは難しいかなってことである。

 

そこで、

たまたたまが西家から

リーチ宣言牌で出てきたので、

出あがっただけである。

 

この後を引いたら、

いずれにしても、

単騎で追っかける気でいた。

 

という理由で、

ではなくを選択したということである。

 

まとめ

 

簡単にまとめると、

が山にいるか他家の余剰牌になるかは

まったくわからなく、待ちとしても強くないので却下。

に関しても自信のある待ちではないが、

西家と北家には安全度が高い。

は仮聴牌で、他に良い待ち牌(ドラ

とか引けば受け変えをするつもりだった。

 

ということである。

 

もちろん

リャンメンパターン以外にも

いろいろ妄想手段はあるが、

今回はこんなところです。

 

実際はどうだったか

 

 

実際は、

は西家に一枚

山に2枚いたことになる。

 

南家は、

もっていなかったね。

けど、

受けではあったんだね。

7巡目、リャンカン拒否っての切りは

どうしてだろうね。

4対子あるけど、

そんなにまだ魅力的な手じゃないから、

他家に警戒しつつの手組かな。

 

それにしても北家、

手ができているねぇ。

引かれたらえらいことになってるやん。

リーチ、

高め三色、

赤ドラ2

自摸って跳満からだね。

 

自分にドラが入れば

単騎リーチ決行するから、

親満スタートで

裏が乗ればインパチ放銃とか・・・。

 

西家も河作っているね、

入り目だが、、、

 

仮に入り目が五筒若しくはなら、

4巡目の手出し

 

世が世なら待ちである。

 

の切り巡と

の切り巡、

を比較すると、

後者の方がは拾いやすい(出あがり)

ということだ。

 

いわゆる先限切り先生ってことである。

 

だだね、

わかってる人は意外と

大勢いるんだよねニコ

 

勝又健志の

「麻雀の読みって8割は人読みだよ」

てのはけだし名言である。

 

麻雀って面白いね爆笑