夫と衝突後すぐ我が家では大きなイベントがあった。
それは保育園の運動会。
3回目の運動会だが、これも毎年緊張する。
1回目の運動会(2歳)
ほぼ全てのプログラム泣いて抱っこされて終わった。靴も履かない。帽子も被らない。先生に抱っこされ終わるダンスの時間。
かけっこはふてくされた顔で先生に引っ張られ母のもとにくる。
2回目の運動会(3歳)
泣くことはなかったが、先生が1人つきっきりの状態。ダンスはしない。リハーサルや練習では拒否していた手につけるポンポン?みたいなのだけは頑張ってつけて座っていた息子。
コロナもあけ、観覧人数も制限がある程度解除され
両家の祖父母も来ることに。
とっても緊張した。息子の出来ない姿を公開するようでなんだかソワソワした。出来ないとまだ決めつけている私。それにも心がついてこなかった。
3回目の運動会(4歳)
周囲がどれくらい出来るのかわからない夫。自分の子以外もしっかり見るように伝えていた。
そして、運動会スタート。私は涙した。きちんと歩いてる息子。
先生の手を借りながら楽しそうに鉄棒やマットをこなす。1番目だった。時間はかなり使った。笑
1番目だったから気にならなかったが、
鉄棒しては座って照れて、マットで前周りをしては照れて立てなくなる。退場は先生にぶらさがり周囲は笑っている。勿論私も笑ってしまった。だけど、違う子達が自分でやっているのを見ているうちに違いがはっきりしていく。
かけっこは最初から最後まで1人で走りきる。
種目が終わる度に私の涙腺は破壊寸前。
しっぽとり、これは攻撃には回らない。
とられないようにひたすら守る。逃げる。
そして、パラバルーンからのダンス。
これには驚いた。なんとかなりルンルンだった。楽しそうだった。途中演技と違うことをして、勝手に中に入って行ったりもしたが、きちんとやっていた。最後皆んなで中に入る時、息子は1人外にいて中に入らず、リズムをとり拳をつきあげ音楽に合わせダンスをしている。これまた周囲が笑う。
あれ?あの子入らないの?という声も聞こえる。
でも、私は1人感動していた。そのままダンスに曲が変わった。練習も参加せず、私にもダンスはしないからっと宣言していた息子がついに踊った‼️
涙腺はすでに破壊している。途中で泣いてる子がいて、その子に声をかけにいった。ヨシヨシをしにいったのだ。優しい一面も見られた。先生に言われ再び踊り始める。いつも参加してないと聞いていたが、ちゃんと見てたのだった。
退場は、やっぱり出来なかった。先生に手を引かれ照れながら退場していった。
全てのプログラムが終わる頃。私はホッとしていた。そして、感動していた。
と、同時に夫は違うことに気づいていた。