角砂糖ひとつ つまんで落とす
くるくる混ぜれば 褐色に溶けた


貴方につりあおうと必死になって
角砂糖ひとつ ミルクはなしで
大人の女を演じてみたけれど
私には苦すぎて


ため息と比例する 角砂糖をまたひとつ
いくら入れても 甘くならなくて
舌でしびれる 喉の奥の苦味


なかったことにしてしまえれば 楽なのに
微かな甘味は 褐色に隠れて見えないから
元に戻すには 遅すぎて


角砂糖たっぷり 切ない涙も一つ
どうしても飲み干せなくて


まだ貴方とはつりあわない
散った淡い花びらも くるくるとカップの底に埋もれた
毎日ちょびっとずつ回覧者の方がいて、嬉しいです☆
思いついたときに詩をupしてるだけなので申し訳ない;
もうちょっと詩が溜ったらちゃんと交流も始めます。


でわ(・ω・)ノ
はらり はらりと雪は落ちて
今年もまた 静かにこの季節が始まる

冬は嫌いだと君は言う
『寒いだけで 何もいいことはないもの』
真っ赤に冷えた手に息を吹きかける
頬もまた 寒そうに赤く色付いて


寒いのなら そうだね
暖めればいい


僕の右手にはめた 手袋のもう片方を
冷たくなった君の左手にはめる
その小さな手には 少し大きいのだけれど


二人の間の左手と右手は
そっと握ったなら ほら
手袋よりもじんわり暖かい


照れたように君が笑う
『寒いのも 少しはいいかもね』


冬も好きだと 幸せそうに微笑む
そんな君を見てるだけで
冬だって こんなにも暖かい