先日のこのtweetが若干バズってインプレッションが12万を超えてます。本当に何が興味を引くのかわかりません。

それに合わせて昨日のこのブログのアクセス数も多め↓

こういうのが好きな人が多いようなので、今回は皇太子の御剣。

壺切御剣↓

↑この刀に関してもこのサイトに詳しく書かれていますが、長いのでまとめみます。

893年に後の醍醐天皇が皇太子となった時から皇嗣に壺切剣が与えられるようになった。名前の由来は不明。

1059年の正月の火災でこの刀は失われ、代わりに新たな剣が献上されて壺切剣とされた。現在に伝わっているのはこの刀。この刀も同年末に火災で焼けてしまったが再刃された。現代では焼け身の再刃刀は美術価値・金銭価値が著しく低下して価格は1割程度になるとも聞きます。

焼け身の再刃というのは、つまりは焼き入れのやり直しなので元の作者の作風は完全になくなってしまうのです。

どのような刀身なのか？　以下の二説があるという↓

①刃長二尺五分（62.1cm）無反りの切刃造りで，切っ先は小烏丸と似ていて両刃造り

②二尺二寸五分（68.2cm）、普通の鎬造りの太刀であり，銘は備前の信房，又は，延房との事である。地鉄は精美であるが，刃文は刀身が火に罹っているので，直刃の様だがはっきりとしない。中心は反があり，目釘穴は不規則な形で大きい穴が二個

令和の式典の写真を見る限り現在の壺切剣は②のように思われます。

②の銘は備前の信房または延房とされているとのこと。ただし焼け身の再刃なので仮に実物を見る事ができても鑑定はできないとも書かれています。

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皇嗣になると壺切剣とは別に普段の皇太子の守り刀たる御剣も承継されます。

豊後国行平の御剣

天皇御剣の豊後国行平とは別物

天皇が国璽の神剣（草薙剣）とは別にプライベートな守り刀：御剣（昼御座御剣ひのおましのごけん）を所持しているのと同様であると思われます。

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