歳いってくると何かと新鮮味に欠ける。
何事もハイハイと経験で処理しようとするからだ。
麻雀もそうだ。
ああこの配牌ね、この自摸ね、この牌姿ね、みたいな感じで、どうもマンネリ化だ。
もっとも、麻雀は不完全情報ゲームであり、「どんな人が来るのかな?」みたいなドキドキ感は尽きない。
そんななか出合ったのが、はゃと式堀内システム(いや、堀内式はゃとシステムか?今度、どっちから聞いておこう 笑)。
なんと、はゃとさんは堀内氏のシステムの同じ本を3冊も購入したとのこと(一冊はお借りしてます)。
たしかに、この本を熟読してからのはゃと氏の勝率はぐーんと高い。
信じる者は救われるのか。
よく聞く言葉だがそれはわからない。
「信じる者と書いて儲けると書く。金儲けしたけりゃ信者を作りなさい。」
これも定番の話だが100点満点そのとおり。異論なし。
てことで、『はゃと氏の麻雀この先どうなっていくかな』と思ってはみるが、『ちょいまったぁ』と心の声。
この平々凡々の平和な毎日に感謝しつつも、心に宿る邪気を治めるために打つ麻雀もマンネリ化ってのはよろしくありませんな、この自分・・・
。
関西人の血が騒ぎます。
そう、それは大阪に存在する二つの正義。
一つは、なにわの商人よろしくの「銭儲け」。
これは言うまでもない。
そして、これに匹敵する正義が「笑い」である。
学校で成績がいくら良くてもスポーツがいくら上手くても、笑いのとれる奴にはかなわない。
逆に言えば、成績赤点、スポーツ音痴でも面白ければ満点。
商売でもドケチななにわの商人との値交渉で、先に笑いをとれば、「あっはっはっは、兄さんかないませんな、おもろすぎますわ、負けました、言い値でいきましょか、今回は、はっはっはっは」である。
これ、ここだけの内緒の話ですよ(笑)。
自分がはゃと式堀内システム、いや堀内式はゃとシステムか、の信者になれば、マンネリ化解消、そして何よりも、楽しそうである![]()
てなこって、自分起家、南家F丸君、西家管理人さん、北家はゃとさん、そして自分の後ろの見学者が若者眼鏡君で、プレイボール!
以前、堀内氏の本をパラパラ読みで打ってみてラスった。
本の内容については正直、自分にとってはそんなに目新しいものではなかったが、中途半端がいけない。本にも書いてあったが、徹底することである。
そう、これからは先ず何も疑わず徹底してやってみることだ。
そこから何か見えてくるかもしれない。
9巡目、私「リーチ」である。
システムP27、良形先制テンパイは打点構わず即リーである。
しかも、親である。
「9巡目リーチなら、和了れる確率たしか50%だったかな?」と呟くと、
「いや、9巡目なら47%、いや45%だったかな・・」とはゃとさん。
その数パーセントがどう影響するかわからないが・・・・・。
ところで、その日のはゃとさん、夜勤明で直行でサークルにやってきた。
みんな「大丈夫?」て訊くと
「家で休むとそのまま寝ちゃって来れなくなるから・・」ってことだが、麻雀に対する情熱大陸だ。
半荘2回ほど打った(いずれも強よ強よトップ)後、さすがに「休む」ってことで、ソファに崩れてご睡眠なされた。
信者になるってことは、はゃとさんは教祖ってことになるが、ソファでのその姿、両腕は横に一文字で足は閉じてだらりと伸び切っている。
ふむ、この顔の表情・・・・、その頭に茨の冠をのせると、まるでイエス、キリスト様のようだ。
そうだ、これからは、ジーザズ・はゃと氏、略して、ジー・はゃとさんとお呼びすることにしよう。
ジー・はゃと氏の目が覚めたのはそれから2時間半後であり、その後に本対局となった。
流局。
45%のリーチは実らなかった。
東2局。8巡目私「りぃち」である。
