下の子が水ぼうそう治癒!

まだ見た目はいまいちだが、外出もOKとなり二人してヤッターヤッターヤッターマン。

加えて金曜日の解放感に、

ついつい「古典落語」を読みつつフィギュアスケートを観ていたら

(どんな取り合わせじゃ)

同じく解放感にあふれた子供たちによって

どひゃー、部屋が混沌のるつぼに・・・。


そういや今日、買ったものの積ん読だった本も読んだのだった。

「夜は短し、歩けよ乙女」森見登美彦。


なんつーか・・・よくも悪くもプリティだなあ。

擬似レトロ風?な凝った語り口は個人的好みにもあって好きだし

おはなしもよく出来ていて一気に読め、十分楽しかったのだが。

おそらく巻末(文庫版)の羽海野チカ原画のアニメで見たら

(あるいはジブリ?じゃまるで「千と千尋」みたいか?)

非常にワクワクしそうな優良コンテンツではある。

舞台も面白いのかも、見てみたかったかな。


が、しかし自分が活字に求めるものには何かもうひとつ足りぬ。

妄想派を装いつつ、真の痛さは回避、キャラの狙いっぷりや構成の見事さには、

むしろ作者の若いのに狡猾というか老獪というか

そういう計算や智謀が窺えてしまって(恐ろしい子!)

楽しいけれど没頭はしきれない、なんて思うのは自分が年寄っているせいか。

「乙女」は、北村想の円紫さんシリーズの「私」に少し似ているような気もして

まあ純情男子の好む天然女学生っぽいキャラクターなのだけど

「私」のほうがずっと魅かれるなあ。

あまりに昔に読んだのでおぼろげな記憶だけど

「私」のほうが、人間の(含む自分の)痛さ、悪意や暗さに目を向けているからかなあ。

え、ファンタジーとミステリは違いますって。失敬。


と思ったら作者農学部出身だって。理系じゃん。なんかちと納得。

(ひとを文系理系で分けるのは、血液型占いくらい大雑把な分類と知りつつ

ついついやってしまう私は小1から生粋の文系)


とはいえ斑犬が文を書いたら若干こういう風味(のダメダメバージョン)になりそうな気がしないでもない・・・。