最近、自分の麻雀に憤りを感じている。
関西バトルロワイヤルDXで2ラス。
土曜日のオレンジパイ京都VS大阪の対抗戦でも勝ちきれず、チーム敗因の一因を担うことになる。
日曜日。
モヤモヤした心を持ちながら昼過ぎにサークルにログインした。
扉を開けると2卓立っていた。
そのなかに久しぶりのONちゃんがいた。
マスク姿であった。
顔でニコリと挨拶。
そういや、世間では、百貨店でも、銀行でも、人込みのなかでのサービス業の方々はマスク姿が目立つこの頃だ。
初っ端、そのONちゃんと卓を囲むことになった。
そして直ぐに気付いた。
今までとは違う。
先ず、打ち方のテンポが良い。
一定のリズムで打っている。
その人に麻雀のセンスがあるかどうかを図る尺度として打ち方のテンポは需要な点だと思っている。
もちろん「何切る」ってのもあるが、それよりも初心者の場合は特に、基本的な所作が大事なポイントだ。
先日のバトルロワイヤルDXでもあわや優勝までもつれ込んだ、サークルの勝ち頭であるつばめ君も最初に、「センスいいな」と思ったきっかけはテンポの良い所作であった。
さらに、ONちゃん鳴きを入れた後の所作も良い。
発生した後、晒す牌が迷いなく他家にもわかりやすい所作である。
『これは要注意だね』と思いながら自分、69索待ちの先制リーチ(ドラ8)を打つと、上家のオンちゃんからビシッとドラ8切りの追っかけリーチが入った。
自分無事に6をツモり満貫と終えたが、オンちゃんの手牌は、⑥⑨筒待ちの⑥高めの二盃口であった。
「二盃口あがりたかったのぉー」とのオンちゃんであるが、『これは難しい選択だなぁ』と思った。
二盃口か七対子ドラ単かの選択。
あがり選択であれば、⑥⑨待ちであるが、確定打点を優先させると七対子ドラ単騎となる。
しかもドラ切りの追っかけはスレスレのリスクだ。
⑨出あがりは3900、ツモってドラありなら二枚はあるので、跳満となる。
高め⑥なら出あがりで満貫からでツモれば倍満となる。
なので、二盃口狙いでOKだと思うが問題はあっさりとドラ勝負できるかってとこだ。
この半荘は自分がトップとなる。
ONちゃんとの二回戦目。
東場自分トップ目であったが、子のONちゃんからリーチがかかり、一発ツモの発声。
リーチ、一発、ツモ、平和、一盃口、オモ、ウラウラの倍満を引きあがる。
自分、トップ目であったが、一気に逆転される。
強い
ONちゃんトップとなる。
ONちゃんとの三回戦目。
ONちゃんラス目で迎えた南場の親で、自分が先制リーチ後、オンちゃんから追っかけが入り、さらに追っかけが入り、三軒リーチの闘いとなる。
流局となり、ONちゃんの手牌を見ると、萬子、三四五六七の高め八の、メンタンピン三色であるが、二が二枚オンちゃんの河にある。
フリテンリーチで八萬以外あがる気がなかったとのことである。
しかし、これはやりすぎ家庭教師だろう
だがその心意気は以前と全然違うONちゃんであった。
『なるほどなぁ』と勉強になる一日であった。
周りは日々成長してきているのだ。
したがって、現状維持ってのは退化以外の何物でもない。
スイッチは常にONである
麻雀は楽しいね