角砂糖ひとつ つまんで落とす
くるくる混ぜれば 褐色に溶けた
貴方につりあおうと必死になって
角砂糖ひとつ ミルクはなしで
大人の女を演じてみたけれど
私には苦すぎて
ため息と比例する 角砂糖をまたひとつ
いくら入れても 甘くならなくて
舌でしびれる 喉の奥の苦味
なかったことにしてしまえれば 楽なのに
微かな甘味は 褐色に隠れて見えないから
元に戻すには 遅すぎて
角砂糖たっぷり 切ない涙も一つ
どうしても飲み干せなくて
まだ貴方とはつりあわない
散った淡い花びらも くるくるとカップの底に埋もれた
くるくる混ぜれば 褐色に溶けた
貴方につりあおうと必死になって
角砂糖ひとつ ミルクはなしで
大人の女を演じてみたけれど
私には苦すぎて
ため息と比例する 角砂糖をまたひとつ
いくら入れても 甘くならなくて
舌でしびれる 喉の奥の苦味
なかったことにしてしまえれば 楽なのに
微かな甘味は 褐色に隠れて見えないから
元に戻すには 遅すぎて
角砂糖たっぷり 切ない涙も一つ
どうしても飲み干せなくて
まだ貴方とはつりあわない
散った淡い花びらも くるくるとカップの底に埋もれた