両面良形聴牌で先制リーチだ。
「これは、和了れるだろう。」と意気込む。
流局となった。
東3局、6巡目私@「りぃぃち」である。
これも両面良形での聴牌先制リーチだ。
思わず、「今回は間違いない!和了ますよぉーーー!」
と、ジー・はゃと氏の顔を伺うと、コクリとうなずき;
「150%のリーチです」と太鼓判だ。
「ロン、2千点です」とF丸君がボクの和了をかっさらっていった。
東3局で早くもラス目。
いやそれはよいとしよう。
しかし、いずれもこちらが先制パンチをしているのだ。
リーボー千点供託三回で都合3000点に2000点プラスの献上。
これは少し考えて・・・・・、いやいや、疑ってはいけない。
徹底してシステムを実行するまでだ。
と気を取り直して、東4局。
4巡目私「りぃぃちーー」だ。
「ニシムラさん、聴牌メッチャ早くないですか!!?」と眼鏡君。
「聴牌するだけのお仕事ならこんなもんであるさ、はっはっはっは。」
『今度こそは間違いない和了れる。南無南無南無なむさんだーら・・・』
「かんじーざいぼーさーぎょうじんはんにゃーはーらーみーたー」とついつい御経を唱えてしまた。
なんか重たい雰囲気である。
そして、流局・・・・・・。
信じていたものが・・・・あああ、これはいったいどうしたことか・・・・・・・・。
人は信じていたことが裏切られたとき精神が崩壊する。
(ニシムラさんは、サークルに入ってきたときから崩壊してたやんって声もあるが、まぁあながち間違いでないかも 笑)
これは、現実かそれと幻なのか・・。
現実からは逃げられない。
目を見開き卓を仰ぎ見る。
自分は単なる麻雀打ち。
簡単に手に入る聴牌は直ぐに逃げてしまう。
そんとき良かったとか悪かったりとか
どの道でどこかで風が吹こうが、
自分にはどうでもいいこと。
「ママーーーーー!」
とボヘミアンが流れる。
目の前の景色は夕立前の曇り空である。
南1局。親。
10巡目に南をポンした。
赤5オールスターで345の三色が見える。
そして聴牌、筒子の形③⑤⑦であるところ、点数は変わらないが、どうせならってことで⑦を外した。①も河に捨ててあるもんで。
次順、下家のF丸君が⑥を切る。
『ありゃりゃ、なんてこった・・・・・、背中がゾクゾクする、もう終わりなのか・・』
自分の聴牌気配を悟ってか他家は抑え気味で膠着状態が続く。
河三段目に移り、対面管理人さんも⑥をポイする。
頭の中で流れるボヘミアンはそろそろガリレオのパートだ。
残り自摸三回に迫ったところ、管理人さんから⑦が出た。
それを、ジーはゃと様が「チー」したその瞬間時間が止まった。
その現象を人によっては「ザ・ワールド」と呼ぶらしい。
頭の中のボヘミアンがいきなり、「どこかで、どこかで、エンジェルがー
」と森永エンジェルにかわり、エンジェルが飛び交う曇り空に一矢の光が差した。
『ジー・はゃと様、それロンです』と言った瞬間、時間が動き出した。
ジー様が晒した牌は⑥と⑧、てことは、明らかに④⑥⑧の両間からの仕掛けであり、そのとおり、④が出た。
一気に曇り空が晴天となり、「グリコー
」(おひさしぶりー)と立ってしまった。
12000点。
ここでの親満はでかかった。
それを見たジー様はコクリと頷いた。
まさに神を見た思いであった。
それからはロックン・ロールで「オーベイビー」であった。
とっとこっから抜け出すぞー、って感じで、その後もシステムどおりのリーチをかけ、満貫を自模り、喰いタン3900を和了りで、トップをとることができた。
信じる者は救われる。
嘘ではなかった。
はゃと式堀内システム、いや、堀内式はゃとシステムか・・・、まだまだ序盤である。
麻雀って面白いね![]()

