※この記事は精巣腫瘍(2012年10月診断 )、タイプは成熟奇形腫、後腹膜リンパ節転移あり。高位精巣摘除術(右精巣を摘除)、BEP療法2クール、TIP療法4クール(2012年10月~2013年3月)、後腹膜リンパ節郭清術(2013年5月)実施後の経過観察の記録です。

 

更新遅くなりましたが2018年2月の検査結果も無事でした!

 

今回から遂に6か月に1回の検査で済むようになりました。以前はあれほど心配して検査の間隔を短くしてほしいと考えていたことを考えると感慨深いものがあります。

 

今回もαフェトプロテイン3、LD184、HCG-β<0.10、HCG<1.0、CTも特に変化なく再発の兆候は全くないということでした。

 

これで告知・治療開始から5年半経過したことになります。

いやー感慨深いものがあります。

 

次回は半年後の8月。

 

話題は変わりますが、

12月のグーグルのアップデートによってこのブログの検索ランキングも大幅に下がってしまいました。

 

私としては「医療情報」ではなく「がん患者の生活情報」を発信していたつもりです。

 

このブログでも、治療に関しては決して怪しいサイトや本などではなく、自分の一番身近にいる主治医や医療チームと相談してほしいと呼びかけてきましたし、このブログで書いたことも「私個人の経験」であり、誰にでも当てはまるものではないことも述べてきました。

 

がん患者が100人いれば症状や感じることも100人とも違うわけです。一言に精巣腫瘍と言ってもその中でも症状や感じることは全く違うわけです。

 

ではなぜ私が患者として経験してきたことを書いてきたのか。それは「私の経験が少しでも役に立てばいいな」という思いからに他なりません。私が闘病していた時には私と同じステージIIIの奇形腫で闘病を経験してきた方の経験談をほとんど手に入れることはできませんでした。

 

医療情報は比較的簡単に手に入ります。大きな病院のサイトやガイドラインがある病気であればガイドラインを見ればどのような症例に対してどのような治療が適切なのかは大体わかるわけです。そのような情報を見つけることはそれほど難しくありません。

 

しかし、「その治療をやってきてどうだったのか、何がどんな風に大変でその時何を感じどう対処してきたのか」という患者の生の体験を見つけるのが難しかったのです。

 

本当に苦しい時に欲しい情報はそういうものだったりします。「あんなに状態が悪い人でも乗り越えられたんだ」と思えると元気が出てくると思うのです。

 

奇形腫・ステージIIIという珍しさもあって更に経験者の情報を求めるのは難しいものでした。

 

そこで、もし今後私と似たような状況になる人の何らかの役に立てればという思いでこのブログを始めました。ステージIIIから元気に回復できることがあるよということを証明したかったということもあるかもしれません。

 

実際に役に立っているのかどうかは読んでくれる方が判定することなので私にはわかりません。

 

ですので、Googleが対策したいインチキ医療情報とは違うものであるとは思うのですが、Googleとしては判別が難しいところなのでしょうね。

 

welqのようなテキトー医療記事対策が必要なのはわかりますが、Googleがどこまで統制を強めるかというのは難しい問題ですね。

 

以下のリンクのコメント欄でおっしゃっている方もいらっしゃいましたが、医療機関や製薬会社の記事だけを上げたいのであれば、タブ分けするかチェックボックスで切り分ければいいだけではないでしょうか。その方がユーザーが情報を取捨選択できる機会があり親切ではないかと思うのですが。。

Google ウェブマスター向け公式ブログ:医療や健康に関連する検索結果の改善について

 

私自身のブログの書き方に落ち度があるのであればそれは改めるべきですが、現状よくわかりません。

 

まあそれにしてもGoogleの検索精度はかなり下がったと言わざるをえないんじゃないでしょうかねぇ。