団子売りの娘 | 他生の縁なのです。
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深夜、仕事を終えて休憩室に行くと、25歳くらいの女子が椅子でうたた寝していた。
いや、これは熟睡だな。

可愛い。

深夜でも開いている企業の事務所や事業所に、団子やカステラを売り歩いている娘だ。

昼間の店頭販売だけでは厳しいらしい。かといって、会社一軒ごとの売り上げなんて知れているだろう。
と思ったら大間違い。

疲れた体に甘いものは、おじさんたちにもけっこう売れる。バラ売りだから、少し高めでもいいのだ。

同じように、手作り焼プリンを売りにくるお姉さんもいる。娘というほど若くはないけどオバサンというほどの歳でもないから、お姉さんにしておく。

一個300円。
美味しい。

団子の娘もプリンのお姉さんもアルバイトではない。自営業のオーナーだ。

ネット販売は、ただHPを立ち上げればいいというものじゃないし、広告を貼付ければ、それなりの金がかかる。
商品が売れるきっかけも様々で難しい。

昼間は店頭販売。その後、夜明け前まで会社回り。

疲れて寝てしまっても仕方ない。

投げ出した足を踏まないように、皆が気を使っているのが面白い。
何と言っても寝顔が可愛い。

あー、、写真撮っておけばよかったぁ!

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