すっかり元気になった子供たち。一安心の新年である。


ところで、なかよし(家族でも友達でも恋人同士でも)の醍醐味のひとつといえば

その仲間うちだけに通用する言い回しとか符丁のようなものができることではないか。

それが一時的な流行語で終わるとしても。


当家では、言葉は早いものの口が回りきらぬ弟が

「ごちそうさまでした」をなぜか

「まちゃまちゃでした」

と言うのを面白がって、

いつも食後にそれを唱和していたのだ。

日常会話的にも、「もうまちゃまちゃ?まちゃまちゃでいいのね?」などと

普通に使用してしまっていた。


で、帰省した際にも、ごく自然にまちゃまちゃを使っていたら

義姉が「・・・それは、何語?」。

そうであった。いかんいかん。

薩摩藩では、会話の内容を知られぬために

わざと薩摩弁を使っていたとかいう話を聞いた気がするが

(気のせいかも。少なくとも篤姫ワールドではそんな気配はなかった)

この開かれた世に通用する

正しい言語を習得させることも守り役の務めであった。

とはいえ、幼子の言い間違えって可愛いのだよなあ・・・。

(帰省したときおみくじを引いた兄の

「ぼく中チキ!中チキなんだ!」ってのも忘れられん・・・)


で、最近、兄弟の間でもなかよし符丁が作られ始めておるようで、

やたらと言うのが

「ドベ。」

ビリという意味ではなく(たぶんそれは知らない)、

デザートは無し、などと言われて普通「ガクッ」というべきところで

「ドベ。」と、こけるのである。そして大笑い。

これはまったく二人の間で創案された言い方のようである。

そのおとぼけぶりには、聞いたこっちのほうもドベ。である。


それなりに会話しながら電車ごっこなんぞをしている二人をみるにつけ

これからも、二人なりの言葉が生まれてくるのか

まあそれくらい仲良しであってくれよと、密かに願う守り役であった。